広島の被爆者・中沢啓治さんの漫画「はだしのゲン」。中国語版翻訳者の坂東弘美さんは、広島の惨劇とともに戦争責任を鋭く問う作品に、自らの人生を重ね合わせてきた。 今年は「はだしのゲン」の連載開始から50年。それは広島市教委が小学生の平和教材から「はだしのゲン」を削除した年ともなった。一方「はだしのゲン」は24言語で翻訳され、世界で読み継がれている。中国語翻訳を手がけた坂東弘美さんは、日中戦争に出征した自分の父親が中国大陸で行ってきたことを知って衝撃を受け、葛藤を繰り返しながら「はだしのゲン」のメッセージを中国の人たちに伝えようとしてきた。その思いを伺う。
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