家に上がり込んで留守番中の女児に乱暴したとして、大阪府警捜査1課は1日、強姦(ごうかん)容疑で、大阪市内に住む職業不詳の40代の男を逮捕した。大阪市を中心に同じ手口の犯行が相次いでおり、府警は余罪についても捜査する方針。 府警によると、平成17年ごろから、此花区や大正区、港区など主に大阪市西部で、女児が1人で家にいることが多い夏休みや冬休みを狙って家に侵入し、わいせつ行為や乱暴をする事件が少なくとも40件確認されている。いずれも、インターホンを鳴らし、水道や電気の工事業者を装って、「水漏れの修理に来た」などと言って留守番中の子供に鍵を開けさせる手口だった。23年3月の東日本大震災後は「放射能のチェックをしに来た」などと偽ったケースもあった。 侵入後は女児へカミソリなどの刃物を突きつけ、「服を脱げ。言うことを聞かなければ殺す」などと脅し、犯行に及んでいた。被害の大半は小中学生だったという。