カリコテリウム(Chalicotherium)は、新生代中新世から鮮新世にユーラシア大陸からアフリカにかけて分布していた奇蹄目の動物。 形態[編集] 近縁種、Anisodon grandeの復元図。カリコテリウムもこの種に近い体形であったと考えられる。 全長2メートル、体高1.8メートルほど。体型はウマに似るが、蹄の代わりに鉤爪を持つのが特徴[1]。通常はこの爪を保護するようにナックル・ウォーキング(英語版)で歩いていたと推測されている[1]。前脚が後脚に比べ極端に長く、そのため下半身へかけて背中が著しく傾斜するのも特徴。 生態[編集] 長い腕と鉤爪を駆使し、木の葉を枝から手繰り寄せて食べていたと推測される。前脚の鉤爪は外敵に対する防御の役割も果たしたかも知れない。 寒冷化や乾燥化により、温暖な森林の規模が縮小したことで生息域を失い、更新世を最後に絶滅したと考えられている[1]。 脚注[編
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