日本サッカー協会の犬飼基昭会長は1日、北京五輪で1次リーグ3戦全敗に終わった男子代表の反町康治監督と東京都内で会談し、敗退要因などに関して意見を交換した。報道陣に対応した犬飼会長は、男子代表に24歳以上を最大3人加えられるオーバーエージ(OA)枠を活用できなかった不手際について、「(チームに)かわいそうだった。協会として反省している」と語り、協会トップとして初めてチーム編成に関する非を認めた。 犬飼会長は会談の内容を明らかにしなかったが、既に反町監督らから五輪関係のリポートを集めており、2日に協会首脳で2012年ロンドン五輪に向けた反省会議を行う。 小野剛技術委員長もこの日、OA枠選手の招集に「もっといい方法でやってよかった」と発言。FW大久保嘉人(神戸)を呼べなかった経緯を反省した上で、ロンドンに向けては「五輪が国際サッカー連盟の公式日程に入れば(招集は)難しい話ではない」と述べた。