1975年のソノラマ文庫の創刊、1977年の新井素子・氷室冴子らのデビューをライトノベルのはじまりとする説が多い。とはいえ1969年から始まる『ウルフガイ・シリーズ?』のように「ライトノベル的なもの」はそれ以前からあった。 当初のソノラマ文庫、集英社文庫コバルトシリーズ及び遅れて創刊する講談社X文庫はアニメ?や特撮?のノベライズが主体であったが、ソノラマ文庫の菊地秀行・夢枕獏ら、コバルトの新井素子らによって現在のライトノベルへと続く土台が形成される。 特に新井素子は「新言文一致体」ともいわれる当時の若者の話し言葉に近い文章を駆使し衝撃を与えた。 1980年代に少女小説ブームが再燃する。多くのレーベルができるが、ほとんどが短命に終わる。 角川スニーカー文庫創刊当時は、意外なことだが少女小説作家を多く引き込んでいて、少女小説ブームの一環であったと思われる。しかし『ロードス島戦記』が少年に大ヒッ