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ブックマーク / screammachine.hateblo.jp (5)

  • 絶叫機械+絶望中止 ヘンリー・ダーガーと、たいへんなひとびと

    『ヘンリー・ダーガー展』を見に行った。7月16日までやってる、原美術館。 ヘンリー ダーガー 少女たちの戦いの物語ー夢の楽園 で、一緒にいった友人と、ダーガーはたいへんだったねえ、という話をした。 80才になって、施設で死んで、それからダーガーの絵は評価された。ダーガーは夜中に誰かといつも言い争いをしていたと、大家さんが証言していた、女っぽく喋るダーガーの声と、ダーガー人の怒鳴り声。働いていた病院の看護婦の真似、と書いてあったけど、私は「死んだ妹さんではないのかな」と思った。大家さんが言うには、ダーガーは生活が苦しいので施設に入るといって家を出て行き、死ぬときは、施設の中で、すっかりくたびれて、黙り込んでいたそうだ。 私が「若い頃に誰か気づいていたら、そんな寂しい死に方をすることもなかったのかな」というと、友人は「ダーガーの若い頃には、こんな素晴らしい絵は、ちっとも評価されなかっただろう

    絶叫機械+絶望中止 ヘンリー・ダーガーと、たいへんなひとびと
    hatikaduki
    hatikaduki 2007/06/19
    たいへんなひとびと
  • 風で歩く機械を作りたい。 - 絶叫機械

    テオ・ヤンセンの風で歩く機械。 ずっと前からこの優雅な機械に憬れていたんだけど、自分で作れるとは思っていなかった。 でも、動きの解析映像を見ると、実は単純な要素で組み立てられているということがわかった。 動きの解析。 テオ・ヤンセン風、馬。 で、これらの映像を見て、私にも作れるかも!と興奮してダンボールとセロテープでごちゃごちゃやったんだけど、やはり難しい。作れるけどうまく動かない。 自作テオ・ヤンセン風、何か。 カニ?作動音が気持ち悪い。 なんか設計段階から間違ってる気がする。が、がんばるぞ! 追記6月5日 中央の回転部分構造を把握するために、ダンボールと爪楊枝で試作してみたよ。

    風で歩く機械を作りたい。 - 絶叫機械
  • 視線誘導、圧縮と開放。マンガ論おさらい編その1。 - 絶叫機械

    知人に夏目房之介さんの『マンガはなぜ面白いのか』を読ませたところ、もっとも腑に落ちたところが「コマの圧縮と開放」であったという(第十章、文庫版P139から)。「今まで読んでいて気持ちの良いコマ割りと、そうでないコマ割りには、こんな違いがあったのかと気づかされたのだ」と。その興奮具合が面白かったので、手近にあるマンガの中から「圧縮と開放」を読み取ってもらった。 例:福島聡『機動旅団八福神』2巻P59_P60 図1 麻草「開放感あるねえ(図1)」 知人「しかもこれ、メクリなんだよ。ページをめくると北極の真っ白な空、そしてセリフ『北極は寒い』」 麻草「ミもフタもない。直前のコマで砕氷船を左斜め上に進ませてるのもポイント高いね」 知人「効果音や、セリフ、そして描いてあるものを辿るだけで、視線の誘導も計算されつくしてるんだってことがわかる(図2)」 同トレース図上、視線誘導ライン 図2 麻草「これは

    視線誘導、圧縮と開放。マンガ論おさらい編その1。 - 絶叫機械
  • 小学校 - 絶叫機械

    仕事で、ある小学校へ行った。 子供は、ちょうバカなので楽しい、奇声を発したりくるくる走り回ったりする。 おれは、ファミレスでキャーッて言ってる子供を見ると、一緒に奇声をあげたくなる。ウズウズしながら子供に変な顔や笑顔を見せていると、母親らしき生き物が「すみませんねえ」「ごめんなさい」と言って謝る。まァ単に気味の悪い男から子供を引き離す為の手段なのかもしれないが、子供が騒いでも謝るので区別はつかぬ。 それが彼女の育てる方法なのかもしれず、声をかけるのも憚られるので言わないが、あの「キャーッ!」をしずめるには、小声で楽しそうに話しかけてやればよい。子供はノドに大きな音が通るのが楽しくて叫ぶのであって、叫ぶという行為に付随する様々な迷惑など想像の埒外である(もちろん騒ぐことで親が注目する、などという悲しい原因もあるやも知れぬが)。その子供に「何で騒ぐの!」と怒鳴ったところで答えなど得られるはずも

    小学校 - 絶叫機械
  • 2006-08-25

    むかしむかし、南の方に、人いの魔女がいた。 子供をさらってはう、おそろしい魔女だった。 うわさによれば、自分の美しさをたもつために子供の肝をっていたらしい。それが、まったく効き目がないどころか、えばうほど醜くなった。目は飛び出て、爪はとがり、歯は牙に、肌は紙やすりのようにガサガサの灰色になってしまった。それでも「子供の肝をえば若く美しくいられる」と信じた魔女は、やがて気が狂った。 あるとき、肝をうことで醜くなることに気づいた狂った人いの魔女は、意味もなく子供をさらっては、肝以外の部分をうことにした。 手足をわれた子供は、いつまでも死なないので、苦しみ続けた。 魔女の屋敷には地下牢があった。何層にも及ぶ地下牢には、それぞれの部屋に五人ずつ、約三百人の子供が、手足をちぎられたまま閉じ込められていた。 あるとき、旅の騎士がそのうわさを聞き、魔女を倒そうと屋敷へ向かったが、そこ

    2006-08-25
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