社民党の福島瑞穂党首は3日昼の記者会見で、菅直人首相が福島第1原発の冷温停止を退陣のめどとしたことについて「続投宣言だと思う。昼間の(民主党代議士会の)発言と夜の発言にぶれはない」と理解を示した。 その上で、「鳩山由紀夫前首相の理解が間違っていたのではないか」と述べ、早期退陣を主張する鳩山氏に苦言を呈した。 また、「民主党で内部抗争ばかりするのはやめてほしい。野党も足を引っ張り政治空白を生むのは国民に対する背信行為だ。『いつ辞めるか』だけで国会が空転することはやめてほしい」と指摘した。
社民党の福島瑞穂党首は3日昼の記者会見で、菅直人首相が福島第1原発の冷温停止を退陣のめどとしたことについて「続投宣言だと思う。昼間の(民主党代議士会の)発言と夜の発言にぶれはない」と理解を示した。 その上で、「鳩山由紀夫前首相の理解が間違っていたのではないか」と述べ、早期退陣を主張する鳩山氏に苦言を呈した。 また、「民主党で内部抗争ばかりするのはやめてほしい。野党も足を引っ張り政治空白を生むのは国民に対する背信行為だ。『いつ辞めるか』だけで国会が空転することはやめてほしい」と指摘した。
菅直人政権への不信任案否決から一夜明けた3日。「内閣不信任決議案に賛成する」として辞表を提出していた民主党の副大臣や政務官らの慰留、辞意撤回などの関連の動きが続いた。東日本大震災の被災地復興に向け奔走してきた官僚からは「政治主導と言いながら、権力争いで復興事業を投げ出したことも、慰留されれば撤回する姿勢も理解できない」と怒りの声も漏れた。 被災地復興の方向付けを決める国土交通省の「被災の復旧・復興に関する検討会議」を主宰し、仮設住宅などインフラ復旧の指揮をとってきた三井辨雄(わきお)副国交相。1日に首相官邸に辞表を提出したが、官邸から慰留され一転続投を明言した。同省幹部は「政治主導と言いながら、簡単に『辞める』と言うのはおかしい」。別の幹部は「昨日は丸一日仕事がストップした。政局の火種はまだ残っており、今後もこうしたことが起こらないか心配だ。被災地の住民に申し訳ない」と話す。 被災自治体の
津波で大きな被害を受けたうえ、市の一部が福島第一原子力発電所から20キロ圏の警戒区域内にある福島県南相馬市の桜井勝延市長は「退陣を考えながら仕事をするようなふざけたことをやってもらっては困る。政治を預かる者は、今できることをすべての力をもってやるべきだ」と批判した。同県浪江町の馬場有(たもつ)町長は「そもそも決議案を出すべきじゃなかった。被災地のことを考えていない」と野党を批判。「一定のメドでの退陣」を示唆した菅首相の発言についても、「無責任だと思った。(前首相の)鳩山さんも1年足らずで辞めたので、またかと思った」と述べた。 津波で甚大な被害を受けた宮城県南三陸町の佐藤仁町長は「一連の政局は多くの被災地の首長、被災者にとって大変腹立たしい」と怒りをあらわにし、「被災地の思いをしっかり受け止め、政治空白を1日でも短くしてほしい」と話した。
クリックして拡大する映画の試写会で夫婦ツーショットを見せた時の後藤田正純氏と水野真紀。別居が今回の不倫につながったのか…=08年11月、東京・六本木 政治より性事!? 内閣不信任案採決日の2日、女優、水野真紀(41)の夫で、自民党の衆院議員、後藤田正純氏(41)=徳島3区=と東京・銀座の高級クラブホステスとの不倫が発覚した。3日発売の写真週刊誌「FRIDAY」が六本木のバーでキスする2人の姿を掲載し、議員宿舎で一夜を過ごしたことも報道。東日本大震災による国難と政局の混乱が続く中、妻はもちろん、国民からも怒りが噴出しそうだ。(サンケイスポーツ) 自民党など3党から提出された内閣不信任決議案が採決された2日。後藤田氏も賛成票を投じたものの否決され、その一方で菅直人首相(64)が近い将来の退陣を表明。与野党が入り組んで緊迫した政局が続く中、なんともお粗末な不倫が発覚した。 「FRIDAY」による
福島第1原発事故で福島県双葉町から埼玉県加須市に避難していた男が児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で警視庁に逮捕される事件があり、双葉町が被災町民への義援金支給辞退を決めていたことが分かった。町民からは「なぜ辞退するのか」との抗議が町に相次いでいる。 5月25日に逮捕されたのは、自称祈とう師の佐藤昌弘容疑者(57)。逮捕容疑は3月22~23日、都立高校の女子生徒(17)に「生き霊がたたっている。除霊するので裸の写真を送りなさい」などと言って電子メールで写真を送らせたとしている。 井戸川克隆町長は1日、約1000人が役場機能ごと避難する加須市の旧埼玉県立騎西高校での住民集会で事件に触れ、「おわびの気持ちから義援金を辞退する」と表明した。出席していた議員からは「聞いていない」「辞退はおかしいのではないか」との声も上がったという。 突然の「辞退」は2日、双葉町民約760人が避難する福島県猪苗代町のホ
東京電力は2日、福島第一原子力発電所2号機の使用済み核燃料一時貯蔵プールで循環冷却装置が機能し、70度以上あった水温が同日午後5時に38度に低下したと発表した。 装置の稼働後1か月だった目標を2日間で達成した。プールから出る水蒸気による高い湿度のため、困難だった原子炉建屋内での作業の着手が早まりそうだ。 装置は、プールで温められた水を熱交換器で冷やして再びプールに戻す仕組みで、5月31日夕に稼働した。 プールの水温は稼働前、70〜80度あり、東電は目標の41度以下で安定させるには1か月かかるとみていたが、冷却装置の性能が予想を上回ったという。今後、建屋内の湿度低下を待って空気中の放射性物質を除去し、原子炉の冷却作業を本格化させる。
首相は退陣の具体的な時期について、「(東日本大震災の)復興に向かって第2次補正予算(編成)や体制作りが必要となる。(福島第一)原子力発電所事故の収束も安定的な形にもっていくには努力が必要だ。新しい社会づくりの方向性に一定のめどがついた段階だ」と述べ、続投に意欲を示した。 原発事故の「一定のめど」がつく具体的な時期としては、事故の収束に向けた、政府と東京電力の工程表で今年10月中旬から来年1月中旬終了をめどとした「ステップ2」で、「放射性物質の放出がほぼなくなり、冷温停止状態になること」だと説明した。 内閣不信任案採決前に鳩山前首相と会談した際に交わした覚書に関しては、「文書に書かれた以外の何らかの約束などは一切ない」と述べ、退陣時期を確約したものではないとの認識を示した。 これについて、鳩山前首相は2日、「(首相は)人を裏切っている。両院議員総会を開いて辞めさせるしかない」と周辺に語り、強
「17年国会議員をやっているが、こんなどんでん返しは初めてだ。問題は何も解決されていない。早晩行き詰まるだろう」 前原誠司前外相は2日夜、東京都内のホテルで開いたグループの会合でこう嘆いた。グループでは、不信任案採決での大量造反は避けられないと見て、可決、否決にかかわらず、小沢を除名処分にして、菅にも退陣を求めるべきだという意見が強かったのだ。 そこには、ある戦略があった。自公両党内に菅と小沢へのアレルギーが強いことから、「小沢・菅」抜きの新たな連立の枠組みへ踏み出すというものだ。 〈不信任案採決後、岡田と仙谷由人官房副長官が菅に退陣を迫る。菅の後継を選ぶ代表選には前原グループの仙谷を擁立し、自民党との連携を探る〉 グループ内には、こんなシナリオさえあった。 前原や仙谷は既に、自民党の大島理森副総裁や石破政調会長と連絡を取り合っていた。1日夜の会合では「誰がやっても難しい状況だから、谷垣さ
攻防の舞台裏を検証した。(文中敬称略) ◆極秘作業◆ 菅の退陣に関する条件なのかどうかを巡って解釈が割れた鳩山前首相と菅の間の覚書は、菅の指南役、北沢防衛相と鳩山の側近、平野博文元官房長官が極秘にまとめ上げたものだ。 「鳩山は時間をかけて話をすると、あっちへ行ったりこっちへ行ったり揺れるから、一気にやろう」 平野と北沢が覚書作りに着手したのは1日夜。鳩山は不信任案賛成の意向を表明済みだったが、平野は鳩山の、北沢は菅の意向を確認しながら、何度も電話で文案を詰めた。 2日午前、首相執務室。北沢は覚書を手に、枝野官房長官とともに菅に向き合った。 「2次補正の編成とは、成立のことか」 いぶかる菅に、北沢は「そこはぼかさないとダメです」と進言した。 約1時間後、菅は平野、岡田幹事長らの前で鳩山と覚書を交わした。鳩山は覚書を退陣条件と考え、署名を求めた。菅は「党の中のことだから、信用してほしい」とかわ
【ワシントン=佐々木類】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は2日、「菅直人首相が不信任決議を乗り切る」「将来の退陣を表明」と報じた。 しかし、菅氏を支持する議員の話として、「(オバマ大統領に招待された)今年9月前半の訪米まで続投するだろう。早くても来年1月までかかる原子炉の冷却まで続投することだって可能だ」と伝えた。 また、首相自身が後継に関し、世代交代に言及したことについては、「いろいろ若い政治家の名前が挙がっているが、ふさわしい指導者はだれもいない」という日本の政治評論家の見方を紹介した。 一方、米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は2日、「民主党の内部抗争は、日本政府が東日本大震災からの復興にきちんと取り組むことが出来るのか疑問符をつけた」と解説した。
菅直人首相は2日夜、内閣不信任案否決を受けて記者会見し、震災の復興対策や東電福島第一原発事故の収束に一定のめどがついた段階で辞任すると発言したことについて「放射性物質の放出がほぼなくなり、(原子炉が)冷温停止という状態になる。そのことが原子力事故のまさに一定のめどだ」と述べ、辞任の時期は今年秋以降になるとの考えを表明した。 東電は事故収束に向けた工程表で、今年10月〜来年1月に原子炉を100度未満の安定状態に保つ「冷温停止」にし、放射性物質の漏出を大幅に抑えるとしている。首相の発言は、退陣時期をこのタイミングに合わせて考えていることを明らかにしたものだ。
一山超えたところで、やっぱりちゃぶ台が返るあたりは茶番の極みと言ったところでありますが、途中途中で聞きかじる報道の中身から予想された、数々のろくでもない未来のオプションの中でも一番無難なところに落ち着いたということで、さてさてといったところであります。 結局、小沢さんの乾坤一擲の大勝負を根底から覆したというよりコケにした形となる鳩山さんとは何だったのか、ついつい思いを馳せてしまうところですけど、帰宅して目に入った第一報はこれでありました。 菅首相、周辺に「辞めるつもりはない」 代議士会発言は辞任表明ではないとの認識 http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00200711.html はい、どういう形であれ乗り切ったのだし、「目途がついたら辞める」ということで具体的な辞任日程については言質を与えていないわけですから、辞めるつもり
自民、公明など野党各党は、菅政権の打倒や民主党分裂をねらった内閣不信任決議案が不発に終わり、不満を強めている。 特に自民党内で、民主党の小沢一郎元代表との連携を模索して不信任案の早期提出を主張したベテラン議員は肩すかしを食らった格好で、カンカンの議員も多い。 「事後に責任を負わない首相の下では、復旧・復興は進まず、通年国会など実を伴わない。国際社会も真剣に相手をするのか」 不信任案否決後、党本部で記者会見した自民党の谷垣総裁は、時期を明示せずに「辞任表明」した首相を厳しく批判した。不信任案が否決に終わったことについては「(不信任案が)提出されたことで、首相も自らの進退を口にせざるを得なくなった」と、提出自体は成果があったと強調した。 怒りが収まらないのが、自民党の派閥領袖やベテラン議員らだ。 伊吹文明・元幹事長は記者団に「この醜態、民主党のゴタゴタを見れば、国民が不信任を突きつけるべきだ」
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