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2016年12月25日のブックマーク (5件)

  • 安倍政権が「強い国家」を目指すほど、国家は結局弱くなる単純な理由(内山 節) @gendai_biz

    国家というもののとらえ方 国家のとらえ方は、時間幅の設定の仕方によって変化する。 それはこういうことである。 たとえば今日の私たちは電気のない生活など考えられない。ところが長い人類史のなかでは、人間が電気とともに暮らしたのはせいぜいこの100年間くらいのことであり、何をするにも電気が必要な生活をするようになってからは、まだ50年くらいしかたっていない。 人類史全体をみれば、電気のない生活の方がはるかに長いが、いまの私たちにはそんなことは想像することもできない。 国家も同じような面をもっている。50万年近い人類史をみれば、国家のない社会で人々が生きていた時間の方が圧倒的に長かった。 * * * 日で国家の形成がはじまるのは律令制に向けた整備がはじまる頃で、乙巳の変(いっしのへん)、大化改新を起点としても、その前の冠位十二階の制定あたりを起点としたとしても、まだ1500年もたっていない。 そ

    安倍政権が「強い国家」を目指すほど、国家は結局弱くなる単純な理由(内山 節) @gendai_biz
    hharunaga
    hharunaga 2016/12/25
    「そもそも国家は根拠があって生まれたものではないのである。ゆえに無根拠性という強さを最大限に活かすことしか、持続的な国家はつくれない」
  • 今週の本棚:本村凌二・評 『狂うひと-「死の棘」の妻・島尾ミホ』=梯久美子・著 | 毎日新聞

    hharunaga
    hharunaga 2016/12/25
    「死の瀬戸際に追いつめられた人間が生き残ったとき、どのような生態を演じるのか。…『死の棘』と『狂うひと』は古典にも似た趣きをもっている」
  • 今週の本棚:荒川洋治・評 『全訳 漢辞海 第四版』=戸川芳郎・監修 | 毎日新聞

    (三省堂・3240円) 森閑としたことばの多彩な群落 精読すれば、森閑としたことばの光景に魅せられ、引きこまれる。それが漢和辞典だ。 戸川芳郎監修『全訳漢辞海第四版』(佐藤進、濱口富士雄編)は二〇〇〇年の初版以降、評価の高い小型漢和辞典の六年ぶりの新版。親字一万二五〇〇。熟語八万。この第四版では和訓、地名を大幅に補充し、新たに日葡(にっぽ)辞書でのよみを加えた。たとえば平家物語、徒然草では上洛をショウラクとよむが、日葡辞書以外に記載がないのだ。以下は、初版以来の特色。訓点を除外し、括弧も最小限で引用する。 ひとつは漢文用例すべてについて日語訳と書き下(くだ)し文を付けたこと(漢和では初めて)。有朋自遠方来(論語)には「ともありえんぽうよりきたル」「ともノえんぽうよりきたルあり」の二つを示す(カタカナは送り仮名の部分)。書き下し文には一定の決まりはないので、二通りの格調を味わえることに。

    今週の本棚:荒川洋治・評 『全訳 漢辞海 第四版』=戸川芳郎・監修 | 毎日新聞
    hharunaga
    hharunaga 2016/12/25
    「類義語の欄も出色。途、道、路は車の通行できるみちを表すが、途は一車分、道は二車分、路は三車分の広さであると初めて知った」 ←へぇ。三省堂。
  • 今週の本棚:鴻巣友季子・評 『野良ビトたちの燃え上がる肖像』=木村友祐・著 | 毎日新聞

    (新潮社・1728円) ただの人でいられない語り手たち 恐ろしい小説が書かれた。近未来小説というのは、だいたい数十年から百年後ぐらいに時代が設定されているが、作は、二年後に世界スポーツ祭典が東京で開かれる(東京オリンピック)という記述からして、ごく近い二〇一八年あたりの日を舞台にしているようだ。たった二年後にこんなことが起きるか?という疑問はまったく感じなかった。むしろ、もう起きつつある、起きているのだという現実感がそくそくとして迫ってくる。 主役たちは、東京と神奈川の間を流れる「弧間(こま)川」の河川敷に住みついた家なき人々だ。近くの町にある日、「野良ビト(ホームレス)に缶を与えないでください」という、「野良に餌を与えないでください」と同じ調子の看板が立てられる。河川敷住人の多くはアルミ缶拾いをして生計を立てており、その缶をやるな、というのである。一方、富裕層アメリカ式の「ゲーテ

    今週の本棚:鴻巣友季子・評 『野良ビトたちの燃え上がる肖像』=木村友祐・著 | 毎日新聞
    hharunaga
    hharunaga 2016/12/25
    “「野良ビト」「ゾンビ」「コンビニ人間」……もはやいまの日本を描くには、語り手はただの人ではいられないようだ”。新潮社。
  • 足の早いもやしはレンチンして保存! | NHKテキストビュー

    変わりつづける。学びつづける。新しい自分に出会うための1ページ。

    足の早いもやしはレンチンして保存! | NHKテキストビュー
    hharunaga
    hharunaga 2016/12/25
    “「歴史」に対して「構造」という考え方を打ち出しました。…右の考えを持つ人々も左の考えを持つ人々も…同じ「歴史」の思考によって動かされています”(中沢新一)