報道によると、去る9月22日東京で開かれた「思い出野郎Aチーム presents ウルトラ“フリー”ソウルピクニック」なるイベントで登壇したお笑いコンビAマッソが、大坂なおみ氏の肌の色(人種)をネタにした差別を行いました。そして2日後の24日に、Aマッソと所属事務所のワタナベエンターテインメントはサイトで謝罪文を公表しました。 加害者やその所属企業が素早く謝罪したことは評価すべきでしょう。しかしこの謝罪も残念ながら、①事実関係と②どんなルール違反であるかをあいまいにしたまま、アタマを下げてその場をしのぐ日本型謝罪テクノロジーなのです。 以下、まずはワタナベエンターテインメントの謝罪の何が問題なのかを、次の図を使って検証したいと思います。 つまり、 ①差別・人権侵害した事実関係を明らかにしたか ②どんなルールにどう違反したかをどう判断したかを明確にしたか ③上の①と②で明らかになったルール違