昨年4月23日に、北海道の知床半島沖で発生した遊覧船「KAZU 1」の沈没事故。乗員、乗客20人が死亡し、現在も6人が行方不明となっている。 運航会社「知床遊覧船」の桂田精一社長(60)は事故発生から4日後に会見を開いたが、その対応には疑問の声が相次いでいた。 「あいまいな説明に終始するだけでなく、“嘘”までついていたのです。会見では『運航管理者は船長』と説明していましたが、実際は桂田社長だったことが後に判明。また規定上、運航管理者である社長は原則として事務所で勤務する必要がありましたが、桂田社長は“妻の出産で病院に行っていた”との理由で不在でした。 国土交通省・北海道運輸局は事故を受けて、運航会社の事業許可を取消処分しています。事故から1年を迎えた今年4月には、遺族たちが桂田社長に伝えたいことを書面で公表。しかし“一度も直接の謝罪を受けていない”“逃げないで欲しい”など、桂田社長の不誠実