映画を観るということを趣味にして少なくとも25年、影響を受けた作品、監督というのも数限りない。しかし何度か書いているとおり、直接人生に影響を与えた監督といえばティム・バートンとクエンティン・タランティーノの二人である。ティム・バートンの方はどちらかと言えば「監督作が自分の感性と最も近い」という感じだが、一方タランティーノは(作品自体が面白いのは当然として)その映画オタクとして歩んだ人生が「自分もこんな道を歩みたい」と思わせた人である。そんなタランティーノの新作「ジャンゴ 繋がれざる者」を鑑賞。 物語 1858年、テキサス州。スペック兄弟が手足を鎖で繋いだ奴隷を日夜行進させている。その行進に一人の男が訪れる。歯医者シュルツを名乗るその男は奴隷の1人を確認すると彼を譲ってくれという。その慇懃無礼な態度が気に触ったのかスペック兄弟は彼を撃とうとするが一瞬の差でシュルツが兄を撃ち殺す。シュルツは賞
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