鳩山由紀夫首相は16日、政権発足半年を受け記者団に「コンダクター(指揮者)ではありながら、自分でもしっかりとした音色が出るような、そういうプレーヤーも目指していきたい」と述べ、自ら指導力を発揮していく意気込みを明らかにした。 首相は昨年10月、「私はコンダクター的な役割。みんなが一番いい音色を出せるよう努力する」と話していた。だが、昨年末の予算編成の混乱や普天間飛行場移設問題の結論先送りで、指導力の欠如が指摘されている。 首相は「『きれいな音色が出てないじゃないか』とか、『コンダクター自身がどこにいるのか見えない』と(批判がある)」と反省。そのうえで「必要な時に自分の意思というものをもっと前面に出すことが、国民の皆さんから求められている」と語った。 一方、記者会見で半年間の自己採点を求められた仙谷由人国家戦略担当相は「75点ぐらい」。小沢鋭仁環境相は「付けづらい」と言いながらも「12