『日経エンタテインメント!2008.1月号』(日経BP社)の記事「インサイドレポート」の「『恋空』『クローズ〜』大ヒット 映画界の読みがはずれたワケ」より。 【『恋空』『クローズZERO』の予想外の大ヒットに映画界が沸いている。映画関係者の公開前の予想では「どちらも興行収入で10億円から15億円程度ではないか」との声が多かった。しかし、最終的に『恋空』が40億円、『クローズZERO』が27億円程度を見込んでいる。 『恋空』の中心客層は女子中高生で、彼女に連れられて見に来る男子中高生も多い。逆に『クローズZERO』は男子中高生を集めている。主演の小栗旬目当ての10代20代の女性も多い。 映画関係者がいかに2作品に期待していなかったか、上映館に如実に現れていた。例えば東京・渋谷では、『恋空』がシネフロント(座席数245)、『クローズZERO』がアミューズCQN(座席数200)。東宝配給作品は、