クリエイティブプラットフォームの「Creative Cloud」を展開するアドビだが、デザインに欠かせないフォントメーカーの顔も持っている。同社では、1997年にオリジナルフォント「小塚明朝」「小塚ゴシック」を世に出し、2017年には「源ノ角ゴシック」や「源ノ明朝」、2018年には「貂明朝」と次々にフォントをリリースしている。 特に、源ノ角ゴシックと源ノ明朝は、Open Typeフォントとしてグーグルと共同開発しており、1つのフォントで日本語、韓国語、中国語(簡体字、繁体字)をカバー。アドビでは「Source Han Sans」「Source Han serif」、グーグルでは「Noto Sans CJK」「Noto Serif CJK」として同一のフォントを無償を公開している。 これまで、各言語のフォントは似た字体(グリフ)でも微妙な差異があり、日本語、韓国語、繁体字、簡体字を混ぜてデザ