先日の『赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道』放送時、本編前に細田守監督が高畑作品の魅力を語るインタビューが行なわれました。そちらの内容を文字起こししました。かなり放送が短かったのが残念です。もっと、たくさん喋ってくれていると思うんですが……。どこかで、ノーカット収録してくれると良いんですけどね。 高畑勲のアニメーション 細田: アニメーションって技法を使って映画を作るときに、ここまで徹底して世界を描くことができる。 ここまで徹底して人物を描くことができるんだっていう。その可能性の大きさっていうものを、高畑さんの作品から知ることができたっていうことが、大きな事じゃないかなと思います。 『赤毛のアン』について 細田: アンに寄り添って描いてるわけじゃないんですよ。アンと、アンを引き取った兄弟、その状況を客観的に、公平に描いてるんですね。多面的な視点があることによって、より人物が立体的に奥深く