「たまえのスーパーはらわた」の制作中、出演者らに指導する上田監督(右)(1月29日、さいたま市浦和区で) 制作費約300万円と低予算ながら異例のヒットをしている映画「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督(34)の最新作「たまえのスーパーはらわた」が20日から公開される。さいたま市を舞台に、吉本興業(大阪市)の所属芸人や市民が出演するコメディー映画で急きょ全国で順次公開されることになった。 物語は、さいたま市浦和区の老舗うなぎ屋の娘でホラー映画監督志望の女子高生・浦野玉恵に、市のPR映像監督の仕事が舞い込む。映画の制作中に、浦和のうなぎ、大宮の盆栽、岩槻の人形と、地元をアピールしたい3地区の担当者が大もめして制作が難航する。 吉本興業が、4月に行われた「沖縄国際映画祭」への出品作品として制作。同社によると制作費は約250万円といい、当初はさいたま市内の一部で上映する予定だったが、6月に公開さ