疎いのですが、アメリカ映画では歴史モノが流行っているようですね。その多くは誰もが知っているような有名人であるようです。小説でも歴史モノはたくさんあると思いますが、もう夢中になって読んだ西洋モノにマリオン・ジマー・ブラッドリーの「アヴァロンの霧」全4巻があります。 どうしてもネタバレになりますので、未読の方はご判断ください。 描かれているのは西洋では多分知らないもののないアーサー王。ただここではアーサー王の武勇伝ということではなく、女性の目から見たアーサー王の時代の物語、というモノです。 物語の大部分は二人の女性、アーサー王妃である美しいグウェンフウィファル(グウィネビアのこと)とアーサー王の異父姉であり知性あるアヴァロンの血を持つモーゲンの愛と苦悩の物語です。 敬虔なキリスト教徒であり、また男性の目を惹きつける魅力をもつ美しいグウェンフウィファルはハンサムで勇敢なアーサー王の王妃になります