JNSA のPKIセミナーに参加して(2)、電子政府でも「ID」の意味を確認しようの続きです。 ちょっと間が空いてしまいましたが、最終回として「電子署名」について再考してみたいと思います。 ●「電子署名の夢」が捨てられないPKI関係者 「認証は他の手段が色々とあるけど、電子署名(否認防止)はPKIにしかない」といった理由で、電子署名に可能性を見出そうとするPKI関係者は多いのでないかと思います。 作者の場合、かなり早い段階で「電子署名」に見切りをつけてしまいました。 と言うのは、電子メールや電子申請等で電子署名を使ってみた結果、紙の契約書や申請書等で使われる「署名(記名押印)」と「電子署名」は全く別物だと感じたからです。 その結果、「電子署名」が「署名」に近づこうとすればするほど、その利用価値は高まるどころか、面倒で高価であまり役に立たないものになっていくと思ったのです。 実際、電子申請や
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