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ブックマーク / machida77.hatenadiary.jp (7)

  • 学校図書館と検閲の事例 (1) (追記あり) - 火薬と鋼

    化け物を殺すのは人だけ - 北沢かえるの働けば自由になる日記 小学校の図書室から『ぼくらの七日間戦争』をはじめとした『ぼくら』シリーズが撤去されたという話があった。 この話題に関連して、過去の学校図書館と検閲の事例を紹介しよう。 アメリカの事例を出そうと思ったが、情報整理に時間がかかるので日の例から。 参考文献は日図書館協会図書館の自由に関する調査委員会編『学校図書館図書館の自由』日図書館協会(図書館と自由 第5集) 日の事例 愛知県立高校図書館 学校図書館は、教育的配慮に基づいた自主規制が行われる可能性をもつ。学校図書館においても幅広い資料を提供することで生徒が多様な情報を入手できるようにすべきであるが、実際にはそうはなっていない。 例えば、全国学校図書館協議会|全国SLA制定の各種基準|全国学校図書館協議会図書選定基準を基準としてもかなり一面的・一方的な情報の統制は可能だ。

    学校図書館と検閲の事例 (1) (追記あり) - 火薬と鋼
  • 栄養学の歴史:食卓の恐怖 - 火薬と鋼

    栄養学の歴史 (KS医学・薬学専門書) 作者: ウォルター・グラットザー,水上茂樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/11/28メディア: 単行購入: 4人 クリック: 33回この商品を含むブログ (3件) を見る 図書館の蔵書の都合上、品、栄養関係のを見る機会がやたらとある。 この分野はカジュアル化した擬似科学、あるいは迷信というものが入り込んでいて、色々と悩ましい。 特に公共図書館ではその手の擬似科学に対抗する資料が少ないため、バランスを取ることが難しい。 その手の情報について、基礎的な流れを把握したい人にお勧めなのが今回のだ。 タイトルだけ見ると栄養学という学問や研究の歴史だけ扱っているように見えるが、それだけのではない。 原題はTerrors of the table : the curious history of nutritionといい、これは現在広く受け

    栄養学の歴史:食卓の恐怖 - 火薬と鋼
  • 森且行の存在を信じない母 - 火薬と鋼

    私の母は、分野によってはかなり記憶が曖昧だ。マニュアルをアニマルと呼んだ事があるほどだ。 1月31日のテレ朝で放送された「SMAP がんばりますっ!!」という番組で、SMAPの過去を追う企画があった。 そこではSMAPの元メンバーでその後オートレーサーとして活躍している森且行が再現映像に登場しなかったし、過去のVTRでも多くの登場シーンが削られて「いなかったこと」にされていた。 で、番組前に私はそうなることを予想して森且行の話を母にしたのだが、「そんな人はいなかった」と母は全く信じないのであった。 問題の番組では木村拓哉が森に言及したことで、かなり制限つきとは言え森且行の全てを消した内容にはならなかった。 だが母はかなり寝ながら(文字通り睡眠に入っている)番組を見ていたので、その辺は全く見ていなかったらしい。 そんなわけでその後も母は森且行の存在を信じていない。 しかし、後日話をしたところ

    森且行の存在を信じない母 - 火薬と鋼
  • 指定管理者制度の図書館というのは一般に知られていないのか - 火薬と鋼

    http://1st.geocities.jp/buntoshokan/ こういう話があって、はてブがついていた。 はてなブックマーク - 2010年から指定管理者?! 文京のよりよい図書館をつくる会 ま、こういう反応はある意味当然なんだけど、ひょっとして指定管理者制度の公共図書館というのは案外知られていないのだろうか。 JLAの調査とか一般の人は見ないんだろうし→http://www.jla.or.jp/sitei2008.pdf そしてあまり自治体受けしていないJLAの見解も→http://www.jla.or.jp/kenkai/siteikanrisya.pdf、http://www.jla.or.jp/kenkai/200812.pdf 図書館が指定管理者制度になるかどうかは自治体の好みの問題と言っていい。 例えば私が住んでいる杉並区なんかは区長が民営化大好き人間なので、一つの区

    指定管理者制度の図書館というのは一般に知られていないのか - 火薬と鋼
  • クライマー事件の概要(5) - 火薬と鋼

    "クライマー事件の概要(4) - 火薬と鋼"→ ひとまずこの事件についての一連のエントリは今回で終わる。 ここまでの流れで、図書館は迷惑行為やその対応を規則で定めて行動しても、その規則内容や執行が問題になることが分かったと思う。それは、図書館の自由や権利といった基理念にまで関わる問題であると同時に規則が恣意的に使われる/使われない可能性があるということなのだ。翻って日図書館で迷惑行為に及んだ利用者を退去させるとしたら、その判断の根拠はどうなるだろう。根拠はその場その場の職員の主観しかない。日のほとんどの図書館は利用者の行為に対して成文化された、図書館内で統一をとった合理的な判断基準など持ち合わせていないのである。 アメリカ図書館協会の対応 地裁判決後、アメリカ図書館協会(American Library Association, ALA)は、モリスタウン図書館側から控訴裁のための準

    クライマー事件の概要(5) - 火薬と鋼
  • 図書館とホームレス問題の先行事例について - 火薬と鋼

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080830-00000909-san-soci このニュースに関連して公共図書館ホームレス利用について、各ブログで話題になっている。 図書館ホームレス排除に苦心しているとかいう件についての私からの提案 - planet カラダン ここで女性専用席を設けてホームレス対策としているのが問題なのは全くid:Romanceさんの主張の通りだと私も思う。 関連して、ホームレス図書館利用に制限を設けるかどうかという問題も議論となっている。 http://d.hatena.ne.jp/muffdiving/20080830/1220185777が分かりやすい。 この問題に関しては必然的に行政レベルのホームレス対策の話につながるが、図書館での対応に限定しても先行研究や事例が山のようにある。日図書館情報学ではまだこの分野の研

    図書館とホームレス問題の先行事例について - 火薬と鋼
  • 図書館業界の腐りゆく状況 - 火薬と鋼

    たまに趣味と関係ないことを書こう。 私は図書館業界にどっぷり浸かって生きている。大学院の研究も非常勤講師の仕事図書館関係だった。 その後、数多の図書館業務を知り、多くの図書館職員との交流をしている。 現在の図書館業界の労働事情はひどいもので、基的に公共図書館も大学図書館もアルバイト、契約社員といった非正規の人員によって仕事が回っている。しかも入札金額のダンピングがひどく、こうした人員の待遇はスキルがあっても大して良くはない。 この手の図書館派遣・請負業務(アウトソーシング業)を行っている会社の労働環境も悪く、どんどん辞める人間がいる。残業代なし、退職金なし、安い給料で図書館を生きたまま腐らせるような仕事をしているのだから当然だ。 図書館の非正規の職員…特に派遣や請負のスタッフは長持ちしない。4年と続かない*1。 パート分の収入で良い、と割り切った主婦や、他に転職のあてがない人だけは結構

    図書館業界の腐りゆく状況 - 火薬と鋼
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    helpline 2008/03/23
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