東京地検特捜部の捜査関係の書類を変造したとして、担当の検察事務官が厳重注意の処分を受けていたことが関係者への取材で分かりました。 書類は、ことし8月に起きたぼやで現場に残されていましたが、東京地検は、ぼやの原因については「電気系統のトラブルだ」としています。 東京地検特捜部では、ことし7月と8月、執務室でぼやが相次いで起き、このうち8月のぼやでは、庁舎の9階にある執務室で、電気コードの上にあった封筒などが焼けました。 関係者によりますと、この現場に残されていた特捜部の捜査照会に対する民間企業からの回答書の写しに、変造された痕跡があったということです。 東京地検が調査を進めた結果、担当した特捜部の事務官が、企業の印影を自分でコピーして貼り付けるなどして変造したことを認めたということです。 このため、内規に基づく厳重注意処分にしました。 一方、裁判の証拠などとして使用する目的はなかったとして、