半導体メモリー(DRAM)世界3位のエルピーダメモリが、台湾の世界6、7位のメーカーと経営統合を視野に資本提携交渉に入ることが25日、分かった。 エルピーダの坂本幸雄社長が年明け早々に台湾を訪れ、本格的な交渉に入り、今年度中の合意を目指す。DRAMメーカーは過当競争による価格下落で経営が悪化している。このため、エルピーダは台湾企業との「日台連合」を組むことで、DRAMのシェア(占有率)を16%から20%超の世界2位に引き上げ、世界最大手で40%のシェアを持つ韓国・サムスン電子を追撃する。 関係者によると、提携交渉先は台湾の大手DRAMメーカーの力晶科技と茂徳科技の2社で、台湾側から打診を受けた。エルピーダが2社に出資する案や、エルピーダが台湾に持ち株会社を設立して、エルピーダの台湾子会社、瑞晶電子も含め4社で経営統合する案などを検討している。 エルピーダは、価格競争が厳しいパソコン向けのD