ある大御所ロック歌手が昔の持ち歌をことわりなくカバーされたことに苦言を呈してちょっと揉めたという事件がありました。もともと法律的な話でもなんでもなく、業界の礼儀的な話であるので、この事件についてはここでは論じません。元々の事件についてコメントされたい方は関連Togetterをサーチしてコメントするなどしてください。 ここで論じたいのは、自分の持ち歌を不本意にカバーされた歌手は著作権法上何かできるのかということです。上記の事件について、俺様著作権論を展開している人が見受けられたのでここで整理しておきましょうということです。 まず、大前提として、著作権法上は歌唱は著作物ではありません。歌唱は実演です。そして、実演は著作物とは別物で関連する権利も違います。なお、旧著作権法(明治32年)では歌唱も著作物のひとつとされていました。なので、歌唱は著作物であると決めてもよいのですが、今はそうなってないと
槇原敬之さんの名曲「もう恋なんてしない」の文法がおかしいという話を聞きますが、構文が複雑なだけで別に間違ってないと思うので以下に示します。 この前ラジオでマッキーの『もう恋なんてしない』が流れてて、この曲よく文法間違いが指摘されるけど、レトリックが複雑なだけで別におかしくないと思います。 懐メロなのに今さらって気もするんですが、気まぐれにggったら大してまとまった情報がないのと、槇原氏デビュー25周年だかなんだからしいので何となくメモ。 もう恋なんてしないなんて言わない …ということでさっそく1番のサビ部分を見ていきましょう。 もし君に1つだけ 強がりを言えるのなら もう恋なんてしない なんて言わないよ絶対 二重否定 物議を醸すのは特に後半でしょうか。 「もう恋なんてしない」なんて言わない 括弧でくくると『「もう恋なんてしない」て言わない』ことが「強がり」の内容であることは明らかなのですが
先日、とあるアイドルグループのメンバーが、公演中にリストカットして事務所から即日解雇されました。普通っぽい女の子への人気が高まるアイドルブームの中で、本物の普通の女の子が持つ闇の部分に注目が集まっています。 「地下アイドルなのに、腕に傷がないんだね」と、笑われたことがあります。その場にいたカメラマンやミュージシャン達も共感するように笑い、しかし何人かは本当に驚いたような感心したような表情で、ロリータ服から伸びる私の腕を覗き込んでいました。 それからしばらくは、地下アイドルの腕が目にとまるようになり、故意に引かれたらしい切り傷を見つけるたび、少しだけ息を呑みました。中でもロリータ服のように、布が多用された衣装で傷跡を隠す子は多く、あの日、自分が驚かれたり、感心されたりした理由を知ったのです。 その頃の私は高校生で、同級生たちの口癖は「病む」でした。試験や、進路や、部活のことで「病み」、恋人と
「カフェ・ミュージック」なんて言葉があるように、カフェのBGM=オシャレなものという認識が定着している昨今。そんな中で、音楽好きからひそかな注目を集めているのが、ドトールコーヒーショップ(以下、ドトール)の店内BGMだ。 「え、そうなの?」と思う人も多いかもしれないが、確かにドトールで流れている音楽は「うわぁオシャレ!」と誰もが反応するものではない。何かこう、やたらと選曲が通好みでシブいのである。 TwitterでそのBGMへの反応を検索すると、 「70年代のAORがかかっていてぐっとくるんだよね。ネッド・ドヒニーとかさ」 「またロジャー・ニコルズが流れてる!」 「ハーパース・ビザールもフリー・デザインもかかってる!自分しか聞いてないけど(笑)」 というような、音楽通らしき人が思わず反応してしまった声がわさわさ出てくる。 いわゆる“オシャレ風なカフェミュージック”ではなく、ソフトロックやA
2020/10/18 エンジニア D4DJ Groovy Mix オープンベータ開始 2020/10/18 DJ 秋葉原(を夢見る)パラダイスレイディオ Vol.1 @ twitch配信 2020/10/25 エンジニア D4DJ Groovy Mix リリース 2020/11/14 DJ UNDER Freaks 2nd anniv. @ 渋谷Cafe W (渋谷WOMB 1F) 2015/5/27に発売された、『ラブライブ!』の新作ベストアルバム第2弾「μ’s Best Album Best Live! Collection II」(以下ベスト2)ですが、買って聴いてみたところ、おもしろいことに気が付いたので検証してみました。 結論 シングル版よりも音がよくなっている。 ベスト2収録に際してリマスタリングや再ミックスを行った可能性が高い。 「ラブライブは好きだけど音が悪くて・・・」とい
例えば明日、自分が好きなジャニーズタレントが結婚を発表したらどうするか。結婚してもおかしくない年齢に達しているタレントを応援しているファンは、何度か考えた事があると思う。若いタレントを応援しているファンも結婚報道はないにせよ、週刊誌に熱愛が報じられる可能性を危惧した事があると思う。女性アイドルには“恋愛禁止”文化のイメージが強いが、ジャニーズは事務所から恋愛を禁止されているという事はなく、結婚しているタレントも中にはいて、基本的に自己責任で恋愛は自由とされている。しかしながら擬似恋愛の対象と言われるアイドルが、自由に恋愛する事をファンは手放しに喜ぶ事が出来ない心理は言わずもがな在る。誰かの結婚や熱愛報道があると、様々なジャニヲタの心情がネット上に渦巻いているのを目撃する。誰も何が正解で何が不正解であるかを決める事は出来ないし、今回もそういった目的は一切ないと最初に記しておきたいが、実際にジ
握手券に投票券、ライブチケット……。音楽チャート上位には、様々な特典を付けたCDが並ぶ。そんななか、エアバンドのゴールデンボンバーは昨年、シングル「ローラの傷だらけ」を、あえて特典を一切つけずに発売した。ボーカルの鬼龍院翔に思いを聞いた(取材は今年1月17日)。 ――昨年、シングル「ローラの傷だらけ」を、特典を一切つけずに発売しました。なぜですか。 一番の理由は、僕が今まで特典だらけのCDを売ってきて、それが嫌だったから。どんな表現者でも、自分が一番見てもらいたい表現以外を求めて作品を購入する人がいたら、モヤッとするはずです。結局、コピーできる音楽よりも、握手とかコピーできない特典の方が強いんですよね。 やっぱり、1人の人に複数枚売らなきゃいけない現状は間違っている。ミュージシャンみんながそう思っています。それでもやめられないのは、会社や色んな人の生活がのしかかっているからですよ。特典を無
ライムスター宇多丸さんがTBSラジオ『タマフル』の冒頭で、亡くなったD.L(Dev Large)さんんへの追悼メッセージを話していました。 (宇多丸)まあちょっとね、そういう晴れ舞台の前日にというかですね、その週に、またこういう話をしなきゃいけないのは本当に辛いんですけど。えー、まあ、訃報でございまして。もうね、ネットとかでは結構伝わっていると思うんですけれども。ええと、5月4日の早朝にですね、この番組にも以前、出ていただきました、日本のヒップホップ史の中でね、最重要グループのひとつでしょう。BUDDHA BRANDというヒップホップグループのラッパーであり、プロデューサー、DJ。Dev Largeさん。2005年以降はD.Lという名義で活動していましたが。D.Lさんがですね、僕と同い年なんですけど、亡くなってしまったと。 そうなですね。この番組には2010年12月11日の『申し訳ないとフ
ブロードウェイミュージカルを思わせる「青い鳥」、ネオン街を思わせる背景をバックにした「無邪気なキミと真夏のメロディ」、観客もハンドラップで盛り上がる「スパニッシュ・アパートメント」と華やかな楽曲を立て続けに披露した花澤は、ここでバンドメンバーを紹介。ライブ当日に誕生日を迎えた高井亮士(B)を祝福したり、山之内俊夫(G)の“ダイオウイカのような瞳”を巨大な4面スクリーンに大映しにしたりと、和気あいあいとしたトークで盛り上がった。さらにニューヨーク訪問時に食べたベーグルの話題やジャズバーでのエピソードなどを語ったあとは、ニューヨークの夜をイメージした中盤のパートへ。「タップダンスの音が聴こえてきたら」ではこの日のために猛特訓したタップダンスを初披露して場内を沸かせた。アコースティックギターとウッドベースの音色が印象的な「Trace」、Swing Out Sisterが楽曲提供した「Dream
デジタル配信に定額制のストリーミングサービス……。激変する音楽環境にあわせ、流行を追いかける音楽チャートの側も変容を迫られている。米ビルボードは、CD販売だけでなく、ラジオや動画サイトの再生回数なども含めた複合チャートを提供している。米ニューヨークの本社で、チャートディレクターのシルビオ・ピエトロルオンゴさんに話を聞いた。 時代に合わせ指標を見直し ――複合チャートとしてのビルボードの進化の歴史について教えてください。 ビルボードは歴史的に、人々がどのように音楽を聴くかに応じて対応を変えてきました。ジュークボックスやラジオでのエアプレーなどに始まり、LPや8トラックのテープ、カセット、CD、携帯電話の着うたなどなど。もちろん、デジタルダウンロードも調査しています。デジタル時代に入り、チャートも非常に大きく急速に進化していますね。 一方、CDなどパッケージの売り上げは落ちています。ソーシャル
ダウンロードやストリーミングといった音楽配信サービスが登場し、国内外の音楽産業はCD一辺倒ではなくなった。そんな中にあって、日本を代表する音楽チャートのオリコンは、依然CDの売上高を重視する。なぜなのか。小池恒社長に話を聞いた(1月16日取材)。■配信ランキングへの関心「薄れている」 ――オリコンの音楽ランキングの役割をお聞かせください。 基本的には、ブランディング機能、プロモーション機能、販売促進機能、収入予測機能、マーケティングツールの五つに分けられると思います。アーティストが1位にこだわるのはもちろんのこと、ファンも応援しているアーティストには1位になってもらいたい気持ちがある。そこから、プロモーション機能でヒットが広がっていくわけです。 ――ネット配信をはじめ音楽の聴き方が多様化し、「既存のCDランキングだけでは、何が流行しているかつかめない」という声も聞きます。 ここ何年か、「最
音楽の管理はiTunesで行っている。 自分の持つmp3プレーヤーがiPodだからだ。 View image | gettyimages.com 当然、曲を取り込む先はiTunesなのだが、そこから自分なりに音楽をデータとして扱うに当たって紹介するような手順を踏むことにしている。 その各一つ一つに意味や狙いがある。 最終的にこのデータ化して得られるメリットは欲しい時に欲しい曲に手早く辿りつけるようになることである。 その秘訣の一つにスマートプレイリストの利用がある。 約7万曲あるiTunesの曲の管理法を公開しよう。 コメントやグループを消す View image | gettyimages.com 後にコメントやグループは使用するので、取り込んだ時点で入っている該当項目は削除する。 新たに取り込んだ曲を一気に選択して、コメントやグループは空白にしてしまうのだ。 ジャンル分けをする Vie
『ワイルド・スタイル』初公開の1983年、東京で何が起こったのか? Film | 2015.04.17 Fri 2015.04.15(WED)@UPLINK Back to 1983 in TOKYO-あの年、東京で何が起きたのか‐ 1983年に公開され、ヒップホップ・カルチャーを全世界に広めた映画『ワイルド・スタイル』を公開中の渋谷アップリンクにて、4月15日(水)、イベント<Back to 1983 in TOKYO-あの年、東京で何が起きたのか‐>が開催された。この日は、全米公開に先駆けて今作の日本公開を実現させたプロデューサーの葛井克亮さんとフラン・クズイさんが登壇。荏開津 広さんとばるぼらさんを聞き手に、当時の貴重なエピソードが披露された。 渋谷アップリンクのイベントに登壇した葛井克亮さん(左)とフラン・クズイさん(右) 葛井さんとフランさんは、全米公開(1983年11月)前の1
2012年4月、シングル「星空☆ディスティネーション」で個人名義の音楽活動をスタートさせた花澤香菜は、以降も声優として多忙な日々を送りながら、意欲的に楽曲制作とライブ活動を重ねてきた。これまでの作品でもさまざまなジャンルを取り入れながら特徴的な声を生かした音楽を作り上げてきたが、3rdアルバム「Blue Avenue」ではジャズ、フュージョン、AORといった新たなジャンルを取り込み、さらにはSwing Out Sisterとのコラボレーションにも挑戦している。ディスコグラフィとライブ経験の積み重ねに比例して、ますます音楽に対する喜びと好奇心を高めている彼女。インタビューではアルバム「Blue Avenue」の話題を軸に、音楽への思いを語ってもらった。 取材・文 / 臼杵成晃 3年間で68曲 ──花澤さんの個人名義でのデビューシングル「星空☆ディスティネーション」が発売されたのは2012年の
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