久しぶりの大型上場ということで注目が集まっていた東京メトロ(東京地下鉄・9023/東証プライム)。上場初日の2024年10月23日には、公開価格1,200円に対して1,630円の初値がつきました。新規公開株式(IPO)では、この初値で売却して差益を得る投資方法がありますが、東京地下鉄のように、初値が公開価格を上回る割合(勝率)が8割前後というのは本当なのでしょうか。 新NISA(少額投資非課税制度)がスタートし、東京地下鉄以外にもタイミー(215A/東証グロース)など話題の会社が続々と新規上場を果たしている2024年。今回は10月23日時点での結果を紹介します。 初心者からはじめられるIPO投資 IPO投資には大きく、上場前に公開価格で購入する「プライマリー」、上場後に市場で購入する「セカンダリー」と呼ばれる投資手法があります。今回紹介するのは前者の「プライマリー」。ひとことでいえば、上場