タグ

ブックマーク / www.enpitu.ne.jp (57)

  • 活字中毒R。

    『スティーブ・ジョブズ 神の交渉力』(竹内一正著・リュウ・ブックスアステ新書)より。 【スティーブ・ジョブズのプレゼンテーションは、「3分間で100億円を生む」と評される。 iPodの販売総計が2200万台を突破する間、彼は3回プレゼンを行った。売上総額をプレゼン時間で割ると、3分間約100億円になるという。 世の中には多くの天才的なパフォーマーがいるが、ジョブズのように、業績や技術などに関する話に2時間も聴衆に身を乗り出させ、聞きほれさせるエンターテインメントはいない。最後には、感動のあまりのスタンディング・オベーション(総立ち拍手)が鳴りやまなくなるプレゼンは神技であり、魔法のショーである。 彼の卓越したプレゼン能力が、アップルという会社のブランド力を高めている。その力は、iPodやマッキントッシュ(マック)と同様に、最高の商品ともいえる。同時に、最高の営業交渉でもある。 たとえば19

    hasenka
    hasenka 2008/08/19
    ワガママが世界を変える
  • 活字中毒R。 - 無意識に「リアルな世界にもリセットボタンがある」と思ってしまうことの怖さ

    『街場の現代思想』(内田樹著・文春文庫)より。 (「離婚について」という章の一部です) 【うちのゼミの学生の話。新しいゲームが出たので、3日くらい家にこもってゲームに耽っていた彼女はゲームをクリアしたあと、寝不足のままぼんやりと久しぶりに学校に出てきて、友だちと話しているときに、その子に向かって「言ってはいけないこと」を言ってしまった。そのとき、とっさに右手が「リセットボタン」のありかを探っていたそうである。 味わいの深い話である。 この逸話の興味は、ゲームのやりすぎでリアルな世界にもリセットボタンがあると思ってしまった幻覚にではなく、「リセットボタンがある」と無意識に思っていたせいで、友だちに向かって不用意な発言をすることを自制できなかったということの方にある。つまり彼女はリセットできることを前提にしたとき、無意識に「言ってはならないこと」を選択的に口にしたのである。 あまり知られていな

    hasenka
    hasenka 2008/05/20
    言葉遊びのような気もする。ここもそういう面はある。新米ドライバーはぶつけようとするわけではない。
  • 活字中毒R。部下の「致命的なケアレスミス」を救った「理想の上司」

    『ハンバーガーの教訓―消費者の欲求を考える意味』 (原田泳幸著・角川oneテーマ21)より。 (現日マクドナルドCEOの著者の「エンジニア時代の大失敗」と、それに対する当時の上司の対応) 【「失敗が人を育てる」といった言葉は、誰でも何度かは耳にしていることだろう。そういう言葉を聞いたことがあるために、失敗してもくじけずにいられる人も少なくないはずだ。 それでは、人の失敗に関してはどのように対処しているだろうか。 たとえば、自分の部下が失敗したときにどうしているかを考えてほしい。建て前としてではなく、失敗が持つプラスの意味を理解しているのであれば、一度や二度の部下の失敗などは許容できるに違いない。 私にしても、若い頃には何度となく失敗をしてきた。エンジニア時代などは失敗の連続だったともいえ、カラーバーコードを読み取るシステムの開発をしたときに失敗はそのなかでもとくに強く印象に残っている。

    hasenka
    hasenka 2008/03/26
    これがここまで感動的な話になってしまう現状が危機なんだろうな。これが普通の事になるのだったら誰も取り上げないし、それが日本の現状なのか。
  • 活字中毒R。矢沢永吉さんと三谷幸喜さんの『情熱大陸』

    『いらつく二人』(三谷幸喜、清水ミチコ著・幻冬舎)より。 (三谷さんと清水さんのラジオ番組『DoCoMo MAKING SENSE(J-WAVE)』の2005年12月〜2006年5月放送分を書籍化したものの一部です) 【清水ミチコ:この間「情熱大陸」に、矢沢永吉さんが出てたんですけど、私2回も見ちゃった。やっぱりすごいですね、一言一言が、「矢沢節」っていうのかな? で、あの方明るいし、自分を言葉で表現するのが大好きな方じゃないですか。普通アーティストって歌で表現するから、「俺はそんな喋んない」とか「喋りは得意じゃなくてね」っていう人が多いのに、矢沢さんはすごい語るのよね。「音楽、最高」とかさ。 三谷幸喜:矢沢さんは一言一言が何か重みを感じます。 清水:そうなのよね。それでね、「俺、しょっちゅう行く店があるんですよ。そこ行きましょうよ」って連れ出すんですけど、行ったお店がちゃんぽん屋さん。で

    hasenka
    hasenka 2008/03/26
    偶像の実像という虚構を更に作り上げるメタ構造
  • 活字中毒R。

    『非属の才能』(山田玲司著・光文社新書)より。 【あの発明王エジソンもまた、学校を追い出された少年だ。 1+1さえわからなかったエジソンは、どうしても教師と馬が合わず、わずか3ヶ月で放校処分となってしまう。 そんなエジソンに対して、もともと小学校の教師で教育熱心だった母、ナンシーは、ホームスクール形式で勉学を教えた。 彼女が特に気をつけたのは、エジソンの旺盛な好奇心を潰さないこと。ナンシーはエジソンのためだけに、地下室にさまざまな化学薬品をそろえ、エジソンは自分の好奇心のおもむくままに物事を調べ、実験にチャレンジすることができた。 のちに電球の発明で1万回もの失敗を繰り返したとき、エジソンはこう言っている。 「失敗したのではない、1万回うまくゆかない方法を見つけたのだ」】 〜〜〜〜〜〜〜 これを読んで、新潮文庫の「Yonda?」や「日テレ営業中」などを生んだコピーライター谷山雅計さんが、そ

    hasenka
    hasenka 2008/03/26
    活字中毒RってプロジェクトXなんだなぁ。でもエジソンは映画の発明を盾に同業者を訴え続け、それで逃げ出したのがハリウッドの成立を生んだ既得権者、権益確保派、抵抗勢力だったよ
  • 活字中毒R。

    hasenka
    hasenka 2008/03/12
    昔話の原点。元々昔話は洗練されたものでなくえげつない話がゴロゴロしていた。長い間に洗練され選択されて行った結果きれいな話だけが残った。昔話進化論。日本では猿は悪役、山で散々イタズラされて来たから?
  • 活字中毒R。 - 「志村けん、CM撮影ボイコット事件」の真相

    『変なおじさん【完全版】』(志村けん著・新潮文庫)より。 (「なんでもタレント任せで放送作家といえるのか」という項の一部です) 【バラエティ番組を見ていると、クレジットに放送作家の名前が6人も7人もダーッと出てくるけど、あんな多くの人がいて何をやってるんだろう。企画会議に顔を出して、ただ使わないアイデアを出すだけという作家の名前も入っているんだろうなあ、きっと。 僕の番組は、作家といっても座付きのような男がいて、僕のアイデアに肉付けをして台にしていくという形だ。『加トケン』のときは作家がいっぱいいたけど、どうもだめだった。僕が説明したことを、ココがおもしろいとちゃんと理解して書いてくれればいいけど、「違うよ、言ってることがわかってるの?」となっちゃうのが多いから。 読むとすぐにわかる。ずいぶん悩んで何回も考えた上で書いたのか、思いついたままサラッと書いただけなのか。言い回しが変だったり、

    hasenka
    hasenka 2008/03/07
    何も問題はない。世の中そうやってグルグル回る。
  • 活字中毒R。

    『笑いの現場〜ひょうきん族前夜からM−1まで』(ラサール石井著・角川SSC新書)より。 (ラサール石井さんが1980年の「コント赤信号」の黎明期を振り返って) 【僕らの「暴走族」のコントは、最初まず石井が学生服で出てきて、「なんだこの静けさは」と言うところから始まる(余談だが、このフレーズをゆーとぴあのピースさんがいたく気に入り、後々ゆーとぴあのお得意のフレーズになるのである)。そこへ登場した同級生の小宮が暴走族になっているのを見て、何とか引き止めて更生させようとするところが導入部である。 ここまでを見せると、いきなり(ゆーとぴあの)ホープさんに止められた。「おまえらのやっていることはウソだ」と言うのである。「小宮、おまえはここにいたくないんだろう。石井がちょっとでも間をあけたら。すぐに行っちゃえよ。石井、お前はこいつを止めたいんだろう。行っちゃったらなんとか引き止めろよ」。 つまり、我々

    hasenka
    hasenka 2008/02/28
    こうやって解説されてしまう事からの間違い。認識した時点でそれは皆に知られる所になってしまいそこにもう新奇性は無い。そういう意味では創造性というのもイタチごっこで認識とその離脱の追いかけっこである。
  • 活字中毒R。 - 「私が文章書きになれたのは、”夢”を持ち続けていたからではない」

    『社会派くんがゆく! 復活編』(唐沢俊一、村崎百郎共著・アスペクト)より。 (「あなたには夢がない」と妹になじられた浪人生が、その妹を殺害した「幡ヶ谷女子短大生殺害事件」が起こったのは2006年の12月。 その事件を受けて、「夢」について唐沢俊一さんが書かれた文章の一部です) 【「自分には夢があるから」と考えている大半のバカ共にあえて言う。お前らの持っている夢なんて、まずほとんどがクズである。単なる有名人志向、タレント志向、でなければ、自分の中の(まだどこにあるか自分で発見もしていない、あるかどうかの保証もない)才能ひとつで楽に稼げる商売になれたらいいなあ、とぼんやり考えているだけのナマケ病に過ぎない。好きなことをやって、稼げて、人にあこがれられて、などという生き方は、それこそ100万人に1人、1億人に1人の才能の持ち主にのみ許されていることで、自分がはたしてそれほど衆に秀でた才能の持ち主

    hasenka
    hasenka 2008/02/20
  • 活字中毒R。

    『働きマン仕事人に聞く』(一志治夫・文、安野モヨコ・画:講談社)より。 (各界の「仕事人」たちへのインタビュー集。ナインティナインの岡村隆史さんの回の一部です) 【テレビに出始めてみると、一見簡単に思えることが意外に難しいことがわかってくる。お笑いの深さを改めて知ることになるのだ。 「『とぶくすり』とかやってるころ、プロデューサーさんから『お前らプロちゃうんか』と叱られて、そうやそうや、プロやった、と思ったこともあった。年齢の近い仲間と一緒やったし、遊びで始まっていた部分もあったので、周りから厳しいことを言われて気づくことも多かったんです。自分らは楽しいと思ってやっていたけれど、『もっとテレビをわかれ』と言われ、どんどん教えてもらっていった。カメラがどこを向いているのかを意識して、カメラが来たときにボケる。カメラが回っていないところでボケても仕方ない。お笑いとはなんぞや、ということを現場で

    hasenka
    hasenka 2008/01/22
    まぁいいけど、どうしてスポ根ドラマになるのかなぁ。その内「お笑いの星」とかいうマンガが登場するんだろうか。それでいいんだろうか。いや、きっと世の中ってそこから逃れられないのね。そんな汗と涙のお笑いは遠
  • 活字中毒R。 - 映画関係者の予想を裏切った『恋空』

    『日経エンタテインメント!2008.1月号』(日経BP社)の記事「インサイドレポート」の「『恋空』『クローズ〜』大ヒット 映画界の読みがはずれたワケ」より。 【『恋空』『クローズZERO』の予想外の大ヒットに映画界が沸いている。映画関係者の公開前の予想では「どちらも興行収入で10億円から15億円程度ではないか」との声が多かった。しかし、最終的に『恋空』が40億円、『クローズZERO』が27億円程度を見込んでいる。 『恋空』の中心客層は女子中高生で、彼女に連れられて見に来る男子中高生も多い。逆に『クローズZERO』は男子中高生を集めている。主演の小栗旬目当ての10代20代の女性も多い。 映画関係者がいかに2作品に期待していなかったか、上映館に如実に現れていた。例えば東京・渋谷では、『恋空』がシネフロント(座席数245)、『クローズZERO』がアミューズCQN(座席数200)。東宝配給作品は、

    hasenka
    hasenka 2007/12/14
  • 活字中毒R。

    『日は世界で第何位?』(岡崎大五著・新潮新書)より。 【一軒あたりの平均床面積(㎡)(世界の統計2006) 1位 アメリカ  162 2位 ルクセンブルク  126 3位 スロベニア    114 4位 デンマーク    109 5位 日       94.85 6位 オーストリア   92 7位 フランス     90 トルコ      90 8位 イギリス     87 9位 チェコ      84 10位 ポルトガル    83 以前、海外専門の駐在員をしていたころ、日人の客からちょくちょくクレームをもらった。これはヨーロッパならではのクレームである。いわく、 「床にスーツケースを開けて広げられないほど部屋が狭いのよ!」 「日人が小さいからって、わざと狭い部屋をあてがったりして」 「そりゃわたしたちは日人だもの、たしかにうさぎ小屋に住んでいるけど、海外に来てまでこんな仕打ち

    hasenka
    hasenka 2007/11/26
    集合住宅が多い欧とまだまだ一戸建て志向が強い日本で同じというのも何だか
  • 活字中毒R。

    『のはなし』(伊集院光著・宝島社)より。 (「『好きな理由』の話」というエッセイの一部です) 【2年ほど前になるか、自分の担当しているラジオの深夜放送に立川談志家元をお呼びした時のこと。もともと古典落語の道をドロップアウトして今の世界に逃げ込んできた僕としては、談志家元は特別な存在で、何より6年間の修行時代にピリオドを打った理由の一つが「名人立川談志」の落語だった。 仕事疲れか、それが素の状態なのか、不機嫌そうにスタジオ入りした家元。僕は「機嫌を損ねて帰ってしまわないうちに…」とばかりその話をした。 「僕は落語家になって6年目のある日、若き日の談志師匠のやった『ひなつば(古典落語の演目の一つ。短く軽い話で特に若手の落語家がやる話)』のテープを聞いてショックを受けたんです。『芝浜』や『死神(ともに真打がおおとりで披露するクラスの演目)』ならいざ知らず、その時自分がやっている落語と、同じ年代の

    hasenka
    hasenka 2007/11/12
    それは良く聞く話。ドラマでも何回も出たテーマ。それを常識として次世代が進む。のか
  • 活字中毒R。 - モンゴルの「佐川急便」と小樽港の「スッパリ半分で断ち切られた車」

    『地球の裏のマヨネーズ』(椎名誠著・文春文庫)より。 【これまで世界のいろんな国のいろんな機種に何気なく乗ってきたが、ぼくは落ちたらそれで終わり、まあしょうがないのだろうな、といつも思っているので、飛行機に乗って怖い、という思いをしたことはあまりない。しかしそれでもロシアのツボレフとかアントノフなどの機種のいかにもこれは物凄く古いぞ、というのがわかるような飛行機に乗る時はその覚悟の度合いを強めたりする。 ロシアの国内路線ではセーフティベルトがちぎれていて締めることができない、という飛行機に乗ったことがあるし、中国では空港に着陸したとき、滑走路から吹き上がってくるもうもうとした土埃がキャビンの中に入りこんできたのを体験したことがある。国際便であったし、高度1万メートルぐらいのところを飛ぶ飛行機というのは構造的に完全気密である筈だからこの時は驚いたが、取り敢えず無事着陸しているので、まあそれ以

    hasenka
    hasenka 2007/11/09
    日本の一般的な「安全基準」というのは、現在でもかなり世界の中では厳しいほうなのだな>それが日本のコスト高をよぶ
  • 活字中毒R。-ある郊外型書店の「本好きを唸らせるコミックス売り場の工夫」

    棚探偵の回想』(喜国雅彦著・双葉文庫)より。 (喜国さんが、某ブッ●オフなどの新古書店におされて「新刊が売れない」ことに悩んでいる日の出版業界を救うために「1日で5万円分の新刊を買う」という企画を実行したときの話です) 【ここまで税込み38207円。あと1万円ちょっと。 連れ合いを車で拾って事情を説明する。自分の買いたいはみんな買ってしまった。お願いだから君の欲しいを今日中に1万円分買っておくれ。 やはり好きの彼女がこの申し出を断るワケがない。少し離れた場所にある郊外型チェーン店に車を向ける。チェーン店の場合、部から言われるまま、何も考えずにを並べる店が少なくないのだが、この店には独自のアイデアがある。 例えばコミックス。立ち読み防止にビニールパックをしてある店は多いのだが、ここは1冊は中が見えるようになっている。それだけならば普通。この店のユニークなのは、パックしてある

    hasenka
    hasenka 2007/10/31
    こうしてバラしてしまう事によりこの店の売りが無くなってしまうかも。ネットって本当に怖いですね
  • 活字中毒R。

    hasenka
    hasenka 2007/09/11
    契約ってのはその都度なのだから前例にならわずその度スペシャル契約にすればいいのに怠慢だよな
  • 活字中毒R。「僕が人の話を聞く時に、絶対にやらないようにしていることが一つあります」

    『経験を盗め〜文化を楽しむ編』(糸井重里著・中公文庫)より。 (「おしゃべり革命を起こそう」というテーマの糸井重里さんと御厨貴さん(オーラル・ヒストリー(口述記録)の研究者・東京大学教授)、阿川佐和子さんの鼎談の一部です) 【御厨貴:僕が10年来経験を重ねてみてわかったのは、聞く時には「自然体」が一番いいということです。こっちが「聞くぞ」と意気込んでると、向こうもなんとなく「答えないぞ!」みたいに構えますから。 阿川佐和子:力を抜く? 御厨:最初から自分は何でも知っているという姿勢で臨むのではなく、知らない、よくわからない、だから聞きたいというスタンスですね。 阿川:ニコニコなさる? 御厨:いえいえ、それはあまりやると向こうが嫌がるからしない。現場に行って、先に来ちゃったから、部屋でボケッと座っているような感じです。 糸井重里:あっ、その「ボケッと座ってる」という言い方、すでに好感持っちゃ

    hasenka
    hasenka 2007/08/31
    何か気持ち悪い。コミュニケーションを取りたいという熱望がここまで、このブクマ数。つまらない話は聞くな逃げるべし。嫌がらせに相手の話をまとめるというのは使えるな。
  • 活字中毒R。

    『家電批評monoqlo VOL.1』(晋遊舎)の記事「アイスコーヒー気レビュー」のなかの「アイスコーヒー豆知識」より。 【現在、世界中の国で飲まれているアイスコーヒーだが、その歴史は意外と知られていない。しかも、最初にコーヒーを冷やして飲む「アイスコーヒー」という飲み物を考えついたのは、大正時代の日人だといわれている。これは、お茶などを始めとして温かい飲み物を冷やして飲むという、日独自の文化によるものなのである。 世界各国では品衛生上、飲み物を温めずに(火を通さない)飲むことが危険だと見なされていたり、欧米の一部の国では、水以外の飲み物を冷やして飲むことは非常に贅沢だという考えがあった。これに対して、日では昔から井戸水のように地下から汲んできた水を直接飲めるほど安全できれいな水が確保できたことや、飲み物を冷やして飲む文化が一般的に広まっていた。このことが、日でのアイスコーヒ

    hasenka
    hasenka 2007/07/28
    本当か。コーラがあるなら冷たいコーヒーだって有だろって普通に思ってしまうのは日本人だけ。中国は冷たい飲み物を取らない習慣があったらしいけど。
  • 活字中毒R。

    『上京十年』(益田ミリ著・幻冬舎文庫)より。 (「譲れないこと」というエッセイから) 【今年に入って習いはじめたピアノを少し前にやめた。別にピアノが嫌になったわけではないのである。 レッスンの日にうまく弾けない曲があった。先生の説明はよくわかるのだが、頭で理解したからといって指がすぐに動き出すというものではない。焦れば焦るほど緊張して、もっとできなくなっていくわたし。どうしよう……。モタモタしていると、先生がこう言った。 「違う、違う、ほら、もう一回、どうしてできないの?」 わたしはこの瞬間、ピアノ教室をやめようと思ったのである。 どうしてできないの? 学校で、習い事で、塾で。子供の頃、よく大人からそんな言葉をかけられたものだ。言う側は別に怒っているのではなくポロッと出るのだろうが、言われたほうはできない自分を責めてしまう。幸い、うちの親は口にしなかったけれど、わたしは、ずーっとこのセリフ

    hasenka
    hasenka 2007/06/26
    忘れてしまうもの。このブクマもやがて埋もれて分らなくなってしまう。
  • 活字中毒R。

    『Q&A』(恩田陸著・幻冬舎文庫)より。 (作中の、あるドラマ脚家とその友人との会話の一部です) 【「言葉は怖いんだよ」 確かに、よく取材とかするの? 「まあね。プロデューサーとか、スタッフと何人かで一緒に取材したり、資料読んだり、話聞いたりすることはある。でも、あんまり取材には頼らないなあ」 細かいところが違うとか抗議来たりしないの。 「抗議はいろいろ来るよ。でも、しょせんはフィクションだし、ファンタジーなんだから、いちいち気にしていると切りがない。ドキュメンタリーとドラマの違いって分かる?」 脚があるかないかってことじゃないの。 「ドキュメンタリーだって、脚がないわけじゃないよ。あたしが思うに、ドキュメンタリーは見えるフィクションで、ドラマは見えないフィクションだよ」 見えるフィクションって。 「実在するフィクションとも言えるかな。交通事故があった。目撃者が証言した。目撃者は確か

    hasenka
    hasenka 2007/06/22
    「薮の中」