斎藤美奈子『戦下のレシピ 太平洋戦争下の食を知る』(のオリジナル版)を読んだ。 (サムネイルは、現代文庫版だが。) *1 戦下のレシピ――太平洋戦争下の食を知る (岩波現代文庫) 作者: 斎藤美奈子 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2015/07/16 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (5件) を見る 内容は、解説文にある通り、 十五年戦争下の婦人雑誌の料理記事は、銃後の暮らしをリアルに伝える。配給食材の工夫レシピから、節米料理の数々、さまざまな代用食や防空壕での携帯食まで、人々が極限状況でも手放さなかった食生活の知恵から見えてくるものとは というもの。 「戦時下」というのがどういうものか、食の視点から実によくわかる一冊である。 以下、特に面白かったところだけ。 戦前における、料理に手間暇をかける余裕 このイデオロギーは婦人雑誌などのメディアによって「つくられた」部分が大き
![やはり、「戦争は飯をまずくする(物理)」というような話。 -斎藤美奈子『戦下のレシピ』を読む- - もちつけblog・はてなブログ版(仮)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/37dfa7f713bac60e195cf559d66f9eeade5cb416/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages-fe.ssl-images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F512rJpt8qNL._SL160_.jpg)