恐竜や古代の貝、哺乳類などの化石は子どもだけでなく大人も未知の世界にいざなう。夏休みには特別展も目白押しだ。そこで旅行に組み込んで家族で楽しめるお薦めの施設を聞いた。1位 国立科学博物館(東京都台東区) 960ポイント★★★ 収蔵400万点 哺乳類まで幅広く 1877年に創立され、400万点を超える収蔵品を保管する国立唯一の総合科学博物館。日本で初めて本物の恐竜の全身骨格標本を展示した施設で、ティラノサウルス=写真=やその捕食対象とされるトリケラトプスのほか、ステゴサウルス、アパトサウルスなどが居並び、首長竜のフタバスズキリュウの化石標本が泳ぐように宙を舞う。 哺乳類の化石や剥製展示、江戸時代以降の科学技術や日本の多様な生き物の紹介もあり幅広い。「何度行っても何か発見がある」(馬場健司さん)、「全く違う動物が、進化に伴い体型が似てくる収れん進化の面白さがよくわかる」(えるしまさくさん) 直