秦野市消防本部は、心肺停止した登山客を救おうと山道を駆け登って山小屋設置の自動体外式除細動器(AED)を現場に届け、名も告げずに立ち去った“山の神”の行方を探している。 同本部によると、4月13日午前8時半ごろ、表丹沢の大倉尾根にある山小屋「堀山の家」近くの標高900メートル付近で、登山中の50代男性が心肺停止状態となり倒れた。居合わせた医療従事者や消防職員、市山岳救助隊員ら12人が交代で救命措置を続ける中、そのうちの1人がAEDを求めて山小屋まで駆け降りた。付近にいた登山客に「AEDを持って行ってほしい」と依頼したところ、性別・年齢とも不詳の人物が普通に歩けば10分程度の山道を5分ほどで駆け上り、現場まで届けてくれたという。 「胸骨圧迫は続けられたが、AEDがなければどうなったかわからない」と同本部。男性はヘリで市外の救命救急センターに搬送されて一命をとりとめ、1カ月後に同本部をお礼に訪
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