近頃さまざまな日本の「嘘」伝統が喧伝されていますが、「親孝行」も日本の伝統ではない。だって「孝」に訓がないでしょ。日本にはそんな考えがなかったということです。『古事記』を読んでも親孝行の子は出てこない(つうか親不孝者ばっかり)。「孝」の字も一度も使われていない。
大阪府教育庁は29日、すべての府立高校を対象に生徒の髪の色などをめぐる指導についてアンケートした結果を公表した。定時制・通信制をのぞく全日制137校のうち8割が、地毛が黒くない生徒に対し、入学時に口頭や書類の提出などによって髪の色の申告を求めていた。 調査は、生まれつき茶色い髪を黒く染めるよう教諭らから指導され不登校になったとして府立高の女子生徒が府を相手に訴訟を起こしたことをふまえ、各校の指導実態を把握することを目的に行われた。今回の調査では、「生来の髪の色を変えるように学校が求めたことがあるか」との質問も盛り込まれたが、回答した学校はなかった。 8割の高校が行っていた地毛が黒くない生徒の髪色の確認については、口頭での申告が74校、書類などの提出を求めている学校は35校あった。35校のうち3校はもとの髪色がわかる写真の提出を求めていた。府教育庁はこの対応について「『生徒や保護者の納得感』
集英社新書から拙著『「イスラム国」はテロの元凶ではない グローバル・ジハードという幻想 』が12月16日に発売されました。 ジャーナリストとして<「イスラム国」のリアル>を探ったものです。 巻末の「おわりに」を引用します。 -------------------------------- 私はこれまで新聞社の中東特派員として中東取材をもとに、イラク戦争やエジプト革命、イスラム社会などについて中東に関するルポを出版してきた。本書はルポではないが、中東を歩いてきたジャーナリストとしての視点で、現在、世界を震撼させている「イスラム国」について考察したものである。 「イスラム国」と言えば、その暴力的で残忍な行動や、過激で厳格な思想など異常な側面ばかりが注目される。まるで現実世界から切り離されたカルト集団のような扱いである。しかし、「イスラム国」が単なる過激思想の集団であれば、これほどの問題とはなら
承前 コンビニエロ本問題を考える(序 - 地下生活者の手遊び コンビニエロ本問題を考える(続 - 地下生活者の手遊び 1 コンビニ各社が参加しているセーフティステーション活動が毎年リポートを出している。これを見ると、エロ本の取扱店舗の件数がわかるので参照してみよう。 ちなみに、この文でいう「エロ本」とは主に自慰行為のお供として制作され、そのような目的で購買され使用されると一般に認知されている雑誌のことで、コンビニで「成人向け雑誌」と言われているものを指す。 H26リポート 母数50329店 成人向け雑誌取扱をしない店舗 4521店=9% ゾーニングしている店舗 45507店=90.4% ゾーニングしていない店舗 301店=0.6% H25リポート 母数46271店 成人向け雑誌取扱をしない店舗 3995店=8.6% ゾーニングしている店舗 42035店=90.8% ゾーニ
April 26, 2014 『哲学入門』(2) 前項 http://blog.livedoor.jp/iseda503/archives/1805752.html のつづき。 第四章 第四章は、この本の中で一番、何をめざして何が行われているのかがよくわからない章だった。第三章の最後のところ(p.190)で、第四章の作業は「心も表象も意味もない世界を前提して、そこに表象がどんな風に湧いて出てくるのかのシナリオを描く作業」だとまとめられている。しかし第四章がどういう意味で「どんな風に湧いて出てくるのか」についての議論なのか。これをもう少し言い換えて、p.199では「志向性モドキから正真正銘の志向性を持った私たちの表象(志向的表象)がどのようにして出現したのか、あるいは出現できるのかを考える」というのがこの章の仕事だという。「どのようにして出現したか」と「どのように出現できるか」は全然違う問い
April 26, 2014 『哲学入門』(1) 哲学入門 (ちくま新書) [新書]戸田山 和久筑摩書房2014-03-05 戸田山和久『哲学入門』。いただいてから読み終わるのにずいぶん時間がかかってしまった。 すでに多くの人が指摘していることだが、『哲学入門』というタイトルではあるものの、一般に言われるところの哲学の全体像をつかみたいという人が読むように書かれた本ではない。しかし、戸田山さんが哲学だと思うものの全体像をできるだけまんべんなく描き出そうとしているという意味では、まさに戸田山さんによる「哲学入門」以外のなにものでもないという言い方もできる。 本書は哲学があつかってきたもの、その中でもとりわけ自然科学にのりそうにない「意味」とか「目的」とか「自由」とかを自然科学の枠組みの中におき直そうという試みで、『自然主義哲学入門』とでも呼ぶべき本である。もう少し正確に言うなら、『認知科学に
廃炉が決まっている高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)について、原子炉容器内を満たしている液体ナトリウムの抜き取りを想定していない設計になっていると、日本原子力研究開発機構が明らかにした。放射能を帯びたナトリウムの抜き取りは廃炉初期段階の重要課題だが、同機構が近く原子力規制委員会に申請する廃炉計画には具体的な抜き取り方法を記載できない見通しだ。 通常の原発は核燃料の冷却に水を使うが、もんじゅは核燃料中のプルトニウムを増殖させるため液体ナトリウムで冷やす。ナトリウムは空気に触れれば発火し、水に触れると爆発的に化学反応を起こす。もんじゅでは1995年にナトリウムが漏れる事故が起き、長期停止の一因になった。
新型護衛艦が高性能にならないことに怒ってどうするのだろうか? ■ 統合マストが作れない話 清谷信一さんがセンサーの問題について言及している。 清谷信一 @skiyotani ■市ヶ谷本日の噂■ 海自の30DDは火器は充実するが予算不足でセンサー類が時代遅れで、ダメダメだが3隻目からヘリ型UAVを搭載するとの噂。 https://twitter.com/skiyotani/status/932730739208187904 おそらくは国産だと統合マストが上手く作れない問題だ。世界を知らない国産某社が「我が社が作れなければどこも作れない」と大見得切ったという。その話をある程度の規模の勉強会で聞いたことがあるからだ。 ■ 安価な護衛艦に高級センサが付かないことに怒る自称軍クラ それに無根拠に噛み付く反応がある。ヨナトさんの意見がそれだ。 ヨナト@F-XはF-2増産一択 @Yonato4710
保谷徹『幕末日本と対外戦争の危機 -下関戦争の舞台裏-』吉川弘文館2010年 ■著者の目的 まずは、この記事最後の目次をご覧いただきたい。ライブラリー版、232ページの比較的小さな本に、この詳細を極めた目次。軍事史を専門とする著者が何を課題としてやりたかったのかは、あとがきに書いてある。 今さら欧米の侵略主義を強調するとは言われないだろうが、こういうテーマを扱っていると怖いのは、欧米だって悪いことをし ているんだという読み方をされることである。そういうつもりで書いているわけではない。自由貿易体制の維持拡大における軍事力の役割こそがテーマである。 (pp.227-8) 条約列強が採用した力の政策は、言うまでもなく、日本が他の東アジア諸国に乗り出していく際の手法になっていく。こうしたことを、あるがままに史料に即して具体的に叙述してみようというのが、とりあえずやりたかったことである。(p.228
批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。 「長州史観から日本を取り戻す」というシリーズモノ始めたところ多くの方々からコメントをいただいた。この問題に対する感心は高いようだ。「薩長公英陰謀論者」さんは、石井孝氏の『明治維新と外圧』(吉川弘文館、平成5年)、宮崎市定氏の『アジア史概説』(中公文庫、1987年)、宮崎氏の「幕末の攘夷論と開国論ー佐久間象山暗殺の背景ー」などを紹介しながら詳細なコメントを下さいました。御礼申し上げます。私も読んでいなかった文献ばかりだったので、読んだ上で必要があれば取り上げたいと思う。 りくにすさんからは「ユダヤならぬ「長州陰謀史観」みたいなのが蔓延していて、政治と無関係な田舎の事件まで長州藩の気質のせいにする意見をどこかで見ました。閉鎖的な田舎であればどこでだって起こりそうな事件なのに」というご意見もい
本日(11月20日)、「交通の安全と労働を考える市民会議―『ライドシェア』問題を考える―」は、経済学博士・UCLA(カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校)アンダーソン経営大学院教授のサンフォード・M・ジャコビー氏(Sanford M. Jacoby)を招いて、「シェアリングエコノミーの問題」について、国会議員のみなさんや秘書の方々、交運労協の各構成産別の役員らとの学習会を衆議院第2議員会館にて開催した! ジャコビー教授の主な研究分野は、雇用問題の歴史的観点からの分析や従業員のキャリア形成と人事制度、企業のコーポレート・ガバナンスと従業員の関係など。 「シェアリングエコノミー」とは何か?その代表例として挙げられる「ライドシェア」を例に、その実態に迫る。 シェアリングエコノミーとは、事業者から見ると2つの部分から構成される。 ①客たちが遊休資産を活用する、②事業者がその遊休資産をオンラインの
刑事ドラマの取り調べのシーンで容疑者に出される食事と言えば…そう、カツ丼です。人情派の刑事が差し出すどんぶりが、容疑者の心を開かせます。しかし、実際には取調中にカツ丼が出されることはないと言います。 逮捕された人の食事は、法律で決められた弁当が支給されることになっているからです。この弁当は「官給の弁当」=「官弁(かんべん)」と呼ばれていますが、いま地方では、弁当を作る業者の確保が難しくなっています。なぜなのか、その実態を取材しました。 (盛岡放送局記者 吉川裕基) 警察署の留置場で支給される「官弁」とはどんなものなのか。まずはそれを知りたいと、私は官弁を作っている岩手県一関市の給食業者を訪ねました。 そこで驚いたのは、官弁には特有の決まりごとがいくつもあるということでした。 まず、魚の骨や串など自分を傷つける道具になるおそれのあるものは使えません。具材を分けるカップもアルミではなく、紙カッ
先日の『英語教育』11月号「時評」の転載記事で気づいたが、7月号の時評を転載するのを忘れていた。掲載からだいぶ時間があいてしまったが、話の鮮度は落ちていないので転載する。 タイトルは「小学校英語は労働問題」であり、今年の2月にこちらにアップした記事と同タイトルだが、内容は大きく異なる(ほぼ書き下ろし)。 小学校英語は労働問題教科化が決まり、そのあり方が大きな話題となっている小学校英語。盛り上がりの反面、議論がひどく偏っていると感じる部分がある。それは、労働面に関する議論の欠如だ。 本誌の先月号(『英語教育』2017年6月号)もそうだったように教育誌では小学校英語の特集が頻繁に組まれている。英語教育系の学会・研究会でも小学校英語のワークショップは目白押しだ。これほど多くの人が議論に参加しているにもかかわらず、労働問題に触れる人はほとんどいない。「どう指導を行うべきか」「どんなプログラムが望ま
日本を外から見ていて、またもや国際関係上非常識と思われ、国際的信用を下げることが起こってしまったと感じる。慰安婦像設立に関し、大阪市がサンフランシスコ市との姉妹都市関係を解消すると決定したことである。60年の歴史を解消するほどの行為の理由が、米国から見て「女性の人権蹂躙の歴史を記憶にとどめる碑」の設立が名誉を傷つけると日本が主張するという衝撃的事実が、いかに米国での日本のイメージを悪化させるかについて大阪市は考えたことがあるのだろうか。 慰安婦問題を否定しようとすることで「人権を軽視し、女性差別的な国」という印象を与える日本の自治体の行動が、国際的に「日本の名誉」をかえって損なうものであることは容易に想像できそうなものだが、自国しか見えないのであろう。 偏狭なナショナリズムは政治を世界に対し盲目にするという例になってしまった。だが慰安婦問題に対し日本政府の主張を支持する米国の有識者は皆無と
このところ消費税アップに観光促進税(出国税)の導入など増税の動きが目立つが、森林環境税の創設が検討されていることをご存じだろうか。 森林整備の財源とするため、市町村民税(個人住民税)に定額を上乗せして、森林整備に充てる財源を得る構想だ。年間一人当たり数百円~1000円を徴収して数百億円の収入を見込む。 旗を振っている林野庁や林業関連団体からすれば「長年の悲願」なんだそう。ようするに税収は、ほとんど林業界に回ってくるわけだし、林野庁も自前の財源(徴収は総務省の担当だが)を持てると期待している様子。 だが、肝心の税の使い道はどうなっているのだろうか。 これを財源に市町村に「森林バンク」を設立させる構想が進んでいる。所有者が不明のほか相続手続きがされず、境界線が確定していない、経営意欲がない……などの理由で放棄状態の山林を市町村が預かり、それを意欲的な林業事業体に委託して木材生産をさせるという。
時津風部屋力士暴行死事件(2007年)や八百長事件(11年発覚)など不祥事が相次ぎ、一時は解体の危機に瀕した大相撲。それが見事に起死回生を果たし、初場所で優勝した琴奨菊の横綱昇進にも注目が集まるなどして、現在行われている大阪場所も大盛り上がりだ。 この勢いが今後も続くかどうかは、運営に携わる日本相撲協会上層部の舵取りにかかっているのは間違いない。今場所後の3月28日には、評議員会を経てトップを決める理事長選が行われることになる。 理事選は、投票権を持つ親方らが自ら所属する一門の推薦候補者に投票するのが基本だ。ただ、それはあくまで基本。自身の考えに近い候補者が一門以外にいる場合、慣例を破ってそちらに票を入れることもできる。そんななか注目されているのが、現職の八角理事長(元横綱北勝海)と貴乃花親方(元横綱)との戦いだ。 その天王山に向けての気合の表れなのか、今月初めに貴乃花親方が突然頭を丸めた
当時高須克弥がもし生きていたら、「難民を日本に送り込むな」「杉原千畝はユダヤのスパイ」などといって非難していたに違いない。https://t.co/AqvEQfYvAE
東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)の防火壁で適切な防火処置が施されていない穴が約60カ所見つかり、原子力規制庁は28日、近く現場を確認することを明らかにした。 同原発6、7号機は原子力規制委員会が新規制基準に適合すると認めており、新基準に照らし問題がないか確認する。 東電によると、2号機原子炉建屋で7月、防火壁の貫通部に防火処置をされていない部分が2カ所見つかった。防火壁に配管などを通す工事をした際、配管と壁の間にできた隙間に、適切な防火処置を施していなかった。東電が1~7号機の防火区画を点検した結果、同様の穴が他に60カ所見つかった。 同原発6、7号機には計17カ所あったが、東電は「新規制基準には抵触しない」と説明。一方で、建築基準法に抵触するとして、穴を不燃材で埋める補修工事を進める。
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