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ブックマーク / mandanatsusin.cocolog-nifty.com (6)

  • 「羣青」終了について - 漫棚通信ブログ版

    講談社の雑誌「モーニング・ツー」で『羣青』を連載していた中村珍氏が、連載終了=中断=打ち切りについてのいきさつをブログに書いています。 ●絵とか漫画とか仕事とかの雑記 下記は今回の問題に関する記述の目次ページとなっています。 ●絵とか漫画とか仕事とかの雑記-御愛読ありがとうございました。(「羣青」連載終了に関する記事の一覧) 「モーニング・ツー」はわたしが定期的に買ってる数少ないマンガ誌で、かつ『羣青』は楽しみにしていたマンガなのでずいぶん複雑な気持ちになりました。 中村氏のブログ記事はそれぞれすごく長文ですし、多くは担当編集者に対する恨みつらみが書いてありますので、第一の問題点は作家と編集者の人間関係のようにも読めます。ま、どの職場でもトラブルの第一は人間関係なので、ありふれているといえばそのとおり。 しかしそれだけで終わる話ではなく、現在のマンガ制作システム上の欠陥がいろいろと指摘され

    「羣青」終了について - 漫棚通信ブログ版
  • トキワ荘を妄想する『ビアティチュード』 - 漫棚通信ブログ版

    「マンガを描く」ことを題材にしたマンガ、これがずいぶん増えてきて、ちょっとしたブームみたいな感があります。純フィクション、自伝風フィクション、日常エッセイなど、形態はさまざま。描き方もまさに熱血剛速球だったり、さらっと変化球で逃げてみたり、いろいろです。 でもって、これは頭部を狙って投げたビーンボールみたいな作品。 ●やまだないと『ビアティチュード』1巻(2008年講談社、619円+税、amazon、bk1) 最初に雑誌で読んだときは、びっくりしました。うわぁ、トキワ荘ネタでBLするつもりなのか? こんな手があったか。 1955年、東京。かつてテヅカ先生が住んだこともあるというアパート、トキオ荘に、新進マンガ家、アフロヘアで18歳の花森ショータローが引っ越してきます。それを手伝うのが親友の美少年、クボヅカフジヲ。 トキオ荘には新人マンガ家たちが多く集まり、「漫画梁山泊」を名のっています。も

    トキワ荘を妄想する『ビアティチュード』 - 漫棚通信ブログ版
    helpline
    helpline 2008/11/05
    トキワ荘でBL。
  • 娯楽としての盗作鑑賞 - 漫棚通信ブログ版

    栗原裕一郎『〈盗作〉の文学史』(2008年新曜社、3800円+税、amazon、bk1)読みました。 いやどうもおもしろいのなんの。盗作ヲチがこんなにおもしろいものとは知りませんでしたねー。 オビにある「盗作大全」というコピーにふさわしく、明治以来の日文学における盗作事件を総まくりした。とくに戦後の小説中心に書かれてます。 書でとりあげられている戦後の作品は、小説45作、その他ノンフィクション/エッセイ、翻訳、短歌、俳句映画、TVドラマ、TVドキュメンタリー、シナリオ、歌詞など、となっております。 これ以外にも、学術論文やら評論やら、さらに絵画、デザイン、マンガと、盗作として報道された作品はもっと多いはずですが、さすがにすべてに言及するのはムリ、というわけでそっち方面は書ではパスされてます。惜しいことに唐沢俊一氏による漫棚通信ブログ盗用事件は載ってません。 それぞれの作品について

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  • 手塚先生吼える - 漫棚通信ブログ版

    手塚治虫が他のマンガ家や評論家について書いた、しんらつな文章のかずかず。 ●手塚治虫への弔辞(「話の特集」1966年10月号) ・だいたいマンガ批評家はおとなが多すぎる。その批評たるや、ノスタルジーか、もしくは“自分が好きだからほめる”調のものである。 ・ボクにいわせれば、白土三平氏や赤塚不二夫氏や、水木しげる氏を推賞する一部批評家ごとき、なんにもわかっちゃいない連中だと思う。あの作家達は優秀な作品を生んでいるには違いないが、それは現時点での評価であって、あと五年後にはどうなっているかわからない。そんなおとなに限って、手のひらをかえしたように、「ああ、そんな作家も、いたっけねえ」というだろう。 ・かつておとなにかなり高く評価されたマンガ家が、相次いでの上から消えていった。福井英一(イガグリくん)、武内つなよし(赤胴鈴之助)、前谷惟光(ロボット三等兵)、堀江卓(矢車剣之助)、うしおそうじ(

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  • 第12回手塚治虫文化賞発表 - 漫棚通信ブログ版

    日の朝日新聞で、第12回手塚治虫文化賞が発表されました。 ●マンガ大賞:石川雅之『もやしもん』 ●新生賞:島田虎之介(これまでに刊行されてる作品は『ラスト.ワルツ』『東京命日』『トロイメライ』) ●短編賞:大島弓子『グーグーだってである』 ●特別賞:大阪府立国際児童文学館 ちなみに大賞の候補作はこちら。 ○吉田秋生『海街diary 1 蝉時雨のやむ頃』 ○よしながふみ『大奥』 ○五十嵐大介『海獣の子供』 ○矢沢あい『NANA』 ○柴田ヨクサル『ハチワンダイバー』 ○石川雅之『もやしもん』 ○真鍋昌平『闇金ウシジマくん』 ○あずまきよひこ『よつばと!』 ○あさりよしとお『るくるく』 ○山直樹『レッド』 審査員は、荒俣宏、いしかわじゅん、印口崇、香山リカ、呉智英、萩尾望都、藤由香里、村上知彦です。 わたしの予想がコレ。 オオハズレでありました。当てにいったのに、だめじゃん。石川雅之は歴

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  • ストーリーとプロットの違い - 漫棚通信ブログ版

    ストーリー、そしてプロットという言葉はよく聞きますし、わたしも使ってるのですが、このふたつの違いは何か。みなさんは、ぱっと答えられるでしょうか。 実はこれについてわたしが意識したのは、野田昌宏『スペース・オペラの書き方』(1988年早川書房)を読んだときでした。このではストーリーとプロットの違いについて、SF作家、今日泊亜蘭が自作を語る形で、このように述べられています。 そりゃそうだよ、お前、いいかね、『光の塔』で言ゃぁ……だ。 未来の連中が、自分たちの悲惨な現状をなんとかしようと、原子力を乱用してその原因を作った過去の歴史を改変しようと狙って未来から攻め込んできやがって……と、 これが『光の塔』のプロットよ。 それに対して、な。 まず、の冒頭で主人公が木星から帰ってくる宇宙船のなかから窓外に奇妙な飛び火を見る。 そして地球に帰って来てから渋谷で原因不明の絶電現象に出会わす。 それから

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