ブックマーク / apeman.hatenablog.com (364)

  • 「歴史戦」の毒が回りきった日本社会 - Apeman’s diary

    SNS等でさんざん話題になっているのですでに皆さんご存知のことでしょうが。 www.fnn.jp  (アーカイブ人もツイッターで“自白”していました。 【日外務省がチェック含めしっかりしないと。昨日、外交部会長として外務省と頻繁にやりとりしたが、外務省は約1ヶ月動画を放置した反省と再発防止対策が必要→ウクライナ政府、日に外交ルートで謝罪。昭和天皇の写真を「ファシズム」と… 外務省が動画に削除要請】 https://t.co/lVTimO9leH — 佐藤正久 (@SatoMasahisa) 2022年4月25日 いくつもある記事の中からこれを選んだのは、「歴史戦」の関連タームである「情報戦」が佐藤議員の口から出ている、という理由です。「情報戦で負けている」って、いったいどこと戦っているという認識なのでしょうか? 「ウクライナ政府のSNSなどをチェックする担当者を設けるよう求めた」

    「歴史戦」の毒が回りきった日本社会 - Apeman’s diary
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2022/04/27
    RP"相手が謝罪するか罪に問うかを基準にするものがあって、少し不思議な気分になりますね。その理屈が正しいなら、戦時中のメディアに開戦責任なんてなかったことになるんじゃないかしらん。" →アレな連中の発言
  • 「国民の歴史」を疑えない「複眼」 - Apeman’s diary

    digital.asahi.com (アーカイブ) 「7月7日」や「12月13日」とともに日のメディアでは軽視されている「9月18日」ですが、今年は90周年ということもあってか『朝日新聞』が社説で取り上げています。そのこと自体は評価したいと思いますが、内容はといえば…… まず「だが日では、この日はそれほど意識されない」「中国との戦争がいつ始まったのかを答えられる学生はあまりいないという」といったあたりから引っかかります。例年、中国で式典が開かれたことくらいしか記事にしてこなかった自社の姿勢をまずは問うてみるべきではないでしょうか。 しかし最悪なのは次の部分です。 その際に不可欠なことは、自国だけでなく、関係する他国の目線でも過去を顧み、思考することだ。当時の自国の行動と思惑が他国にどう映り、なぜ誰も望まぬ破局に陥ったか。 「複眼的な歴史観」を説いておきながら“自国の目線”なるものは当然

    「国民の歴史」を疑えない「複眼」 - Apeman’s diary
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    haruhiwai18 2021/09/22
    "「日本対韓国」という日本の右派が設定した土俵にのっかり、「被害者の救済が原点だ」を裏切る内容でしかありません。" →「マジョリティのための和解にしかなってない(被害者置き去り)」案件。
  • 朝鮮人鉱夫「賃金」の民族差別に関する李宇衍の主張の実態 - Apeman’s diary

    軍「慰安婦」問題や「徴用工」問題に関しては、日の右派メディアが積極的に主張を展開する一方、それに対する反論を主流メディアがほとんどとりあげない状態が続いています。李栄薫(編著)『反日種族主義』(文藝春秋)についても同様です。日の右派メディアがとりわけ強調しているポイントの一つが、李宇衍が論文「戦時期日に労務動員された朝鮮人鉱夫(石炭、金属)の賃金と民族間の格差」で展開した、“朝鮮人炭鉱夫に対する賃金差別はなかった”という主張です。 差別現象の多くに共通するのは「制度上の建前」と「実態」との間に大きな乖離がある、ということです。これこそ先のエントリで私が「……のはずだ」「……のはずがない」論法として批判した歴史修正主義の手法に関わることです。“リンカーンが奴隷を解放したのだからそれ以降のアメリカに黒人差別は存在しない”と聞かされてそれを鵜呑みにする日人はまずいないでしょうが、朝鮮

    朝鮮人鉱夫「賃金」の民族差別に関する李宇衍の主張の実態 - Apeman’s diary
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    haruhiwai18 2020/05/20
    "朝鮮人炭鉱夫への差別が存在したかどうかを考えるうえでは「制度上の建前」ではなく「実態」をこそ見据える必要があるのに、前者を盾に差別を否定しているのが李宇衍らの議論" →連中の手口が分かりやすい
  • 『ノモンハン 責任なき戦い』 - Apeman’s diary

    2018年に放送された NHK スペシャル『ノモンハン 責任なき戦い』を講談社現代新書で書籍化したもの。 を読むにあたって番組を見直すことはしなかったので放送で使われていたかどうか記憶がはっきりしないが、引用されている辻政信の回想に次のようなものがある。 よく知られているようにノモンハンでの戦いで関東軍は独断で越境爆撃を行っている。これを強く主張したのが辻であることもよく知られている。関東軍は計画が事前に参謀部に伝わらないための工作も行い、のちの大営発表を思わせる誇大な戦果を得意げに発表した。これが当時の作戦課長、稲田正純を激怒させる。関東軍の作戦課長に電話をかけ「もってのほかだ」「これ以上言うたら、首切るぞ」などと怒鳴り上げたという。統帥権干犯という暴挙なのだから、当然であろう。ところが辻は次のように主張しているという。 死を賭して敢行した大戦果に対し、しかも明らかに我は報復行為に

    『ノモンハン 責任なき戦い』 - Apeman’s diary
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    haruhiwai18 2020/03/02
    "辻が「現場」「最前線」でなにを見たか…は問われなければならないだろう。また、…「現場主義」を強引な主張を押し通すためのテコとして辻が利用したのではないか、ということも。" →後半すごい重要。
  • 12月の戦争関連番組(その1) - Apeman’s diary

    はてなからメールが来て気づいたのですが、はてなダイアリーからはてなブログに移行してちょうど1年になるんですね。更新する頻度が落ちているせいもあるでしょうが、なかなかこのインターフェースに慣れません。 今年もアジア・太平洋戦争に関わるドキュメンタリーがテレビで放送されたときにはなるべく録画するよう努めていたのですが、読者の方からお知らせをいただいていたのに見逃してしまったのがフジテレビ系列の石川テレビが制作した辻政信についてのドキュメンタリー「神か悪魔か」です。関西テレビでは12月5日未明の2時50分から放送されたのですが、これを「5日深夜2時50分=6日未明2時50分」だと勘違いして録画予約が間に合わなかったためです。 なので番組サイトを見ていてちょっと思ったことを。番組ディレクターは次のように述べています。 戦争で命を落とした人々の無念を思えば、責任を逃れて生きた辻への批判はあってしかる

    12月の戦争関連番組(その1) - Apeman’s diary
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2020/01/06
    "右派のクリーシェのひとつに「現在の価値観で過去を裁くな」がありますが、実のところ右派が好む歴史記述の方が「個人」を焦点化しているという点で「裁き」に親和的だろう"  →ここはその通りだろうと思う。
  • 言論弾圧を甘受する決意を示した共同通信 - Apeman’s diary

    -47NEWS 2019/9/21 対韓国歴史戦」の布陣に 日韓基条約揺らぐ事態も 先に組閣された改造安倍内閣について「歴史戦」シフトとして“解説”した共同発の記事ですが、ちょっと信じがたいような一節があります(下線は引用者)。 元徴用工訴訟問題では国際法違反の早期是正を要求し、貿易面では輸出管理強化を徹底する。教科書検定への干渉は許さず、日国内の「偏向」報道は目こぼししない。領土や海洋権益の問題には厳しく対応する―。各閣僚は連携して、安倍政権としての強い姿勢を示していくとみられるが、こうした対応で、果たして文政権から譲歩を引き出せるだろうか。 下線部は要するに安倍政権が意に沿わない報道をしたメディアに圧力をかけるつもりでいると予測しているわけですが、それに対するこの記者の反応が「こうした対応で、果たして文政権から譲歩を引き出せるだろうか」ですよ! まるで「それで文政権から譲歩を引き

    言論弾圧を甘受する決意を示した共同通信 - Apeman’s diary
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    haruhiwai18 2019/09/26
    "「文政権から譲歩を」引き出せるかどうかなどということとはまったく無関係に、メディアとしてそのような政府の姿勢を批判しなければおかしい" →アレな記者https://b.hatena.ne.jp/entry/s/this.kiji.is/533842584420385889
  • 「ポストモダン・リベラル」の真髄を見た! - Apeman’s diary

    -BuzzFeedNews 2019/08/14 「東浩紀があいちトリエンナーレのアドバイザー辞任へ 「“表現の自由vs検閲とテロ”は偽の問題」 どこから批判すればよいのか迷うくらいの醜態ですが、ここでは東が「外交問題」やら「顧客の感情」やらをまるで自然発生した与件のように扱っていることを問題にしたいと思います。戦争(や植民地支配)の犠牲者を追悼する像など世界中にいくらでもあるのに、なぜ日軍「慰安婦」犠牲者を追悼する像がこれほどの反応を引き起こすのかといえば、それはこの社会がとことん歴史修正主義に甘い社会であり、それどころかマスメディアは歴史修正主義に媚びるかのような報道を続けてきたからです。東「南京事件否定論にも場を与えよ」浩紀も言論人としてそうした事態に加担したひとりであって、その責任を棚上げして津田大介を批判するなど到底許されることではありません。

    「ポストモダン・リベラル」の真髄を見た! - Apeman’s diary
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    haruhiwai18 2019/08/21
    "東「南京事件否定論にも場を与えよ」浩紀も言論人としてそうした事態に加担したひとりであって、その責任を棚上げして津田大介を批判するなど到底許されることではありません。" →根本的な話だよなあ。
  • 「天下三分の計」と旧陸軍の中国認識 - Apeman’s diary

    単なる連想、思いつきで(現時点では)なんの根拠があるわけでもないはなしなので、そのつもりで読み流していただければ。 現在テレビその他のメディアではジョン・ウーの新作『レッド・クリフ』の宣伝がさかんに繰り返されている。映画の描写は長坂の戦いから始まるそうだが、その少し前に例の「三顧の礼」のエピソードがあり、諸葛亮が劉備に「天下三分の計」を説く、という場面がある。さて、日での「三国志」人気に大きく貢献した吉川英治の『三国志』ではこの場面に、以下のような一文が挿入されている。 孔明の力説するところは、平常の彼の持論たる =支那三分の計=であった。 一体、わが大陸は広すぎる。故に、常にどこかで騒乱があり、一波万波をよび、全土の禍いとなる。 これを統一するは容易ではない。いわんや、今日に於いてはである。 (…) 曹操は「天の時」を、孫権は「地の利」を占めているので劉備は「人の和」を占めるために荊州

    「天下三分の計」と旧陸軍の中国認識 - Apeman’s diary
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2019/07/11
    "「中国非国論」などと呼ばれる認識、すなわち中国は近代国家の体をなしておらず(国民党による)統一は不可能でありまた(日本の利益のためにも)統一されるべきではない、という認識" →ザ・ご都合主義
  • ガメ自身が予め封じていた「寓話」説 - Apeman’s diary

    ガメの「ファランクス」の一部は「ゴボウ」デマを「あれは寓話だ」として擁護しようとしている。ガメ自身がさんざん「歴史記述」という土俵での自身の正当性を訴える(というか厚かましいことにマウンティングする)主張を繰り返していたことを考えるとこれほどアホらしい擁護論もないのだが、中でも決定的なのが次のようなガメの発言だ。 BC級戦犯で犯人の特定が難しかった、というのは、こういう話しをするときは言わない方がいいと思います。論点がうまくつかめない独学のひとだ、という印象を与えてしまうのね。 なぜかというと、それは「当たり前」のことで、そもそもBC級戦犯の問題は 「犯人を特定する気なんか初めからまったくなかった」ことにある。 これはガメが「ゴボウ」デマをバターン死の行進中の出来事として描いてしまったことと関係がある。実際に捕虜虐待で責任を問われたのは捕虜収容所の関係者が多い。被害者と加害者が長期にわたっ

    ガメ自身が予め封じていた「寓話」説 - Apeman’s diary
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    haruhiwai18 2019/06/07
    "この構図、本人が「歴史記述』としての正当性を主張していながら事実無根を指摘されると周囲が「寓話」だと言い抜けしようとする「ゴボウ」デマとそっくりではないか。" →歴史修正主義者の手口は大体似てる。
  • 鼎談「「マッカーサー証言」と戦後アカデミズムの退廃」 - Apeman’s diary

    歴史修正主義にコミットしている学者のなかでも近現代史分野でのアカデミックな業績を残している数少ない例の一人が伊藤隆ですが、このひとは自分の業績に泥を塗る恐れのあるような“汚れ仕事”は慎重に避けているという印象があります。南京事件については否定派とも距離を置く一方、「慰安婦」問題については否認論のリーダーを西岡力とともに買って出ている秦郁彦とは対照的です。その伊藤隆が渡部昇一、小堀桂一郎と『正論』の2012年7月号で鼎談しているので図書館で複写してきました。東京都教委制作の教材『江戸から東京へ』に「マッカーサー議会証言」が掲載されたのを受けて行われた鼎談です。 ここでも伊藤隆は“進行役”的な発言が目立ち放言的な部分は残りの二名がもっぱら担っています。たとえば「どういう経緯でマッカーサーがこういう証言をしたのか、皆さん、そこが気になるところだと思います」と、「証言」の文脈という重要な論点を持ち

    鼎談「「マッカーサー証言」と戦後アカデミズムの退廃」 - Apeman’s diary
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    haruhiwai18 2019/05/04
    "伊藤隆の著作がネットの修正主義者に引用されることは殆どないため私もあまりとりあげることはこれまでなかったのですが、彼が果たした役割も一度きちんと調べなければならない" →今後の歴史学のためにも必要。
  • 山岡鉄秀のインチキ - Apeman’s diary

    主として『朝日新聞』の英語版記事にいちゃもんをつけるというかたちで歴史修正主義運動に関わっている山岡鉄秀が、『Hanada』の6月号で映画『主戦場』への泣き言を言っています。 この映画で紹介されるのはすでに既知の主張ばかりですから山岡の“自称反論”も耳タコなほど聞かされたものなのですが、非常につまらないインチキーそういうインチキをするのも彼らにとっては毎度のことですがーをしているのを発見したので記録しておくことにします。 問題になっているのは「慰安婦」の総数の推定です。映画中にも登場する「20万」という数字について、まずは吉見義明さんが日軍の兵員数を基準にした算出方法を説明します。約300万人の日兵に対し「百人に一人」という基準と1/2ないし全体という交代率をあてはめると「まぁ最低で五万くらいかなと」。映画ではここで語り手がユン・ミヒャンさんに交代し、兵隊二九人あたり「慰安婦」一人とい

    山岡鉄秀のインチキ - Apeman’s diary
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    haruhiwai18 2019/05/04
    "ちなみに「二九人に一人」という基準はもちろんユン・ミヒャンさんが勝手に言っているわけではなく、もとをただせば秦郁彦氏が1992年に『正論』に寄稿した記事の中で出てくる数字です。" →うようよした詐術
  • 空爆の歴史と台湾 - Apeman’s diary

    『反空爆の思想』(吉田敏浩、NHKブックス)より。 日軍がはじめて空からの攻撃を行なったのは第一次大戦中のこと、青島のドイツ軍艦船、軍事施設、鉄道駅、市街地などへ44発の爆弾(砲弾を改造したもの)を投下した。 青島の次に日軍の飛行機が爆弾を投下したのは、日の植民地支配下にあった台湾の険しい山地の小さな村である。それは一九一七(大正六)年八月のことだ。 日の植民地統治機関、台湾総督府の警務局が編集した『理蕃誌稿』第三巻(台湾総督府警務局編 一九三七年/青史社 一九八九年復刻)の〈大正六年の章〉に、〈陸軍飛行機の蕃地飛翔〉という項目があり、次のような記述が見られる。 〈臨時陸軍氣球研究會ノ島ニ於ケル耐暑飛行試験ヲ機トシ、平地蕃地ノ飛行及反抗蕃威嚇ノ爲メ爆弾投下ノ實行ヲ計リ、陸軍參謀長ニ交渉シテ飛行地點及装備等ヲ左ノ如ク豫定ス〉(三五六頁) 134-135ページ。引用にあたってルビは省

    空爆の歴史と台湾 - Apeman’s diary
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    haruhiwai18 2019/04/09
    "樟脳の需要が増すにつれ、樟脳採取用の樟の良木が高山でしか入手できなくなった。日本の製脳業者の要求に応じ、総督府は隘勇線を圧縮して先住民族の生活権をせばめ、その武装抵抗を誘発した" →ニッポソしぐさ
  • 宇都宮太郎大将日記、発見 - Apeman’s diary

    忙しいのにこうニュースが続いたのでは身が持たない…。 朝日新聞、2月28日朝刊より。 3.1独立運動の鎮圧を詳述 朝鮮軍司令官の史料発見 (大阪社第14版の見出しは「3・1運動鎮圧 克明に 宇都宮太郎大将の日記発見 /朝鮮人30人虐殺 隠蔽/「怨嗟は自然」懐柔工作」) 日統治下の朝鮮で1919年に起こった3.1独立運動の際に朝鮮軍司令官だった宇都宮太郎大将(1861〜1922)の15年分の日記など、大量の史料が見つかった。独立運動への鎮圧の実態や、民族運動家らに対する懐柔などが詳細に記されている。宇都宮は主に情報収集を任務とし、日露戦争前後に英国で世論工作に携わったほか、辛亥革命では三菱財閥から活動費10万円を提供させ、中国での情報工作費にあてた。旧軍の対外情報活動をはじめ、日のアジア政策の裏面史を含む貴重な記録といえそうだ。 19年4月18日の宇都宮日記。堤岩里事件の処理をめぐって

    宇都宮太郎大将日記、発見 - Apeman’s diary
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    haruhiwai18 2019/04/09
    "ソウル南方で日本兵が約30人を教会に閉じこめ虐殺、放火。宇都宮の知らぬ間に発生した事件だったが、朝鮮軍は発表で虐殺や放火を否認する。そこに至る経緯が日記に詳しい。" →いつぞやの宇都宮太郎大将日記
  • いまだ「百人斬り訴訟」の結果を否認し続ける yamamoto8hei - Apeman’s diary

    yamamoto8hei というツイッターIDを持つ、偽ユダヤ人ワナビーのことは当ブログの読者の方ならご存知かもしれません。かつて「一知半解」というハンドルで当ブログの「百人斬り」関連記事にコメントしていたこともありました。「て、ゆーか一知半解?」とか薄ら笑いが湧きますよね。実際には無知無解なやつですけど。 さてこいつは、右翼が画策した「百人斬り」訴訟が結果的に両少尉の戦争犯罪を裏付ける結果になったことを否認し続けてきたのですが、最近になって一層珍妙なリクツを振り回すようになったので、「歴史修正主義というのがいかにデタラメな主張か」を記録するため、とりあげてみたいと思います。 まずは昨日来の yamamoto8hei の駄ツイートをば引用します。 名誉毀損に「該当する/しないか」を争ったに過ぎない裁判で「捕虜据え物斬り競争をしたか/しなかったか」という"事実の有無"の判定はさ・れ・て・ま・

    いまだ「百人斬り訴訟」の結果を否認し続ける yamamoto8hei - Apeman’s diary
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    haruhiwai18 2019/03/19
    "安倍氏が勝訴したこの裁判から私たちが引き出すことの出来る結論は、インチキ野郎の主張とは全く逆に、「菅直人が海水注入を止めた、というウソを安倍晋三はついた」ということ" →大事なことなのでブクマ
  • 「先の大戦」は「勝者の側から」のみ語られてきたか? - Apeman’s diary

    MSN産経ニュース 2009.3.9 「【主張】東京大空襲 「勝者の罪」も検証しよう」(魚拓) (前略) 戦争はいつの時代も、勝者の側から見た歴史だけが語られがちである。だが、敗者の側から“勝者の戦争犯罪”を検証することも大切である。 そうだろうか? 戦勝国が敗戦国を軍事占領し続けたり自国の領土に編入する場合、あるいは内戦の場合なら「勝者の側」から見た歴史だけが(少なくとも表向きには)語られつづける、ということもあるだろう。だが、服部卓四郎らによる『大東亜戦争全史』の第1巻が出たのは早くも1953年のことだ*1。防衛庁の防衛研修所戦史室は全102巻にも及ぶ戦史叢書を刊行している。参戦将兵らによる回想記、従軍記も多数ある。教育現場や家庭での戦争体験の継承は時期や地域による相違、さらには個人差が大きいので一概には言いがたいが、少なくとも私自身について言えば大人から聞かされた「戦争」とはなにより

    「先の大戦」は「勝者の側から」のみ語られてきたか? - Apeman’s diary
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    haruhiwai18 2019/02/22
    "服部卓四郎らによる『大東亜戦争全史』の第1巻が出たのは早くも1953年のことだ*1。防衛庁の防衛研修所戦史室は全102巻にも及ぶ戦史叢書を刊行""参戦将兵らによる回想記、従軍記も多数ある。" →レッドパージの時代
  • 2018-11-25 - Apes! Not Monkeys! はてな別館

    NHK BS1 2018年11月25日(日)  午後10時00分〜(110分) BS1スペシャル 隠された日兵のトラウマ〜陸軍病院8002人の“病床日誌”〜 以前に地上波で放送されたものの拡大版のようです。放送後にこのエントリに感想など追記したいと思います。 追記:放送後僅かの間に3回も観直してしまいました。ご自身で「怒り」ということばを口にされた清水先生はもちろんのこと、番組全体から静かな怒りがじわじわと伝わってきた気がします。 厳密に尺を測ってみたわけではありませんが、地上波版と比べて増補されていたのは兵士の自殺とその研究、敗戦時に病床日誌が隠滅を逃れた顛末とその後、そして戦後の家族への影響、といったあたりでしょう。 とりわけ興味深かったのが“未復員兵”の父を持つ男性と、家庭で暴力をふるう復員兵を父に持つ女性の事例を通して語られる配偶者や子どもへの影響でした。間接的には孫世代にまで影

    2018-11-25 - Apes! Not Monkeys! はてな別館
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    haruhiwai18 2018/11/29
    "軍医たちは…国家財政の観点から戦争神経症を解釈"多くの精神障害兵士が恩給の対象とならなかった""軍という官僚組織の一員である軍医には、精神障害と軍務の因果関係を否認する動機が" →国策的棄民
  • 長勇第32軍参謀長の談話 - Apeman’s diary

    文部科学省お墨付きの『沖縄戦と民衆』(林博史、大月書店)より。 長参謀長は新聞紙上で次のように住民を煽った。 「ただ軍の指導を理窟なしに素直に受入れ全県民が兵隊になることだ。即ち一人一〇殺の闘魂をもって敵を撃破するのだ」、「従って戦場に不要の人間が居てはいかぬ。先ず速やかに老幼者は作戦の邪魔にならぬ安全な所へ移り住むことであり、稼働能力のある者は『俺も真の戦兵なり』として自主的に国民義勇軍などを組織し、此の際個人の権利とか利害などを超越して神州護持のため兵隊と同様、総てを捧げることだ」、「敵が上陸し戦ひが激しくなれば増産も輸送も完封されるかも知れぬ。その時一般県民が餓死□□□……□□ったって軍はこれに応ずるわけにはいかぬ。我々は戦争に勝つ重大任務遂行こそ使命であれ、県民の生活を救ふがために負けることは許されるべきものでない」、「沖縄県民の決戦合い言葉」は「『一人一〇殺』これでゆけ」(『沖縄

    長勇第32軍参謀長の談話 - Apeman’s diary
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    haruhiwai18 2018/11/22
    "第32軍の参謀長が県民に対して「軍の指導を理窟なしに素直に受入れ」ろと談話""にもかかわらず、「…手榴弾を渡しただけで軍が強制したとみなすのか」などと…「空気」のせいにしようとする人間もいる" →蝗軍しぐさ
  • 2018-11-13 - Apes! Not Monkeys! はてな別館

    元朝日新聞記者の植村隆氏が櫻井よしこ氏を訴えていた民事訴訟の判決が、去る11月9日に札幌地裁で言い渡されました。結果はみなさんご承知の通りで植村氏の請求が棄却されましたが、一審の結果がどうであれ実質的な決着の場が札幌高裁になるであろうことは、双方の当事者や支援者にとっても織り込み済みだったと思います。 すでに原告は控訴する旨を公表していますが、ここでは原告植村氏の支援グループが公開している判決要旨に基づいて、地裁判決について当ブログの見解を述べておきたいと思います。 判決要旨のうち、実質的に勝敗を分けることになった部分は「3摘示事実及び意見ないし論評の前提事実の真実性又は真実相当性」です。裁判所の判断については判決要旨をご覧いただくとして、植村氏に関する櫻井氏の記述の真実相当性を判断するうえで非常に重要な事実として、彼女が日軍「慰安婦」問題について公に発言するようになったのは1996年以

    2018-11-13 - Apes! Not Monkeys! はてな別館
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2018/11/13
    "櫻井氏は92年に刊行された資料集(大月書店)や95年に刊行された吉見義明さんの『従軍慰安婦』(岩波新書)などの調査・研究の成果を参照できたし、また参照すべきだった" →マトモなジャーナリストならば(小波
  • 2018-10-21 - Apes! Not Monkeys! はてな別館

    2014年8月以降、『読売新聞』が非常に浅ましい『朝日新聞』バッシングに加担してきたことはみなさんご承知のとおりです。その汚いやり口については、当ブログでもその一例を紹介しておきました。 さてその後、3つの右派グループが『朝日』を相手に起こした訴訟はすべて『朝日』の勝利で終わりました。とりわけ、日会議のメンバーも関わった訴訟(当事者は「朝日・グレンデール訴訟」と称しています)では、法律論で門前払いにするのではなく原告の主張に対する事実認定が行われ、「朝日の誤報のせいで!」という右派の主張が否定されています。 また、植村隆・元『朝日新聞』記者が櫻井よしこ、西岡力らを訴えた訴訟はまだ判決がでていませんが、その過程で櫻井・西岡両氏の主張にこそ大きな誤りがあったことが明らかになっています。 このように、司法の場で『朝日新聞』バッシング側の主張が次々覆されているわけですが、では『読売新聞』はこれら

    2018-10-21 - Apes! Not Monkeys! はてな別館
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    haruhiwai18 2018/10/31
    "札幌地裁での対櫻井よしこ裁判の第一回口頭弁論を報じたのを最後に、一切報道していません。""右翼グループの論理によれば、『読売新聞』の読者は…知る権利を侵害されている" →これは第三者委員会ものだな(こなみ
  • リフトン『思想改造の心理』(2) - Apeman’s diary

    (承前) リフトンは1954年1月に香港に渡り、そこで17ヶ月にわたって「思想改造」を受けた西欧人25人と中国人15人に面接した。いずれも身柄の拘束が解かれてからさほど経っていない時期の面接であることに留意されたい。 西欧人との面接にもとづく研究結果を総括した部分で、リフトンは次のように述べている。 西欧人に適用されたような、刑務所内での思想改造の持つ、長期にわたる成功ないし失敗というものについて何が言えるのか。彼らを説得して、共産主義の世界観へ彼らを変えさせるという観点からすると、そのプログラムはたしかに、失敗だと判断されねばならない。私の対象である二五人の中ではただ一人(そして、私のその人たちのことについて話を聞いただけの他多数の人々の中では、一人だけあるいはおそらく二人)が、ほんとうにうまくいった転向者と見なし得る人物であった。追跡調査で得られた情報によって、香港でこの人物たちに面接

    リフトン『思想改造の心理』(2) - Apeman’s diary
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    haruhiwai18 2018/10/18
    "洗脳の「長期」的な効果とは「釈放後三年ないし四年」といったスパンでの話であって、身柄が解放されてから半世紀もの期間におよぶ効果となればいっそうありそうにないことは明白" →洗脳の実質的な効果について