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ブックマーク / synodos.livedoor.biz (42)

  • SYNODOS JOURNAL : アベノミクスで円安が起きていることがわかるたった一つのグラフ 村上尚己

    2013/3/269:0 ツイート アベノミクスで円安が起きていることがわかるたった一つのグラフ 村上尚己 筆者最新刊『「円安大転換」後の日経済 為替は予想インフレ率の差で動く』が3月15日に発売になり、発売1周間で重版が決定しました。お買い求めいただいた皆さま、書店員の皆さま、ありがとうございます。 論考では、拙著最新刊の発売を記念し、新日銀正・副総裁の選出で注目の集まっている「為替レートの今後の動き」を占う上で重要な「この円安の正体は何か?」にあたる部分を、『「円安大転換」後の日経済』から抜粋するかたちで掲載したいと思います。 ※論考は、出版社に入稿する前の原稿です。また論考に向け、一部変更している部分があります。 ついにアメリカがインフレ目標政策を導入 2012年1月までは、投資家の間に「金融緩和のアクセルを踏むアメリカはデフレを回避しインフレを保つ一方、金融緩和に躊躇し続

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    hat_24ckg 2013/03/28
  • SYNODOS JOURNAL : 日本の購買力平価は高くない 原田泰

    2013/3/129:0 ツイート 日の購買力平価は高くない 原田泰 アベノミクスの第1の矢の金融緩和で、円が下がり、株が上がり、輸出が増え、企業業績が好転し、雇用が拡大し、賃金が上昇し、物価も上がるという兆しが見えてきた。日は、ついに失われた20年から脱却できるかもしれない。だが、この変化を喜ばない人もいる。 安倍晋三総理のイデオロギーが気に入らないから喜ばないという人もいるかもしれない。しかし、金融緩和で景気が良くなるのは当たり前のことで、右であれ左であれ、誰が金融緩和をしようが景気は良くなるのである。 景気が良くなるのが気に入らないという人に政権は取れない。景気が良くなるとは、すべての人が得をするということである。企業は利益の上昇で、労働者は雇用拡大と賃上げで、政府は税収増で得をする。税収増は、政治家にとって自分の支持者に予算を配れるということである。マスコミも広告費の増加で得を

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    hat_24ckg 2013/03/12
  • SYNODOS JOURNAL : デフレ脱却のための望ましい日銀人事とは 渡辺喜美(みんなの党代表)×飯田泰之

    2013/2/199:0 ツイート デフレ脱却のための望ましい日銀人事とは 渡辺喜美(みんなの党代表)×飯田泰之 2013年2月15日、日銀行・白川方明総裁が緊急会見を行い、3月19日付で日銀総裁を辞任することを発表した。日銀人事は安倍内閣が「アベノミクス」を実行する要となっている。次期日銀総裁・副総裁はどのような人が就くべきなのか。いま危惧されることとはなにか。みんなの党代表・渡辺喜美議員と経済学者・飯田泰之の対談をお送りする。(構成 /金子昂) ■公正取引委員会のポストに就くべきではない人物像 飯田 今日伺ったのはなんといっても日銀行に関する国会同意人事についてです。渡辺さん、さらにはみんなの党のお考えをお聞かせいただきたく思っています。 その前に、人事の前哨戦となる公正取引委員長人事の話から始めましょう。みんなの党は政府が提出した公正取引委員会の委員長の人事案に反対されていますが

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    hat_24ckg 2013/02/19
  • SYNODOS JOURNAL : 政治と経済の失われた20年 ―― データから語る日本の未来 片岡剛士×菅原琢×荻上チキ +飯田泰之

    2013/2/189:0 ツイート 政治と経済の失われた20年 ―― データから語る日の未来 片岡剛士×菅原琢×荻上チキ +飯田泰之 自民党の圧勝で終わった昨年の衆議院議員総選挙。総選挙二日後に行われたイベントにおいて、エコノミストの片岡剛士氏は民主党の大敗を、マニュフェストが実現できなかったことに対する国民の失望の結果だと解説。政権を奪取した自民党・安倍総裁の掲げる「アベノミクス」が、日経済に対してどのような影響を与えるか、データを分析した上で語った。 対して政治学者の菅原琢氏は、自民党の得票数・得票率から、選挙において自民党は決して圧勝していないことを提示。現行制度である小選挙区比例代表並立制では、政党「制」と言える安定した状態が一向に訪れない可能性を指摘し、拘束名簿式の比例代表制一にすることを提案した。 格的に始動し始めた安倍政権。2013年7月に迫る参議院議員総選挙。飛

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    hat_24ckg 2013/02/18
  • SYNODOS JOURNAL : 誰もが「合理的」に行動している ―― 『思考の「型」を身につけよう』著者・飯田泰之インタビュー

    2013/2/139:0 誰もが「合理的」に行動している ―― 『思考の「型」を身につけよう』著者・飯田泰之インタビュー 「もっと独創的な発想はできないものか……」「論理的な思考ってどうすれば身につくの?」日常生活をおくる上で考えなくてはいけないことは山ほどあります。しかし改めて「考える」ことを考えてみると、いったいどうすればいいのかわからない。あるいは他人と差をつけるために自由な発想をしたい。こんな思いをされたことのあるひとはたくさんいることでしょう。 そんな人たちのために、若手の経済学者としてさまざまなメディアで活躍する飯田泰之氏が経済学的な思考法を身につけるための ――『思考の「型」を身につけよう』を出版されました。「思考の型」とはいったいなにか。経済学的な発想はどんな役に立つのか。お話を伺いました。「99%の平凡な人々へ「自由な発想」は、もういらない!?」(聞き手・構成/金子昂)

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    hat_24ckg 2013/02/13
  • SYNODOS JOURNAL : 日銀がいかに仕事をしていないかが分かる、たったひとつのグラフ 村上尚己(マネックス証券チーフエコノミスト)

    2013/2/49:0 日銀がいかに仕事をしていないかが分かる、たったひとつのグラフ 村上尚己(マネックス証券チーフエコノミスト) 『日人はなぜ貧乏になったか?』(中経出版)発売記念特別寄稿第二弾。http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000077.000003701.html シノドスジャーナル上で、「アベノミクスでバブルが起きるは当か?」という筆者の記事(http://synodos.livedoor.biz/archives/2021651.html)に対して、池田信夫さんより、「村上尚己氏の古代マネタリズム」というタイトルで次のような反論をいただいた(http://blogos.com/article/55259/)。 この反論記事への再反論はいずれまた書かせていただくとして、池田さんが、筆者への反論記事の冒頭で、次のようにお書きになっているこ

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    hat_24ckg 2013/02/05
  • SYNODOS JOURNAL : いじめを止めたい大人たちへ ―― 「ストップいじめ!ナビ」第二弾更新にあたり

    2013/2/19:0 いじめを止めたい大人たちへ ―― 「ストップいじめ!ナビ」第二弾更新にあたり 解決への兆しが見えない「いじめ問題」に一石を投じようと、様々な分野の専門家らが有志で集まり、立ち上げたストップいじめプロジェクトチーム。いじめで苦しむ子どもたちへの支援を行うことと共に、いじめの発生リスクをできるだけ抑制する社会環境作りをめざして、多岐に渡る取り組みを行っている。 彼らによるいじめ対策のポータルサイト「ストップいじめ!ナビ(http://stopijime.jp/)」の開設から三ヶ月が経過し、先日第二弾更新が行われた。今回の更新では、「いじめに関する統計データ集」「裁判例紹介」「LGBTいじめの関係の説明」といった新たな項目が追加され、大人たちがより多面的にいじめの現状を理解できるようになっている。 谷川弥一文部科学副大臣による「いじめ対策に武道の先生や警察OBを導入すべ

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    hat_24ckg 2013/02/01
  • SYNODOS JOURNAL : アベノミクスでバブルが起きるは本当か? 村上尚己(マネックス証券チーフエコノミスト)

    2013/1/319:0 アベノミクスでバブルが起きるは当か? 村上尚己(マネックス証券チーフエコノミスト) 『日人はなぜ貧乏になったか?』(中経出版)発売記念特別寄稿第一弾。http://thnktnk.jp/binbou/campaign/ 日人はなぜ貧乏になったか? 2012年11月半ばから、株高・円安が続いている。安倍首相が唱える経済政策によって、金融緩和が強まりそれへの期待でもたらされた「アベノミクス相場である」。この市場の動きをどう評価するか、メディアでも様々な意見が飛び交っている。こうしたなかで、これまでの「デフレと円高と不況」が日経済のスタンダードと考える識者などは、2012年11月から始まった円安を、気にわないことと感じているようだ。 なかには、アベノミクスによって、「安倍バブルが起きるだけ」などと警鐘を鳴らしている人も散見される。こうした見方の代表例として、「

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    hat_24ckg 2013/01/31
  • SYNODOS JOURNAL : デフレ脱却のための「次元の異なる金融緩和策」に必要なこと 片岡剛士

    2013/1/2510:0 デフレ脱却のための「次元の異なる金融緩和策」に必要なこと 片岡剛士 アベノミクスは大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の三つを基方針としている。 なかでも安倍首相が重視している金融政策に関しては、1月22日の金融政策決定会合で「デフレ脱却と持続的な経済成長の実現のための政府・日銀行の政策連携について(共同声明)」の公表、「2%の物価安定の目標」及び「期限を定めない資産買入れ方式」の導入を決め、展望レポートの中間評価が行われた。 報道によれば、安倍首相は共同声明を「金融政策の大胆な見直しという意味でも画期的な文書だ」と評価したという。麻生大臣、甘利大臣も同様に「追加緩和は日銀の強い決意を裏打ちしたもの」、「政府と日銀がこれだけ明確に約束したことはない。歴史的だ。」と好意的な評価を下したとのことだ。 しかし報道からうかがえる政府関係者の好

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    hat_24ckg 2013/01/25
  • SYNODOS JOURNAL : 『ユーロの正体』著者、安達誠司氏に聞く ―― この経済失策がヤバかった!2012 〜 日欧経済失政レビュー

    2012/12/149:0 『ユーロの正体』著者、安達誠司氏に聞く ―― この経済失策がヤバかった!2012 〜 日欧経済失政レビュー 安達誠司氏 実は「ユーロという通貨」こそが「日を含む世界経済の縮図」であり、ユーロのことがわかれば「通貨とは何か? 経済とは何か?」がわかる。それがわかれば、「ユーロ危機で私たちの生活はどうなるか?」「そもそもなぜ日経済がよくならないのか?」「日人はなぜ貧乏になったのか?」等など、日人として知っておくべき明確な解が得られる――。 『ユーロの正体』(幻冬舎新書)のまえがきには、こう記されている。 同書では、「欧州の経済統合の歴史」「ユーロ成立までの歴史」が詳細に紐解かれ、「なぜいま、ユーロが危機に瀕しているのか?」が、世間の経済解説の誤りを指摘しつつ解説され、一冊で、ユーロ危機のすべてがわかるよう、予備知識がない人でも理解できるよう懇切丁寧に解説され

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    hat_24ckg 2012/12/14
    実に理路整然としてますね。日銀の独立性重視やハイパーインフレ忌避の人の強弁ぶりとは対照的。
  • SYNODOS JOURNAL : 衆院選を考える ―― 民主党・自民党の経済政策から 片岡剛士

    2012/12/69:0 衆院選を考える ―― 民主党・自民党の経済政策から 片岡剛士 ■経済政策における三つの手段 まず題に入る前に、各党の経済政策を考える際の判断軸を明らかにしておきましょう。それは経済政策における三つの手段、つまり「経済安定化政策」、「成長政策」、「所得再分配政策」の三つを明らかにするということです。 ■景気変動を安定化させる経済安定化政策 経済安定化政策はマクロ経済政策を指しています。マクロ経済政策である財政政策・金融政策の役割は、これら二つの政策手段を通じて景気の安定化をはかることです。なお財政政策は、政府支出の拡大・縮小あるいは増減税を行うことで景気の安定化をはかる政策です。金融政策は、政策金利や量的緩和といった手段を使うことで通貨の量をコントロールし、マイルドなプラスの物価上昇率(2%程度)を安定的に維持する政策です。デフレが続く日経済は、好況の勢いがデフ

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    hat_24ckg 2012/12/06
  • SYNODOS JOURNAL : ゆるやかに、しかし着実に、自立へと歩みつつ ―― ある生活保護当事者の半生と思い みわよしこ

    2012/12/49:0 ゆるやかに、しかし着実に、自立へと歩みつつ ―― ある生活保護当事者の半生と思い みわよしこ 2012年11月17日、行政刷新会議「新仕分け」において、仕分け対象事業として生活保護(生活扶助・住居扶助・医療扶助)が取り上げられた。結論から一部を抜粋する。 「生活扶助基準については、自立の助長の観点から、就労インセンティブを削がない水準とすべきであり、一般の低所得者の消費実態などとの均衡を図る」「生活保護受給者の就労を促進するため、就労収入積立制度などの実現に向けて対応する」「『医療供給側の受診抑制させるための取組』について、今年の見直しの中で直ちに取り組むべき」 曰く、生活保護当事者の自立とは、就労自立である。曰く、生活保護基準の切り下げ、すなわち生活保護では暮らして行けないようにすることが、就労へのインセンティブとして機能する。曰く、生活保護当事者の就労(注1)

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    hat_24ckg 2012/12/05
  • SYNODOS JOURNAL : 地方経済を救うために思い切った金融緩和を 山本幸三×飯田泰之

    2012/12/39:0 地方経済を救うために思い切った金融緩和を 山幸三×飯田泰之 衆院選公示まで残り1日。なぜデフレから脱却し、円高を是正する必要があるのか。疲弊した地方経済を救うにはどうすればいいのか。選挙の争点となっている金融政策の重要性について、経済学者・飯田泰之が自由民主党山幸三衆院議員に緊急インタビューを行った。 ――ここ20年の低成長によって地方経済は疲弊しきっています。 山 私の地元である北九州市では、デフレと円高の影響を受けて、東芝の大工場が閉鎖し、海外に移転してしまいました。新日鐵住金も中国韓国に押されて生産が落ちていますし、日産やトヨタの工場も業績を落としていて、その影響で下請け会社が疲弊しています。商店街は閑散として、目も当てられません。 よく日企業の努力が足りないという議論を耳にしますが、これはまったくの間違いですよ。企業の経営者は必死に頑張っています

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    hat_24ckg 2012/12/04
  • SYNODOS JOURNAL : Too Little, Too Late, Again 片岡剛士

    9月19日の『Real-Japan.org』(http://real-japan.org/2012/09/19/1035/)に、筆者は「Too Little, Too Late」と題した論考を寄稿した。これは9月18日・19日に開催された日銀政策決定会合の内容を踏まえてのものである。題に入る前に少しこの話をさせていただきたい。この論考の内容をかいつまんで記すと次のようになる。 まず9月政策決定会合では、資産買入等の基金を70兆円から80兆円に10兆円増額することが決まった。これはFRBが決定したQE3を念頭に置けば、買い取り額のペース・規模は少なく(Too Little)、かつ、わが国の景況が急激に悪化する中で増額分は2013年に対応するものであって即事性を持たないという意味で遅すぎる(Too Late)。 そして10月に入り、ふたたび政策決定会合のタイミングが訪れた。10月4日・5日に

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    hat_24ckg 2012/11/01
  • SYNODOS JOURNAL : 飯田のミクロ ―― 新しい経済学の教科書 飯田泰之

    2012/10/189:0 飯田のミクロ ―― 新しい経済学の教科書 飯田泰之 飯田のミクロ 新しい経済学の教科書1 (光文社新書) 著者:飯田 泰之 販売元:光文社 (2012-10-17) 販売元:Amazon.co.jp クチコミを見る はじめに 過去20年来の不況と2007年以降の長期経済停滞により、幸か不幸か、人々の経済、そして経済学への関心が飛躍的に高まっています。足下の経済状況や特定の経済政策に関する論争的なが数多く出版されており、そのなかにはベストセラーとなっているものも少なくありません。その一方で、こうした深刻な事態を防ぐことができなかった主流派経済学(年配の読者にとっては近経といった方がなじみ深いかもしれません)への不信もかつてないほどに強くなっていると言っていいでしょう。これまでの経済学を激しく批判し、時に罵りながら自説を展開しているも増えています。現代の経済シス

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    hat_24ckg 2012/10/19
  • SYNODOS JOURNAL : 円のゆくえを問いなおす ―― 実証的・歴史的にみた日本経済 片岡剛士

    2012/5/99:0 円のゆくえを問いなおす ―― 実証的・歴史的にみた日経済 片岡剛士 書『円のゆくえを問いなおす: 実証的・歴史的にみた日経済 』は、為替レートや物価といった貨幣的現象が経済にどのような影響を与えているかを述べたである。書では第一章で為替レートの動向と政府及び日銀行の政策を概観することで、現状を理解するために重要だと筆者が考える6つのポイント(論点)を抽出し、段階を踏みながら以降の各章で検証を行っていくというスタイルをとっている。6つのポイントとは以下である。 2.円高は、欧米諸国の経済不安に基づくドル安、ユーロ安といったグローバルな要因が原因である。 3.円高は、輸出企業の利益を減少させ、企業の海外調達促進、研究開発拠点の海外移転を進めるという空洞化につながる。 4.円高は、日経済に悪影響をもたらす。 5.政府は為替介入、円高による痛みを緩和するための

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    hat_24ckg 2012/05/09
  • SYNODOS JOURNAL : インフレ目標政策を考える 片岡剛士

    2012/3/1622:20 インフレ目標政策を考える 片岡剛士 FRBは1月のFOMC(米連邦公開市場委員会)、日銀行は2月の金融政策決定会合にて、それぞれ「長期的ゴールと金融政策の戦略」(longer-run goals and monetary policy strategy)(http://www.federalreserve.gov/newsevents/press/monetary/20120125c.htm)と「中長期的な物価安定の目処」を打ち出した。これらについて「実質的なインフレ目標政策」であるとの報道がなされている。だが両者は似ているものの、内実は大きく異なると筆者は考える。以下、インフレ目標政策について考えつつ、なぜそうなのかを示すことにしよう。 ※文中図表はクリックすると拡大されます。 ■インフレ目標政策の特徴 まずFRB、日銀行の政策を判断する前に、インフレ目

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    hat_24ckg 2012/03/17
  • SYNODOS JOURNAL : もう一度「一般理論」に挑戦する(3・完) 山形浩生×飯田泰之

    2012/3/810:22 もう一度「一般理論」に挑戦する(3・完) 山形浩生×飯田泰之 ■ケインズは、どう利用できるか? 山形 そういったことを踏まえたうえで、今、ケインズを読み直したほうがいいのかしら。それともケインズと全然違うところで何かをしたほうがいいのかしら。今回の危機に対してIS-LMもそこそこうまく動いたし、アメリカのやったいろんな資金注入や公共的な支援もだいたいそれで説明がつきそうな感じではある。大学のマクロ経済学の一番最初で学ぶような話ですべてが片付いちゃったんだから、それをもう少し頑張るということでいいのか。ここらへんでケインズの今の意義というのを話さなきゃいけないかなって。 山形 そうですね。やっぱり『一般理論』の小難しくも面白いところは、彼がうねうねしながら議論を進めるところ。その中に、筋とは外れるけれど注目に値する部分が書かれているんですよね。 飯田 その意味で

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    hat_24ckg 2012/03/09
  • SYNODOS JOURNAL : 円高が好きな人たちの「正体」とは? ―― 安達誠司(『円高の正体』)× 飯田泰之

    2012/2/2711:51 円高が好きな人たちの「正体」とは? ―― 安達誠司(『円高の正体』)× 飯田泰之 「あと、28・8兆円――」 今年の1月に発売され、早くも4刷が決定するほどの反響を呼んでいる『円高の正体 』(光文社新書)の冒頭、扉にはこう記されている。 この金額の意味はぜひ同書を繙いていただくとして、そもそもなぜいま、このは書かれなければならなかったのか。 著者である安達誠司氏に飯田泰之が鋭く迫る、『円高の正体』シノドスジャーナルver.をお送りします。 (構成 / 柳瀬徹・シノドス編集部) 円高の正体 (光文社新書) 著者:安達誠司 販売元:光文社 (2012-01-17) 販売元:Amazon.co.jp クチコミを見る ■強い企業と弱い政府 飯田 安達さんの書かれた『円高の正体』は、タイトルが「ある」を思い起こさせてくれる点がとても良いと思います(笑)。 まず前半で

  • SYNODOS JOURNAL : 震災後の日本社会と若者(最終回) 小熊英二×古市憲寿

    2012/1/1910:14 震災後の日社会と若者(最終回) 小熊英二×古市憲寿 古市憲寿著『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)刊行記念イベント   ―― 小熊英二・古市憲寿対談 / 2011年11月18日東京堂書店(構成 / 宮崎直子・シノドス編集部) 「震災後の日社会と若者」(1) ⇒ http://synodos.livedoor.biz/archives/1883807.html 「震災後の日社会と若者」(2) ⇒ http://synodos.livedoor.biz/archives/1884961.html 「震災後の日社会と若者」(3) ⇒ http://synodos.livedoor.biz/archives/1885407.html ■信頼が崩れた 小熊 それでは最後に、震災で何が変わったのか、について語りましょう。私は一番変わったのは、秩序に対する信頼感だ

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    hat_24ckg 2012/01/20