序破急と渡り鳥 いとうせいこう: 能の稽古で使う謡本(うたいぼん)には、セリフとなる言葉の横に音の高低を示す様々な記号が書かれています。稽古の際、安田さんは記号の意味をロジカルに説明してくれますが、例えば、「ここは声が中なので、少し中間領域に入ります。とは言いながらも、流れによっては上の方に行きます。あるいは、下の時もあります」と言うことがある。記号がまったく意味をなしていない(笑)。 稽古でも、全員が「はい」と答えた後、声を出し始めると、それぞれ音の高低がバラバラになることもあります。あれほど法則性がないのは、なぜなのでしょう? 能の謡は集団で行いますが、舞台のたびに変化するのですか? 安田登: 法則性の強い流儀もありますが、私のいる下掛宝生流は、演奏に合わせるよりも、謡い手の感性を活かした節回しを大切にします。そのため、あまり法則性がないのです。言うなれば、謡い手の気分、あるいは、場に
“外交の麻生(笑)”*1の件。 「麻生氏「サラ金に取り込まれちゃう」 AIIB巡り発言(11/29(水) 14:05配信 朝日新聞デジタル)」 AIIBに関して日本は完全に出遅れているわけですが、この麻生財務相発言がただの強がりなのか、本気でそう思ってるのか、いずれにしても救いがたい低能っぷりに変わりはありませんけどね。 中でもひどい部分はこれです。 麻生氏はさらに、「サラ金は、わかりやすく申し上げただけだが、いくつも既にそういう例が出てて、お金返せなくなった代わり99年間借地なんていう話が起きている」とも答弁。 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171129-00000058-asahi-pol これ以前も書いたんですけどね。 「99年間」に過剰な意味を見出すのはどうかと思う。 日本もインドの日本企業専用工業団地やカンボジアの経済特区、スリランカで
FBでこの件をぼやいたら、NHKの独自取材かと思ったと知人に言われた…。哀しいわ。そこはやっぱり、独りで奮闘してきた側としては。 関係者が協力的だった部分、そうではなかった部分はあった。 ところが、いちど表にでると、私がいきついて説得した人まで、NHKや新聞にはほいほい、紹介するんだなあ。わざわざ、「ハルエさん(当事者)からの紹介です」って、大手メディア側に言わせて。ぜんぶ、私がたどった道を、いろいろとプラスして紹介しまくったのではないか。 それにしても、ひとりの大事なおばあさんが1秒も出てこなかった。何度も、NHK側の取材を受けて、カメラに収められたのに。 一瞬、仮名と顔出しNGだからかな?って思ったけど、仮名・顔から下だけのおばあさんもひとり出ていた。「テレビの前で初めて語りました」と、わざわざナレーションつけて(私の記事に登場した人)。 なぜだろう? ここも含めて、考えるポイントは多
Eテレを見てるけど…かんぜんに1年前の私の記事をベースにした焼き直し番組。 案の定、私の存在は黙殺。 「いま語りだしました」 「今回初めて」 などといったナレーションが流れるたびに、さすがにいらっとした。 岐阜NHKねえ…… でも、深い取材は個人のほうができるよ。 だからこそ、そこで発見されたものを後追い取材するんだろうけど。(そりゃあ、組織による2回目のほうがリソースも資金もかけられるし、取材もしやすくなっている。) NHKの取材した人の名前などは知っている。 何度も何度も「今回初めて」などと強調して、必死にナレーションをつけていた(苦笑)。 恥ずかしい……(クリエーターとしての矜持はないのだろうか)。そんなの普通、書かない。 企画をゼロから練ってみてほしい、と言いたい。 追記:番組の後半は、なんだか違うものになっていた。NHKならでは、なのか、NHKの限界なのか。あまりとんがったものは
「慰安婦像を少女像と呼ぶのを止めた朝日新聞(11/26(日) 23:32配信 、Japan In-depth、古森義久)」の件。 あれっ! 少女像ではなくて、慰安婦像なのか。奇妙な驚きを感じた。 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171126-00010000-jindepth-int と初っ端から飛ばす古森氏ですが、そもそも朝日新聞は以前からサンフランシスコ市の慰安婦像に対しては「少女像」呼称を使ってませんよね。 例えば、こんな感じで。 米の慰安婦像設置場所、市有地に 大阪、姉妹都市解消か 半田尚子 2017年10月25日15時32分 旧日本軍の慰安婦像が建てられた米サンフランシスコ市の民有地が、同市に譲渡されたことが朝日新聞の調べでわかった。姉妹都市提携を結ぶ大阪市の吉村洋文市長は「像をパブリックスペース(公共の場所)に置くなら関係は解
2017年2月1日 朝日新聞 中国企業、外国土地を次々「借り上げ」 治外法権要請も(コロンボ=武石英史郎、2017年2月1日05時09分) 朝日記事は中国企業がスリランカの土地を99年間契約で借り上げたことを帝国主義時代の租借地と例えているが、同様の契約を日本を含む先進国の企業が多くの国で交わしている事実に触れていないのは、中国のみが特殊な活動を行っているかのような誤った印象を読者に与えかねず、不適切である。 また、「スリランカ国内とは異なる税制、法体系が適用され、裁判所も別の、いわば中国の香港のようになるかもしれない」という中国企業担当者の発言を「治外法権を求める構え」と表現する点も次の点で不適切である。 ・異なる税制や法体系が適用される地区としては、経済特区という制度がある ・現在の香港は中国本土とは別の裁判所を持っているが、現在それを治外法権と表現したりはしない 経済特区という制度そ
January 2021 (1) January 2020 (4) May 2019 (1) April 2019 (4) January 2019 (6) December 2018 (5) April 2018 (1) January 2018 (2) August 2017 (1) June 2017 (5) May 2017 (2) January 2017 (26) December 2016 (1) October 2016 (13) September 2016 (3) August 2016 (31) July 2016 (31) June 2016 (30) May 2016 (31) April 2016 (30) March 2016 (31) February 2016 (29) January 2016 (31) December 2015 (31) Novemb
少子高齢化に伴う人口減少時代を向かえ、都市一極集中や空き家問題など不動産事業を取り巻く環境が厳しさを増しています。しかし、そんな中でも新築の賃貸アパート・マンションがあちこちで建築されており、「そんなに建てて大丈夫なの?」と他人事ながら心配になるほどです。 賃貸物件に空室が目立つ現状において、なぜ次々と新築アパートが建築され続けるのでしょう? アパートを建築するのは地主(土地所有者)です。その地主が、現状で何の問題も無ければ、この時代にアパートを建てようとは思わないでしょう。それでも建てようと言うのには何か問題があるからで、これは例えば、相続などの資産防衛対策であったり、農地が宅地化されたことに伴う固定資産税対策だったりします。 では、それらの問題を解決するためにとアパート建築を考えても、前述のような空室の不安が付きまといます。でも、もし空室の不安が解消されるのであれば、地主はかなりの割合
📖 「伝統」や「由来」の中には、最近突然発生しただけで、次世代には伝わらないメチャクチャ短命なものがけっこうある。 そして、それら儚くも短命な「(創られた)伝統」や「(こじつけた)由来」は、いままさに信じている「信者」には「昔からみんなが共有している」大事な伝承なのだと信じ込まれ、人生をかけたプライドの核にさえされてしまっていたりする。 そんな粗雑な現象が、よりによって、日本政府とのこじれた関係(として受け止められている)フクシマで顕に観察されてしまうという、もしかしたら避けようもない必然の結果の盲信という…この歴史的皮肉よな…。 「会津」にとっての「近代」とは「戊辰戦後」のことに他ならない。本書で主に論じようとしているのは、「戊辰戦争の会津」ではなく、「ポスト戊辰戦争の会津」をめぐる諸問題である。 明治初期の「白虎隊自刃図」の場合、内臓が飛び出し流血にまみれる隊士の姿が描かれている。だ
日本のエネルギー構造は、貧困問題という大きなひずみを社会にもたらしています。そのことは、エネルギー政策に取り組む人たち、貧困対策に取り組む人たちのいずれからも見逃されてきました。そのため、抜本的な対策が行われないまま、貧困を助長する構造になっています。同様に、住宅の供給構造も、エネルギーを媒介にして貧困問題を助長しています。これも、住宅政策に取り組む人たちから見逃されて決ました。これらの点に取り組まなければ、抜本的な貧困対策には決してなり得ません。 そこで、貧困対策とエネルギー・住宅政策の関係について、分析しました。人口減少で貧困対策の重要性が増しており、そうした観点からもエネルギー・住宅政策に取り組む必要性が増しています。驚くべきことに、この観点に初めて注目したのは、16世紀のドイツ人・フッガーだったのです。21世紀に生きるわたしたちは、16世紀のドイツ人が理解していたことを、改めて理解
時津風部屋の力士暴行事件で序ノ口力士だった長男を亡くした新潟市の斉藤正人さん(61)は、会見の様子を直視できなかった。「身内の論理が優先される相撲界の体質は何も変わっていないと思った。息子の死は何だったのかと思うと、とても見られなかった」 入門間もなかった俊(たかし)さん=しこ名・時太山(ときたいざん)=(当時17)は2007年6月、愛知県犬山市の宿舎でのけいこ後に急死した。当時の時津風親方や兄弟子がぶつかりげいこ名目で金属バットで殴るなどしたのが原因だった。 当初は病死として扱われていたが、傷だらけの遺体を目の当たりにした遺族が新潟大に解剖を依頼して暴行が明るみに出た。斉藤さんは「今回も表に出るまで時間がかかった。日馬富士の引退も、相撲協会が何かを決断したわけじゃない。10年経って改善するどころか、身内に甘い体質はそのままだ」と話す。 前親方の初公判直後に体調を崩し、杖なしでは歩けない。
以下ネットの反応。 これ、一面トップの見出しでいいと思う。 「私が調べて私が適切であるということを申し上げたことはない」 「これまでのお約束と異なる新しい判断」と双璧をなすちゃぶ台返し。まじめに生きてる大人は怒ったほうがいいですよ。 pic.twitter.com/yqUkgJlrWF — 中野晃一 Koichi Nakano (@knakano1970) 2017年11月29日 きょうの国会、いろいろひどい答弁があったけど、個人的には4枚目の答弁がイチオシかなぁ。 pic.twitter.com/1JQ1ON7zz9 — キャオ@大阪トホホ団亡者戯 (@tohohodan) 2017年11月28日 呆れた答弁。意味不明。 「私が調べて、私が、適切であるということを申し上げたことはない」 言い訳にもほどがある。 これが一国の総理大臣の言葉か、 あまりにも無責任。#予算委員会 pic.twi
森友学園の国有地8億円値引き問題で、新たな疑惑です。 8億円の値引きについて、国は「国有地で見つかった新たなゴミの撤去費だ」と説明しています。 しかし、関西テレビが独自に入手した新たな音声データから、国側と学園側が“新たなゴミ”が見つかったように口裏合わせともとれるやり取りをしていたことが明らかになりました。 【籠池泰典被告】「神風が吹いたかなと思ったということですから」 森友学園の小学校建設のために、大阪府豊中市の国有地がおよそ8億円も値引きされた問題。 籠池被告は、国会の場である出来事をきっかけに国有地の売却が一気に進んだと話しました。 その出来事とは、地中深くから“新たなゴミ”が出てきたとされていることです。 【記者レポート】 「国は8億円値引き根拠について、校舎の建つ地中深くにゴミが見つかったことが根拠だと言っていました。しかし、その説明を覆すかもしれない音声データが残されていまし
幕引きどころか、さらに疑惑は深まったと言える。学校法人「森友学園」への国有地売却問題だ。 きのうの衆院予算委員会では、土地売却が値引きされた根拠となった地中のごみについて、近畿財務局と森友学園側が口裏合わせをしていたと疑わせる音声データの存在も指摘された。これらに対する財務省の答弁は著しく説得力を欠いていた。 森友問題は、会計検査院が「値引きの根拠が不十分」と厳しく指摘したことで新たな局面を迎えている。 そんな中、政府がやっと認めたのが、売買契約前の昨年5月、近畿財務局が売却価格に関し、「ゼロに近い形まで努力する」などと学園に伝えたとされる音声データの存在だ。 このデータには価格の下限をめぐるやり取りも記録されている。共産党が指摘した「口裏合わせ」の音声データも財務省は存在を認めた。 これまで佐川宣寿・前財務省理財局長(現国税庁長官)は「財務局側から価格を提示したことはない」と国会で繰り返
北朝鮮からとみられる「木造船の漂着は、今年急に増えたわけではない」。海保によると、確認された漂流・漂着は年間45~66件と。そうだったのか。そこそこ起きていたことが急に注目を浴びて、特別なことが起きているように感じるパターン。かつ… https://t.co/WxlBKJfooP
きのう目に入って、読ませてもらった id:Vergil2010 さんの記事。興味深かったです。 vergil.hateblo.jp 読んでいて「おっと!?」と思うところがあって、そこを起点にするともう少し深掘りできそうだったので、ざっと調べてみました。考えてみた主なポイントは次になります。 どうして『子供の震災記』は国会図書館に2冊あるのか 「事実を改ざん」した「この国の権力」の正体とは、なんだったのか 以下、できるだけ簡潔に進めます。と思って書きましたが、謎が謎を呼んでけっきょく長くなりました。ご勘弁。最後に関連文献の紹介もしてあります。目次は以下 これ発禁本じゃん──国会図書館の蔵書検索結果の読み方 刊行の主体は東京高等師範学校附属小学校関係者 出版社からわかること 「検閲」はどのように行われていたのか 教員は何を考えたか 最後の謎 まとめ 参考文献 これ発禁本じゃん──国会図書館の蔵
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