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2016年5月29日のブックマーク (6件)

  • 『全南島論』 壮大な論理のロマン - 琉球新報デジタル

    『全南島論』吉隆明著、安藤礼二解説 作品社・5832円 吉隆明が生前、発刊を心待ちにしていた大著『全南島論』がいよいよ発刊された。発行にかなり時間を要したのは、南島に関わる論考を網羅する困難さがあったからであろう。事実、発行予告が出た昨年からでも3点ほど追加されている。当然、予告されたページも530頁から589頁になり、定価も上がった。 書の「まえがき」と「あとがき」は2005年に既に書かれていた。「まえがき」で吉はまず、学問的な仕事としては柳田國男の『海上の道』、折口信夫の「日琉同族論」などを意識し、文学的には埴谷雄高、島尾敏雄への関心があったと記した。吉が沖縄に目を向けたのは、日列島の大和王権は弥生時代から始まっているが、しかしそれ以前に縄文の時代があり、痕跡は沖縄のほうに多く残っている、つまり弥生の大和王権の遺制以前のものが沖縄に見いだせるというところにあった。1970年

    『全南島論』 壮大な論理のロマン - 琉球新報デジタル
    hharunaga
    hharunaga 2016/05/29
    「柳田國男、折口信夫、島尾敏雄、岡本太郎が古琉球以前の琉球のかたちに迫っていったように、吉本隆明もその謎に迫っていった。いずれも日本の源流をたどりたい…、との思いからであった」
  • 東京新聞:日本語人の脳 角田忠信 著  :Chunichi/Tokyo Bookweb(TOKYO Web)

    トップ > Chunichi/Tokyo Bookweb > 書評 > 記事一覧 > 記事 【書評】 日語人の脳 角田忠信 著   Tweet 2016年5月29日 ◆単純な原理で解き明かす [評者]村瀬雅俊=京都大准教授 「日人の精神構造母音説」として広く知られながら、その研究方法の意味や質が専門家からさえ理解されずにきた脳科学者・角田忠信の半生をかけた論集である。被験者が耳からテスト音を聴きながら、指を使って特定のリズムをタッピングする、聴覚・運動フィードバックを用いて、刺激音に対する左脳・右脳の優位性を測定するのがツノダテスト。その質は、音を聴く被験者が指を動かす試行者でもある二重性にある。この構図は、精神分析でなじみがある。治療効果は、被治療者自らの主体的な関わりなしには望めないため、治療者と被治療者の関係が被治療者にも要求されるからである。 医療現場でも、視覚・運動フィ

    東京新聞:日本語人の脳 角田忠信 著  :Chunichi/Tokyo Bookweb(TOKYO Web)
    hharunaga
    hharunaga 2016/05/29
    “日本語を母国語とする「日本語人」とそうでない「非日本語人」の違いが、刺激音の違いによって機械的に識別可能であるばかりでなく、同一被験者が情動、環境の違いによっても左右脳の優位性に逆転や発振現象を示す
  • 東京新聞:民主主義を直感するために 國分功一郎 著:Chunichi/Tokyo Bookweb(TOKYO Web)

    トップ > Chunichi/Tokyo Bookweb > 書評 > 記事一覧 > 記事 【書評】 民主主義を直感するために 國分功一郎 著 Tweet 2016年5月29日 ◆政治参加の姿勢示す [評者]五野井郁夫=高千穂大教授 民主主義とは何か。若き哲学研究者の國分功一郎は「民主主義とは民衆が権力を作る政治体制」であるという。それは、誰か一部の人々に権力の源泉が集中するのではなくして「集団のメンバー全員に求められる政治体制」のことだ。 だがわれわれはいまの政治体制において、自分たちが作っているはずの権力が民主主義を脅かしており、むしろ自分は政治の蚊帳の外に置かれていると直感するような事態にたびたび遭遇してきた。 著者はこうした「率直な直感」こそが大切だと説く。たとえある出来事についての事情に通じていなくても「何かおかしい」と感じたとき、そこから「なぜこうなっているのか」との問いが生

    東京新聞:民主主義を直感するために 國分功一郎 著:Chunichi/Tokyo Bookweb(TOKYO Web)
    hharunaga
    hharunaga 2016/05/29
    “本書はわれわれに「何をなすべきか」を考えはじめるための有益なヒントを与えてくれるだろう”。評者:五野井郁夫。晶文社。
  • 伊勢志摩サミット:「リーマン前」に批判相次ぐ | 毎日新聞

    主要7カ国首脳会議の議長国としての記者会見を終え、会場を後にする安倍晋三首相=三重県志摩市で2016年5月27日午後2時33分、川平愛撮影 27日閉幕した主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)で、安倍晋三首相が「世界経済はリーマン・ショック前に似ている」との景気認識をもとに財政政策などの強化を呼びかけたことに対し、批判的な論調で報じる海外メディアが相次いだ。景気認識の判断材料となった統計の扱いに疑問を投げかけ、首相の悲観論を「消費増税延期の口実」と見透かす識者の見方を交えて伝えている。 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は「世界経済が着実に成長する中、安倍氏が説得力のない(リーマン・ショックが起きた)2008年との比較を持ち出したのは、安倍氏の増税延期計画を意味している」と指摘した。首相はサミット初日の26日、商品価格の下落や新興国経済の低調ぶりを示す統計などを示し、自らの景気認

    伊勢志摩サミット:「リーマン前」に批判相次ぐ | 毎日新聞
    hharunaga
    hharunaga 2016/05/29
    “「あまりに芝居がかっている」などとする市場関係者らのコメントを伝えた” ←「個人の感想です」ということにしておけばよかったのに(違)。
  • 2016参院選・衆院選情報|緑の党

    2016年参院選・衆院選の「推薦・支持」候補予定者を随時発表します。 緑の党は、7月参院選にむけて、緑の社会ビジョンに基づいて脱原発、安保関連法制反対・反TPPの3つの原則をもとに候補者と政策協定を結んで推薦しています。 ただし、衆院選も含めて、選挙区での野党・市民共同候補については「市民が主体となった共同候補であること」「立憲主義もしくは反安保法制の姿勢」を条件として総合的な判断のもとで応援します。 *2016年参院選方針は→こちら

    2016参院選・衆院選情報|緑の党
    hharunaga
    hharunaga 2016/05/29
    “「推薦・支持」候補予定者を随時発表します。…7月参院選にむけて、緑の社会ビジョンに基づいて脱原発、安保関連法制反対・反TPPの3つの原則をもとに候補者と政策協定を結んで推薦しています”
  • 今週の本棚:荒川洋治・評 『日本近代随筆選−1出会いの時』=千葉俊二、長谷川郁夫、宗像和重・編 - 毎日新聞

    (岩波文庫・875円) 新しい見方へ導く文章の集結 名家の随筆アンソロジー全三冊の初巻。文学者(夏目漱石ほか)、音楽家(宮城道雄)、科学者(湯川秀樹、中谷宇吉郎、石原純ほか)など各界四〇人、全四二編が集結する。以下書いたときの年齢も記す。発表の年または初収録の刊行年から、生年を引いたものだ。 冒頭の、森鴎外「サフラン」(五二歳)は、「名を聞いて人を知らぬと云(い)うことが随分ある。人ばかりではない。すべての物にある」ではじまる。和の辞書で知ったサフラン。子どものとき、父に聞く。「お父(と)っさん。サフラン、草の名としてありますが、どんな草ですか。」 蘭医の父が、薬箪笥(だんす)の抽斗(ひきだし)から出して見せたのは生きた花ではなくて「干物」だった。最近になってサフランが売られているのを見つけ、球根を買い、土に活けて、鉢に水をやる。「これはサフランと云う草と私との歴史である」。物を知る経過

    今週の本棚:荒川洋治・評 『日本近代随筆選−1出会いの時』=千葉俊二、長谷川郁夫、宗像和重・編 - 毎日新聞
    hharunaga
    hharunaga 2016/05/29
    「(収録された)四二編は、何歳のときに書かれたのか。平均年齢をためしに計算してみたら、四五・六歳。このあたりが随筆の書きごろ、読みごろなのだろう」