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気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 連載の初っぱなに、こんなことを言うのはためらわれるが、私はいわゆる「勉強法」が嫌いである。 学生時代に先生から薦められる「勉強法」の本を何冊か読んだこともあったが、本来、グータラな私は、「革新的なノートの取り方」や「知識の整理に役立つカードの作り方」を教えてもらっても間違いなく三日坊主に終わってしまう。 そもそも、立派なノートを作れるくらい勤勉な人なら、どんな方法でやろうとも、立派な勉強ができるはずである。逆に、私のように勤勉じゃない人は、「勉強法」を勉強する時間があったら、その分、普通に勉強した方がよっぽど役に立つ。大学入試や司法試験の時もそうだったし、仕事に必要な勉強をしている時もそう思った。どんな勉強であろうとも、私にとっては、臨機応変
世界的に高い評価を得ているデザイナーの吉岡徳仁さんにお話を伺って、アイデアを生み出す方法論に興味を持った。1つのデザインを形にする時に、10個思いついた中から1つを選ぶといった方法ではなく、1つのアイデアを「生き物」のようにとらえ、それを育てていくという考え方をされている。 生き物にはそれぞれに固有のロジックがあり、固有の系統樹があり、固有の発達のパターンがある。それに逆らわずに、むしろ自分を消して、そのプロセスを助ける、救うというスタンスだ。この方がきっと良いデザインができる。 吉岡さんは、自分の方法論をあまり意識していないと言う。「無意識過剰」という言葉が昔あったが、無意識の中でいろんなことをやられている方だ。出来上がったデザインを、さらにブラッシュアップするために、対象にずっと向き合うのではなく、傍らに置いて、ほかの仕事をしながら、時々チェックをする。 「意識」で見るのではなくて、「
この記事は、テキストと動画の組み合わせで多角的にお届けします。動画は、JFEスチールのキーパーソンへのインタビューや製鉄所の様子を収録した約8分間の「スペシャル番組」です。テキスト記事と併せて、ぜひ動画をご覧ください。 ※動画再生をクリックしてもご覧になれない方、またはOSがMACの方はこちらから (システム条件がWindows XP Service Pack 2 or Vista以降で、Quicktime7.2が必要です。MACの方は、Mac OS X v10.3.9とv10.4.9以降。必要に応じてインストールをお願いします。 Quicktime:windows/Mac) また、Windows VistaのInternet Explorer7でご覧になれない方は「スタート」⇒「コントロールパネル」⇒「プログラム」⇒「規定のプログラム」⇒「プログラムのアクセスとコンピュータの規定の設定」
今回、お話を伺った装丁家・鈴木成一さんの、「ブックデザインには正解があるはずだ」という信念に感銘を受けた。本来、「価値」といういうものは相対的なものだと思う。ある本の装丁にしても、人によって評価は違うし、好き嫌いの違いもある。Aさんにとって良い本の装丁が、必ずしもBさんにとって良いとは限らない。 しかし、作る側がそういう相対的な価値観で作っていてはいけない。何か正解があるはずだ、何か絶対的な基準があるはずだ、究極のターゲットがあるはずだと信じてやるということが、結果としてクオリティの高い仕事につながる。 ものを作る人にとって、座右の銘とすべき、大きなことだったと思う。 得られるお金と仕事の質は比例しないということが分かっていながらも、仕事の質を最高のものにしようとする人がプロフェッショナルなのだろう。そうせざるを得ない衝動のようなものが、人間の中にある。適当に済ませるのがイヤだという気持ち
雑貨から家具、家電、衣料品など様々な商品を販売する無印良品を展開。日々の生活を支える「裏方製品」にデザインを持ち込んだ。3月から高価な商品をアイテムに加え、メリハリある生活を提案している。 坂井: 最近、湾岸地域の新築マンションに引っ越したのですが、毎日のように数多くの世帯に無印良品の商品が届けられています。その光景を見て、日本中の世帯には、収納なり文房具なり、なにがしかの無印の商品があるのではないかと感じています。 金井: 無印良品はアイテム数だけで7000以上ありますから、確かに何かはあるかもしれません。ただ、都市型のブランドなので、地方ではまだまだという気がします。 坂井: アイテム数は7000を超えますか。住宅まで販売していますからね。 金井: 元々は生活雑貨から始まり、それを収めるための箱や棚などに広がっていきました。住宅を販売するようになったのもその延長線上です。住宅をスケルト
何からどういう順番で書けば、うまく相手に伝えることができるのか――。 報告書でもメールでも、いざ文章を書こうとすると、必ず「構成」の問題に突き当たる。悩んでいるうちに、どんどん時間が過ぎ、文書1枚に1日がかり…などということはないだろうか。 何も難しく考える必要はない。文書コンサルタントの小川悟さんによれば、ビジネス文書の構成の基本形は「結・承・転・提」。結論を最初に書き、提案で締めることを意識して書けばいい。悩んだ時には、迷わずこの構成を採用しよう。大概の文書はすっきりまとめられるはずだ。 「文章は“起承転結”と言われますが、ビジネス文書は違います。ビジネスのコミュニケーションは、まず結論ありき。続いて、提案や対案が求められることが多いでしょう?文章もその形式が好ましいのです」 メールなどの短めの文章なら、結承転提の各パートをそれぞれ1段落でまとめ、全体を4段落で書き上げるのがベストだ。
「家計」と聞いて「明るい」「楽しい」「バラ色」といったイメージを描く方は少ないのではないでしょうか。どちらかと言えば、「つい使いすぎて毎月赤字で…」とか「お金のことは苦手」といった後ろめたさを伴うマイナスイメージの言葉ととらえる方が多いようです。 でも、自分が欲しいと思っていたものを買う時や、やりたいことのためにお金を使う時はとっても楽しいですよね。そう!お金は貯めるためにあるのではなく、使うためにこそあるのです。 使いたい時にお金が使えるように、お金の必要な時にお金の心配をしなくていいように、節約やヤリクリではない「戦略的な家計運営術」を身につけ、大事な自分自身の人生を賢くプロデュースしましょう。 本論に入る前に、新聞などの広告やテレビCMでおなじみの民間医療保険に関する「誤解」についてシリーズでお届けします。 長期間払い込んでも支払い対象外で泣き寝入り 保険に加入している方はたくさんい
高速通信の波とともに姿を消した無料インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)が、今度は無線の世界で復権を果たそうとしている。 ユーザーを巻き込みながら「いつでもどこでもタダでネット接続」という世界の実現を目指すのは2005年11月に設立された英フォン・ワイヤレス。 ノートパソコンや携帯型ゲーム機など、普及が進む無線LAN(構内情報通信網)対応機器とネット接続できる公衆無線LANサービス「FON(フォン)」を展開する。 自宅のネット回線をほかのFONユーザーに開放すれば利用料金は無料。ネット接続の“相乗り組合”とも言える新手のサービスが本格上陸した。 「敵か味方か」、困惑のISP 単独の公衆無線LANサービスとしては世界最大に成長したFON。サービス開始からわずか1年で、世界150カ国に約13万カ所のアクセスポイント(接続拠点)が立ち上がり、34万人が利用している。収益源は、接続拠点と
ぐずり泣く赤ちゃんを笑顔に変える音やメロディーを奏でる小さなぬいぐるみ。数年の開発期間を経てタカラトミーが2006年7月13日に発売した「赤ちゃんけろっとスイッチ」が、けた外れの大ヒット商品となっている。合併前のトミー時代から約10年間にわたりベビー玩具事業を手がけてきたが、従来なら10万個で大ヒット。今回は2007年3月末までに25万個を販売した。 大ヒットの要因は、トミーの年次調査で母親の不満トップ2に毎年入り続けている「ぐずり泣き」に対処した初めての商品であり、徹底的に母親の身になって商品魅力の伝え方を考えて実践したことにある。テレビコマーシャルや雑誌広告は打たずに、口コミを起こす施策を次々と実行してきたのだ。口コミでじわりと火がついた商品は、けた外れの大ヒットやロングランになりやすい。 同商品のマーケティングを担当した川添陽子ベビーマーケティングチーム主任は、入社以来6年間ベビー玩
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空欄を埋める作業から知識の組み替えが起こる 仕事術に関する多様なアイデアを紹介した書籍『IDEA HACKS!』(東洋経済新報社)を執筆した、エイベックス・エンタテインメントの原尻淳一さんと、松竹の小山龍介さん。知的生産のノウハウに詳しい2人に、アイデアを広げる図解法を紹介してもらった。 手軽に活用できる道具として紹介してくれたのが、上に掲載したようなシンプルな構造の図解に、意図的に穴を開ける「穴埋め図解」だ。 「空欄の力は強い。空欄を埋めようとする作業が、従来の知識や常識を新しく組み替えていく機会になる」(原尻さん) 上に掲載したいくつかのパターンはもともと編集工学研究所所長の松岡正剛さんが、普遍的な思考パターンとして抽出した「編集思考素」という考え方だ。2人は、松岡さんが主宰するISIS編集学校の師範代も務めている。 2つのものが合体して、新しいものが生まれるというパターンに「一種合成
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三菱自動車工業の「i(アイ)」は、その商品企画からスタイリング、メカニズム、さらには「走り」の味つけまで、実に見どころの多い軽自動車である。2003年の東京モーターショーに参考出品された「アイ」と「セロ(SE・RO)」は共通のプラットホームを使っていた。当然、三菱としても、「アイ」で開発した新規プラットホームの展開も含め、商品バリエーションの充実を考えている。その方向を探ってみる。 自動車は「走らせて」ナンボだ。置物ではない。ところが、最近は「走らない」クルマが目につく。私が言う「走り」は、「加速が鋭い」とか「ハンドルを切るとシャープに曲がる」という話ではない。もっと基本的なことだ。人間が操り、人間を乗せて走ること。サーキットではなく一般道を、交通の流れに乗って走ることだ。渋滞路での、歩く速度ほどの状態から、高速道路での時速100キロメートルまでを、それぞれの速度域に求められる条件を満たし
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糸井重里(=糸井) 最近頂いたメールの中にね、凄いと思った「名メール」があったんですよ。 NB Online(=NBO) はい。 糸井 そのメールにね「私は器用貧乏ではなく、先読み貧乏です」って書いてあったの。先読み貧乏ぉ?(笑)。この造語、凄いって感心したんです。 そもそも、器用貧乏というのは素晴らしい才能の持ち主で、いろんなことができてしまう人のことですよね。何でもできるので、かえって1つのことには集中できなくなってしまう。どんなこともエンジンブレーキをかけた状態で仕事をしてしまうので、結局、うまくいかない。むしろ、不器用な人の方が頑固一徹で取り組むからうまくいく。そんな話ってよくありますよね。 じゃあ、この「先読み貧乏」さんって何だろうと・・・。たぶん大学院生のモラトリアムに気分は近いと思うんですけど、ある物事が起きると、どんどん先を考えてしまって、結局、動けなくなっちゃう人なんです
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