年末は株式投資や投資信託に投資をしている方にとって益出しや損出しといった利益調整をする方も多いかもしれません。株や投資信託の税金は原則として1年単位で計算しますが、未実現の利益や損失は考慮しません。 そのため、株や投資信託の税金を節税するために12月の年末にかけて、損益通算のための益出しや損出しといった取引をする方も多いようです。 今回は年末に考えておきたい株の税金の調整(損益通算)をするポイントや注意点をまとめていきます。 株や投資信託の税金は調整できる? 株や投資信託の譲渡損益や配当金・分配金に対する税金は20%(復興特別所得税込みで20.315%)となります。この税金は1年間の間に実現した利益・損失に対して計算されることになります。 この税金の計算は当年中(1月1日~12月31日)まで発生した実現利益・実現損失の合計金額が課税所得額となります。未実現の利益(含み益の株や投資信託)、損