データセンターなどの節電対策の1つとして注目されるのが、サーバ設置場所の室温を高める方法だ。その効果はどの程度のものなのか。日本マイクロソフトが紹介している。 日本マイクロソフトは6月23日、PCやサーバ製品での節電に関する記者説明会を開催した。5月に実施した個人向けPCでの節電対策に続く内容で、今回は企業や組織で利用されるサーバの節電対策を中心に説明が行われた。 情報システムの中枢を担うサーバは、連続的に稼働している場合が多く、小規模な設定変更でも業務への影響が懸念されるだけに、企業や組織では節電対策が難しい部分だ。限られた手段の中で注目されるのが、サーバを設置している部屋(サーバルーム)の温度を高める方法である。日本マイクロソフトは、この方法による節電効果を電力中央研究所と共同で検証した。 一般的に、サーバルームでは機器を安定稼働させるために、室温を22~24度程度に、サーバ機器の吸気
暑い……。昨日、全国9地点で35度以上を記録し、東京でも31.9度まで上がった。今年初の真夏日である。気になるのは、これからやってくる本当の?夏である。今年の夏、政府は15%の節電を求めている。冷房の設定温度、駅の冷房停止などを考えると、厳しい夏になりそうだ。6月下旬でこの状態だから、7月以降はいったいどうなるのか非常に不安である。皆さんのオフィスでは、どのような状態だろうか?今回は、東京にある編集部のオフィスをレポートしたい。 弊社は住友不動産の20階建てビルに入っている。編集部がある16階では、まず6月上旬から管理本部が、せっせと蛍光灯を天井から外しはじめた。最初は何をやっているのかわからなかったが、しばらくして節電対策だと気がついた。一時期は各部署で暗いなど苦情がでるも、しだいに慣れてきた感じだ。しかし、何故に蛍光灯を外すのか?消すだけで良いのではないだろうか?という疑問も湧く。この
東京電力は3月25日、今夏の電力需給見通しを公表した。7月末までに供給力を1000万キロワット回復し、合計4650万キロワットにまで改善させる計画だが、節電効果を考慮しても需要想定には850万キロワットが不足すると見込む。真夏の計画停電は避けられない見通しだ。 3月24日時点の供給力は3650万キロワットで、需給動向で供給力が変動する揚水発電を含めると3850万キロワット。今後、震災で停止している鹿島火力発電所1~6号機(合計440万キロワット)、常陸那珂火力発電所1号機(100万キロワット)の復旧や、昨年4月から休止中の横須賀火力発電所の再稼働、設置が容易なガスタービン発電機の設置(40万キロワット)で供給力の回復を目指す。 一方、夏に向けて気温上昇による火力発電所の出力減少分が260万キロワットあり、これらの差し引きで7月末の供給力は4650万キロワット(揚水発電含まず)になる見通しと
本格的な夏がもうすぐやって来る。暑さ対策グッズはいろいろと登場しているが、オフィスで働く人にとって気がかりなのは、やはり職場の環境だろう。役立ちそうなアイテムを楽天市場よりピックアップしてみた。 暑さの原因は、何よりもパソコンの熱さ 窓が開かない、換気が悪いなど、オフィスのクールダウンには、さまざまな壁が立ちはだかっているが、そもそも室内を暑くしているのは何台も並んだパソコン。かと言って、パソコンを使わないというのは、当然、不可能だ。そこで、パソコンの熱対策をご紹介しよう。 まずは、「USBノートクーラー3ファン」(3,480円税込 送料込 店舗名 : FLIPClick)。300(W)×84(D)×19(H)mmの大きさで、8.9型から15.4型ワイドまでのノートパソコンに対応する。3つのファンがパソコンをクールダウンさせるほか、扇風機としても使用可能だ。iPadにも利用できる。ファンは
三菱東京UFJ銀行は20日、今回電力需給対策本部において決定された「夏期の電力需給対策について」、電気事業法第27条の発動による電気の使用制限、銀行法第24条による節電行動計画および実施結果報告要請を踏まえ、今夏の電力需給の逼迫に対応し、さらに踏み込んだ対策を実施すると発表した。 これにより、東京電力および東北電力管内(※)において、同行が使用する全施設における使用制限期間・時間帯の使用最大電力を、昨年夏の使用最大電力比15%以上抑制する。 ※東北電力管内:2011年7月1日~9月9日9時~20時、東京電力管内:2011年7月1日~9月22日9時~20時 顧客の利便性を損なわないよう、営業拠点およびATMの休止・営業時間短縮などは行わずに、15%の節電目標達成を目指すとしている。 具体的な対策は、「支店・支社、本部」において、空調を原則として設定温度28度を徹底。照明は、支店内ロビーは50
東日本旅客鉄道(JR東日本)は16日、夏の特別ダイヤを発表した。 政府の電力使用制限令に基づき、一部の線区において12時から15時の運転本数を通常より削減する。例えば、山手線では全区間で95%の運転率、中央線快速では東京~立川90%、立川~高尾80%といった具合。節電効果を確認するため24日から実施する。 ●東海道線/東京~平塚 85%、平塚~小田原 70%、小田原~熱海 80% ●総武快速線/東京~千葉 85% ●中央・総武線各駅停車/三鷹~中野 100%、中野~津田沼 80%、津田沼~千葉 70%、●横須賀線/東京~逗子 100%、逗子~久里浜 75% ●中央快速線/東京~立川 90%、立川~高尾 80% ●山手線/全区間 95% ●京浜東北・根岸線/大宮~南浦和 100%、南浦和~蒲田 80%、蒲田~大船 70% ●南武線/川崎~登戸 60%、登戸~立川 85% ●横浜線/東神奈川~
IDC Japanは16日、国内マネージドサービス市場企業ユーザー調査の結果を発表した。 それによると、企業の社内ITシステムの運用場所は自社内から事業者のデータセンターへと徐々にシフトしていく傾向が明らかとなった。 マネージドサービスへの投資意欲は前向きで、とりわけIaaS(Infrastructure as a Service)は予算の大幅な増加を見込むユーザーが増えており、インターネットデータセンターサービスの市場規模拡大を加速する可能性が高いとしている。さらに、東日本大震災の発生が契機となり、DR(Disaster Recovery)対策への取り組みが拡大し、事業者が提供するDR関連サービス需要が顕在化している。立地としては、電力不足の懸念が高い東京電力管内以外のデータセンターへの需要が顕在化しているという。 《RBB TODAY》
東芝は15日、液晶テレビ「19P2」を発表した。発売は7月上旬。価格はオープンで、市場価格は5万円前後と予想される。 強力な節電機構を持ち、停電時でも内蔵バッテリーでの動作が可能な「19P2」 19P2は、19V型の液晶パネル(1366×768画素)を搭載した地上デジタル放送専用の液晶テレビ。最大の特徴はバッテリーの内蔵で、電力需要のピーク時間帯にAC電源からの電力を消費しないでテレビを見ることができるという点。リモコンには専用の「ピークシフト」ボタンが配置されており、このボタンを押すことで、AC電源からの電力から内蔵バッテリーに切り替わる。バッテリーは、一般的に電力消費が少ない時間帯(夜10時~朝9時)に自動的に充電される。このバッテリーは、停電対策にも有効だ。停電時には、自動的にバッテリー駆動に切り替わり、続けて番組を楽しむことが可能だ。また、19P2には、12セグだけではなく、ワンセ
東北大学(東北大) 省エネルギー・スピントロニクス集積化システムセンター(CSIC) センター長の大野英夫教授のグループは、NECなどと共同で電子の電荷とスピンを利用したスピントロニクス技術に基づく待機電力ゼロの低電力スピントロニクス・システムLSIの実証、および高信頼性垂直磁化スピントロニクス不揮発素子の開発に成功したことを発表した。 同研究は、日本学術振興会の最先端研究開発支援プログラム「省エネルギー・スピントロニクス論理集積回路の研究開発」において実施され、同研究の詳細は、2011年6月13〜17日に京都で開催される半導体回路技術に関する国際会議「VLSI回路シンポジウム(2011 Symposium on VLSI Circuits)」にて発表される。 東北大学 省エネルギー・スピントロニクス集積化システムセンター(CSIC) センター長の大野英夫教授 スピントロニクス素子による不
日本電気(NEC)と東北大学は13日、CPU内で使用される電子回路(CAM:連想メモリプロセッサ)において、世界で初めて、既存回路と同等の“高速動作”と、処理中に電源を切ってもデータを回路上に保持できる“不揮発動作”を、両立する技術を開発・実証したと発表した。 CAM(Content Addressable Memory)は、メモリと比較回路が一体となった高速なデータ検索回路。回路部品としてCAMを用いることでCPUを高速動作させることが可能となる。本技術では、磁性体に対して垂直な磁化をもつ「垂直磁壁素子」を利用することで、CAMの電源を切ってもそのままの状態で回路上に保持することを実現した。電子が持つ性質であるマイナス電荷や微細な磁石であるスピンを利用したスピントロニクス論理集積回路技術の1つとなる。 現在の機器は、完全に電源を切ると起動に時間が必要な場合が多く、待機時は内部回路が通電状
東京電力は6月9日、政府が発表した「夏期の電力需給対策について」の内容を踏まえ、万が一計画停電を実施せざるを得ない場合に備え、6月20日より計画停電の運用を見直すと発表した。 計画停電のグループは、3月に実施したグループ分けを継続するため、基本的に変更はない。電気の供給ルートの運用変更や鉄道などへの供給方法の見直しなどにより、3月に停電対象とならなかった顧客も原則として計画停電の対象となる。 グループの通知は同社のWebサイトで検索できるほか、6月15日から9月30日まで、同社が毎月配布している「電気ご使用量のお知らせ(検針票)に」記載することによって行う。検針票にグループが表示されない場合は、原則として計画停電の対象外であることを意味する。 計画停電のグループが掲載される場合の検針票のイメージ 6月20日から運用される計画停電のグループ分け 第1グループの内訳 第2グループの内訳 第3グ
でんき予報のイメージ 東京電力は6月9日、電力の使用状況を予測した「でんき予報」を7月1日に同社のPC・携帯サイトで始めると発表した。データはCSVファイルでも提供する。期間は9月30日まで。 毎日午後6時をめどに、翌日のピーク時の電力使用量と供給量の予測を発表する。節電を呼びかけるお願い文も、需給のひっ迫度合いに応じ、4種類から選んで掲載する。 平日午前8時をめどに、電力の使用状況グラフには、1時間ごとの需要予測値を表示。5分間隔で使用実績も発表し、状況をよりリアルタイムに知らせていく。 関連キーワード 東京電力 | 節電 advertisement 関連記事 Yahoo!が「電気予報」スタート トップページにも掲載 Yahoo!JAPANが、東京電力の電力使用状況を予測した「電気予報」を始めた。Yahoo!のトップページにも掲載する。 東電、福島原発の放射線量測定データをCSVファイル
■消費電力9割減 全国的な電力不足が懸念される今年の夏。休業日の変更、サマータイム制の導入など各企業が電力消費削減に知恵を絞るなか、工場が丸ごと地下にある「地下工場」が注目を集めている。エアコンの設置が不要になり、消費電力全体の9割削減に成功した事例も表れたためだ。見学の申し込みも急増するなど、関心が高まっている。(内山智彦)関連記事ピラミッドの下に地下工場 その涼しさ…穴を掘って節電? 「地中熱」に注目記事本文の続き 電力を9割削減したのは工作機械大手、ヤマザキマザック(愛知県大口町)が岐阜県美濃加茂市内に設けたレーザー加工機の組立工場。地上に工場設備はなく、延べ約1万平方メートルの工場すべてが地下11メートルに収まっている。一部の施設が地下という工場はあるが、すべてが地下に潜っている工場は世界でもほとんど例がないという。 ■“一石二鳥” “エアコン要らず”は、地中の熱を室内の温度調節に
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