12月28日、香港特別行政区の曽蔭権行政長官は、中国政府が香港への人民元による直接投資を許可する可能性があると発言。写真は香港のビクトリアハーバーで行われた第5回東アジア競技大会の開会式。5日撮影(2009年 ロイター/Bobby Yip) [香港 28日 ロイター] 香港特別行政区の曽蔭権(ドナルド・ツァン)行政長官は28日、中国政府が香港への人民元による直接投資を許可する可能性があると述べた。 香港は人民元建て債券などの取引の中心地であり、また貿易決済の試験導入地としての役割が増大していることから、将来的に人民元による直接投資の試験導入地となる可能性があるという。 長官は「(中国政府は)引き続き国境を越えた貿易の決済センターとしての香港の役割を拡大し、人民元での貿易金融、プロジェクトファイナンスの発展を模索し、香港への直接投資で人民元を使用していく」と述べた。 長官はこの発言に先立ち、