ホーム 夏目漱石の坊っちゃんのように、間違った事が大嫌いで義憤に駆られ、損ばかりする行動様式に脳内セロトニンが関与 2012年2月28日 独立行政法人放射線医学総合研究所 京都大学 高橋英彦 医学研究科准教授(独立行政法人放射線医学総合研究所(以下、放医研)分子イメージング研究センター 分子神経イメージング研究グループ 客員研究員)は、PETを用いて、不公平な扱いを受けた際に私たちの取る行動の個人差には脳内セロトニンが関与していることを世界で初めて明らかにしました。 今回の研究ではまず、健常者を対象に、最後通牒ゲームという経済ゲームを行い、不公平なお金の分配を提示された時に取る行動の個人差を検討しました。従来は衝動的、敵意の強い性格の人が不公平な提案を拒否し、取引を台無しにしやすいと信じられてきましたが、性格傾向と不公平に対する反応との関係を調べたところ、実際には正直で他人を信頼しやすい平