ある職務や状況において、期待される業績を安定的・継続的に達成している人材に、一貫して見られる行動・態度・思考・判断・選択などにおける傾向や特性のこと。測定や定義が困難な気質や性格ではなく、インタビューや観察などで確認できる能力であり、その職務において優秀な成績を挙げる要因となる特性を列挙したものである。通常は、その職務で必要となる知識や技能は除外して考える。 もともとは、ハーバード大学の心理学者であるデイビッド・C・マクレランド(David C. McClelland)教授を中心にしたグループが、1970年代初めに米国務省から「外交官(外務情報職員)の採用時のテスト成績と、配属後の実業績に相関が見られない」ことに対する調査依頼を受け、行った研究に由来する。 マクレランドは、明白に高業績を挙げている人(ハイパフォーマー)を抜き出し、後にBEI(Behavioral Event Intervi
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