【ソウル共同】韓国国防省は25日、韓国と北朝鮮の軍事当局と在韓国連軍司令部の3者が進めていた板門店の共同警備区域(JSA)の非武装化作業が終了したと発表した。JSA内から全ての銃器や弾薬を撤収した。JSAの非武装化は北朝鮮兵士が米軍将校2人を殺害した事件が起きた1976年以来42年ぶり。 軍事境界線を挟んで南北が対峙してきたJSAは分断の象徴とされ、昨年11月には韓国に亡命した北朝鮮の軍人が追っ手の北朝鮮兵士から銃撃される事件も起きていた。 3者は26、27日に撤去状況を確認する。今後は、双方の軍人約35人ずつが非武装で警備する予定。