前回は、近距離で撮影した結果をもとにLX1の画角について検証したが、今回は遠景で検証してみる。 前回のレポートには反省すべき点が2つあった。それは、「撮影距離が近距離であった」ことと、「画角の基点があいまいだった」こと。 前者については、比較に使用した*ist DLとLX1のCCDサイズの差を考慮しなかったことに問題があったようだ。近距離における画角変化は、フォーマットが大きいほど影響を受けやすい。これは焦点距離に対する撮影距離の比の変化が大きいからだ。コンパクトカメラはレンズの焦点距離が短いので、前回のような撮影距離でも画角はそれほど変化しないが、一眼レフのレンズは焦点距離が長いので、近距離だと画角の変化が目立ってしまう。つまり前回の検証方法では、一眼レフのほうが画角が狭くなっていた可能性が高い。 後者についてだが、今回のレポートを執筆するにあたり、まず画角について改めて調べてみた。写真