毎年誕生月に送付される「ねんきん定期便」には、50歳以降になると現在の収入をもとに60歳まで働く場合の老齢年金の受給見込額が記載されます。この受給見込額を確認した方の多くの反応は、「思っていたよりももらえる年金がかなり少ない」というもの。 今回は老後の年金額が減ってきている現状をふまえ、50代の方ができる対策について説明します。今からでも実践可能な、年金受給額を増やす方法を理解して、将来の老後資金をしっかりと備えましょう。 老後の年金額が少ない場合にできる3つの対策とは ねんきん定期便を確認して、自分が将来もらえる年金額が少ない場合、以下のような方法で年金を増やせる可能性があります。 ●老後の年金額を増やす対策1:会社員として働く期間を延ばす 老齢年金のうち基礎年金(国民年金)は60歳までの加入が原則となっていますが、一方で厚生年金では70歳まで加入することができます。そのため、会社員とし