フランス北部で8月2日、海岸には荒波が打ち寄せ、強風が吹いている。連日の猛暑が一変し気温が一気に低下。まるで“冬の嵐”のようだ。 【映像】8月のフランスを長袖姿で歩く人々 「気温を考えると11月のような気がします」(地元住民) 街を歩く人々はみんな長袖姿で、8月のフランスとは思えない光景だ。 一方、スパークリングワインの一種「カヴァ」の生産地として知られる、スペイン北東部のカタルーニャ地方では、干ばつのため、ブドウの実が干しブドウのようにしわしわにしぼんでいる。 「ブドウの木は枯れてしまいました。根が深いので水が届かなかったのだと思います」(カヴァ生産の専門家 エバ・プラサスさん) 「この状況が続くのではないかと心配しています。一番怖いのはこの干ばつがもっと広がってしまうことです」(ブドウ栽培を行う オリオル・ロイグさん) 干ばつの影響で、このブドウの収穫量は例年と比べて最大55%減る可能