ブックマーク / www.miyadai.com (18)

  • 『ダークナイト』でのジョーカーの輝きはヒース・レジャーの熱演が理由ではない - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 『ダークナイト』でのジョーカーの輝きはヒース・レジャーの熱演が理由ではない « 書籍発売日の変更 | マル激トーク・オン・ディマンド更新しました。 » ──────────────────────────────────── 『ダークナイト』でのジョーカーの輝きはヒース・レジャーの熱演が理由ではない 〜ヘブライズム(神義論)とヘレニズム(逆神義論)の反復する対立と西洋的なもの ──────────────────────────────────── ■クリストファー・ノーラン監督『ダークナイト(闇の騎士)』(08)のエンドロールに、映画でジョーカー役を演じた後にオーバードーズで急逝したヒース・レジャーと、同じく急逝した特殊効果技師のコンウェイ・ウィックリフに捧げられていることが記されている。 ■巷での評判通り、この映画で最も強い印象

  • 出でよ、新しき知識人  「KY」が突きつける日本的課題 - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 出でよ、新しき知識人  「KY」が突きつける日的課題 « M2Jpop批評(TBSラジオ)のオンエアは1月4日。予告編的な文章を書きました | 小林よしのり&荻上チキ&富岡幸一郎の三氏と鼎談しました。テーマは「デマ合戦」。 » いよいよ自民党の支持率が2割台前半、民主党の支持率が3割台後半になってきました。 どこぞの馬鹿がどうして宮台は自民党にロビイ活動をしないのだなどとほざいていました。 90年代半ばからの絶対得票率趨勢分析をすれば自民党に未来がなかったのだから仕方ない。 自民党ごときにひきずられて沈没したくはありません。 自民党内は一挙に政界再編にむけて動きだしつつあります。 中川昭一と平沼赳夫が安倍晋三を引き込みんで麻生太郎を代表にした保守新党を作る動きがあります。 自民党が将来的に立ちゆかないことがやっと誰の目にも明白にな

  • MIYADAI.com Blog - 全体性の消失─IT化に最も脆弱な日本社会─【後半】

    [前半から続く](前半の「続きを読む」にアップされた文章につながります] 【ソーシャル・デザインに必要な概念セット】 ■〈システム〉と〈生活世界〉の関係を確認します。〈システム〉ではデニーズ的アメニティが提供されるのに対し、〈生活世界〉では地元商店的アニメティが提供されます。前者は「役割&マニュアル」優位な関係性で、後者は「善意&自発性」優位の関係です。だから前者は匿名的・入替可能で、後者は記名的・入替不能です。 ■近代化とは、〈生活世界〉で賄われて来た便益を〈システム〉に置き換える「合理化過程」。置き換え途上の段階ゆえに〈システム〉化され切らない〈生活世界〉が残っていると信じられるのが「近代過渡期」(モダン)で、置き換えが完遂して汎〈システム〉化=脱〈生活世界〉化した段階が「近代成熟期」(ポストモダン)。 ■近代化がある程度進んで、「まだ〈生活世界〉が残っている」というより「敢えて〈生活

  • MIYADAI.com Blog - 全体性の消失─IT化に最も脆弱な日本社会─【前半】

    目次 【ネット社会の摩擦係数の低さの両義性】 【ネット社会化が無効にする大ボス論】 【国家を草刈り場とする権益争奪1:共謀罪】 【国家を草刈り場とする権益争奪2:入管法】 【官僚の質低下がもたらす全体性危機】 【全体性の空洞化と統合シンボル問題】 【ノーマライゼーションの地獄】 【グッドフィール・ステイトと正統性の危機】 【グッドフィール・ステイトと民主政の危機】 【デモクラティックになること自体の両義性】 【ソーシャル・デザインに必要な概念セット】 【日はIT化の副作用に一番脆弱な社会だ】 【〈生活世界〉再構築とポストモダン的正統性】 【「市民的視座の固着」から「視座の輻輳」へ】 【「真理の言葉」から「機能の言葉」へ】 【「機能の言葉」の集塊と全体性の参照】 【多様性フォビアに処するエリーティズム】 【プラットフォームとしての祭りの可能性】 【当事者性を括弧に入れた「包摂と連携」】 【

  • MIYADAI.com Blog - 国家を草刈り場とする各エージェントの権益争奪戦について(ある対談)

    宮台◇ この問題[共謀罪や入管法改正]については二枚腰、三枚腰だな。どの“腰”から話すかで賛成にも反対にもなっちゃう。一枚目の“腰”から言えば、共謀罪と入管法改正は、盗聴法や周辺事態法で悪名高い1999年145回通常国会以降の、情報管理行政に関わる法整備の一環。99年から繰返し述べてきた通り──当時から述べていたのは僕一人だけど──「一枚岩の国家権力」の横暴と見ると、事の質を完全に見誤っちゃう。 国家が様々なエージェントの草刈り場になってるの。行政官僚や司法官僚や政治家や私企業のね。「昨今」とは冷戦終焉後。厳密には96年の日米安保共同声明後。(1)対米追従を前提とした、(2)情報管理行政の利権争奪戦が、まず官僚サイドで常態化。そこに政治家や私企業が絡んだ。 例えば入管法改正では、改正案審議前の昨年秋に指紋情報・顔写真データなど生体情報の「認証装置及び自動化ゲート」のソフトウェア開発と実験

    hidedayo
    hidedayo 2006/06/12
    重要なのはゲームとゲーム盤の差異。或いはゲームとプラットフォームの差異だ。日本人はこの差異に鈍感で、「ゲームのルールが許容してもソレをするとゲーム盤が壊れる」という認識が不得意なの。
  • 以下に掲げる文章は、中で明示していませんが、社会思想の最先端に関わります - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 以下に掲げる文章は、中で明示していませんが、社会思想の最先端に関わります « [videonews.com] 丸激トーク・オン・ディマンド更新しました | [videonews.com] 丸激トーク・オン・ディマンド更新しました » ──────────────────────────────────────── 「ありのままの現実」が虚構と同じ意味しか持たなくなった後期近代、現実を濃密に 生きるにはどうしたらいいか。頽落した反倫理的な処方箋を『ぼくを葬る』に見出す ──────────────────────────────────────── ■前回紹介した園子温監督による家族を舞台にした二作品『紀子の卓』(05)と『奇妙なサーカス』(05)は、家族の枠を越えて言えば「現実との和解の困難」を主題にしていると見られる。これは私の

  • MIYADAI.com Blog - 限界の近代・限界の思考 〜境界の正当性を巡って〜

    【UFOの意味論が指し示す危機】 ■興味深いが上梓されました。アメリカ文化の研究者である木原善彦氏の『UFOとポストモダン』(平凡社新書)です。このが興味深いのは、私たちが考える「現実の地平」がどんなものであるのかを、豊富な実例を元に考えさせてくれるからです。 ■木原氏は、見田宗介&大澤真幸&東浩紀による時代区分「理想の時代/虚構の時代/動物の時代」に並行して、UFOの意味論(木原氏は「UFO神話」と呼びます)を、「前期UFO神話/後期UFO神話/ポストUFO神話」に時代的に三区分します。 ■前期UFO神話の時代は1947年から始まり、後期UFO神話の時代は1973年から始まり、ポストUFO神話の時代は1995年から始まります。宇宙人の存在の如何は別にして、各意味論の要素が大きく異なるところから、各段階に対応する社会を見通せるとします。 ■宇宙人の形象に注目すると、「前期〜」は「白人型

  • 丸激本第三弾へのまえがき:IT化が突きつける価値選択  - MIYADAI.com Blog

    【丸激第三弾の位置づけ】 ■『漂流するメディア政治』『アメリカン・ディストピア』に引き続く、丸激第三弾だ。丸激とは「丸激トーク・オン・ディマンド」の略。インターネットでのニュース解説動画配信番組で、国際ジャーナリスト神保哲生氏と社会学者の宮台真司がレギュラー出演する。 ■毎週一回月曜日の配信で、既に250回を越えた。年間52週ほどだから、まる五年である。最初は二人でトークをする形式で始まったが、ここ二年ほどは毎回各領域のエキスパートをゲストとして招いて、より深く立ち入った議論を展開するという形になっている。 ■『漂流〜』『アメリカン〜』で述べた通り、神保と宮台の二人は、メディアと政治というショートスパンの第一軸と、歴史と環境というロングスパンの第二軸を、掛け合わせた問題設定をしている。『漂流〜』は第一軸優位、『アメリカン〜』は第二軸優位である。 ■今回は、政治よりもメディアに寄った上で

  • MIYADAI.com Blog - 丸激本の第三弾(IT篇)が間もなく春秋社から出版されます。

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 丸激の第三弾(IT篇)が間もなく春秋社から出版されます。 « 丸激トーク・オン・ディマンド更新しました。第246回 [2005年12月7日収録] | 丸激第三弾へのまえがき:IT化が突きつける価値選択  » の中に、最近の僕の活動を簡略に紹介する記述(発言)がありますので、その部分だけ以下にアップさせていただきます。 ──────────────────────── 宮台★さきほど、都市無党派層が増え、彼らが政治参加するようになったら、一度ネオリベ方向に思いきり振れた後、その揺り戻しで都市型リベラルができる可能性があるのだ、というふうに申しあげました。現実に可能で、かつ大規模な動きとしては、それしか期待できないというふうに思います。ドイツとの比較で、それを傍証してみたいと思います。 今回のドイツの総選挙を見ても、シュレーダー首

    hidedayo
    hidedayo 2005/12/17
    既に〈生活世界〉が空洞化した日本で、〈生活世界〉と無関係かつ不合理で不公正なコーポラティズムが覆い尽くしているのなら、一度ネオリベ化の極に振れることで、大掃除する必要があります。
  • M2第四弾への後書:小泉自民党大勝に見る「バカの壁」 - MIYADAI.com Blog

    ■M2シリーズも第四弾となった。お読みいただければ分かるように、今回収録分の期間内に、2005年9月の総選挙における小泉自民党大勝や、10月下旬のBSE関連の政治的決定(全頭検査解除、月齢20ヶ月以下輸入解禁)など、極めて重大なエポックが含まれる。 ■後書きの場を借りて、書の理解を支援すべく若干の補注を試みる。結論を言えば、我々は「自らの不安を鎮めたいがゆえの選択が、不安をむしろ増大させる」「自らの幸せを追求したいがゆえの選択が、自らの不幸をむしろ増大させる」という罠に完全に陥っている。 ■背景にある歴史的事象と、前景にある現今的事象を、順次説明したい。背景にあるのは、通念的な右翼左翼図式の無効化だ。これ自体クリシェとして頻繁に語られるものの、事態の歴史的背景と意味が十分に理解されているとは言い難い。ここにも実は大きな罠がある。 ■仲正昌樹が述べるように(『毎日新聞』10月17日号)旧来

  • MIYADAI.com

    【宮台】『動物化するポストモダン』、面白く読ませてもらいました。読者の方々には内容を説明しておいた方が分かりやすいでしょう。まず僕なりに粗筋をまとめます。 全三章ですが事実上は四部構成ですね。第一章が第一部に相当します。コジェーブはポストモダンにおいて優位となる「形式の戯れ」の嚆矢を江戸に見出したましたが、そのポストモダンな江戸(笑)の直系の子孫みたいにオタクを論じる傾向を、東さんは批判します。オタク文化の江戸起源論は誤りで、アメリカの影という断絶を挾んで理解するべきだと。リミテッド・アニメを典型例として挙げていますが、当はアメリカのようにしたかったのにアメリカのように出来なかったという劣等感を、いわば反転させて、特殊日的なものだからスゴイんだと胸を張る。アメリカの影を忘れたいのは分かるけど、歴史を捏造しちゃいかんぞよと(笑)。僕も、その卑屈さにこそ戦後の日性を見出すべきだと思う。

  • 一昨日上梓された宮台&北田暁大『限界の思考』に関連する文章をアップします - MIYADAI.com Blog

    ─────────────────────────────────────── 映画『グラン・ブルー』と『欲望』に、「ショボイ真実を知らぬが故に全体性の夢を見る」ウブな他者を愛することが、〈世界〉から〈社会〉への帰還の理由を与える奇跡を見出す ─────────────────────────────────────── ■与那国島を愛する者は誰でも、リュック・ベッソン監督『グラン・ブルー』(88)のモデルになった無呼吸潜水の世界記録保持者ジャック・マイヨールが、与那国島「海底遺跡」に深い興味を示し、何度も潜水探査したことは、嬉しく、誇らしかったろう。私も同じだ。 ■2001年暮れ、マイヨールが自死したと知って大きな衝撃を受けた。『グラン・ブルー』に「予告」されたような理由なのか。映画のラストで、妊娠したから〈社会〉に帰還して欲しいと泣いて請う恋人に対し、〈社会〉を捨て〈世界〉に身を投じる

  • MIYADAI.com Blog - 選挙結果から未来を構想するための文章を書きました

    ──────────────────────── 「過剰流動性に無自覚に棹さす段階」から「過剰流動性の不安に動転する段階」を経て「過剰流動性の不安に支配されない再帰的段階」へという政治的意味論の将来を映画『NANA』に見る ──────────────────────── ■総選挙が自民党の圧勝で終わった。NHKの調査(9月20日発表)によれば、自民党の支持率は5割弱にまで及ぶ一方で、勝ち過ぎだとの印象を持つ割合も6割弱いる。圧勝の 背景については後追い的な分析がなされているが、私が選挙前に公開した分析の枠内だ。 【選挙期間「前」の、選挙「結果」分析】 ■私の公式ブログ(http://miyadai.com)に選挙の二週間前に掲載した拙文を以下紹介する。選挙のキーワードは農村型保守=旧保守、都市型保守=新保守(新保守主義ではない)、都市型リベラルの、三つだ。小泉支持層のメインは旧保守でなく

  • 民主党がとるべき道とは何か(インタビュー) - MIYADAI.com Blog

    8月25日にアップしたものを再度(上にくるように)掲載します****** ■総選挙の見取り図となるキーワードがあります。「旧保守=農村型保守」「新保守=都市型保守」「都市型リベラル」です。 ■小泉政権の性質を見ると、小泉氏には、バラマキ政治に終止符を打つ正義感がありつつ、清和会的な金融族利権と、旧経世会への憎悪があります。正義感と利権と個人的感情の、重ね焼きなのです。 ■加えて外的事情として、今日的ポピュリズムと、米国の意思が重なる。まず石原慎太郎人気や9・11以降の米国世論動向と同種のポピュリズムがあります。国民の不安を煽り、鎮められるのは俺だけだと男気を示す、という伝統的戦略です。 ■また小泉氏は旧経世会的なカネやコネのバックかない分、米国をバックにしてきました。横須賀育ちなのもある。イラク自衛隊派遣から郵政改革まで、一貫した米国一辺倒。340兆円の「国民の虎の子」を狙う米国金融界は郵

  • 携帯電話の社会学的機能分析〜コミュニケーション変容の社会的意味(連載第三回) - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 携帯電話の社会学的機能分析〜コミュニケーション変容の社会的意味(連載第三回) « 丸激トーク・オン・ディマンド更新しました | 『ある朝スウプは』の高橋泉監督とのトークです » 【通信傍受法を不要にする携帯電話の位置情報】 ■携帯電話(という名前の携帯メール&ウェブツール)がもたらす社会の変化を検討する連載も、第三回の最終回を迎えました。今回は、ロンドン中心部の公共交通機関を狙った同時爆破テロも関係する、セキュリティ化、なかんづく、監視社会化の問題を検討します。 ■六年前、1999年の通常国会で、各界からの反対にもかかわらず、通信傍受法(盗聴法)が成立しました。詳しい内容は紹介しませんが、法案に反対する私が問題にしていたのは、国会報告義務が、個々のケースに及ばず、全体の統計数値だけに限られていたことでした。 ■通信傍受(盗聴)を許可

  • 戦後六十年の日本(インタビュー記事) - MIYADAI.com Blog

    サブカルチャーや援助交際、教育政治、天皇制…。多彩な切り口から、現代人の心性と社会の変容を明晰に読み解く気鋭の社会学者宮台真司さん。社会や実存の問題に対し、精力的に発言している宮台さんに、戦後六十年を迎えた日社会について聞いた。 宮台さんは、豊かになって価値観が多様化し、「幸せとは何か」が各人各様に異なる現在の社会を「成熟社会」と呼ぶ。「重工業中心の経済成長が終わり、サービス産業中心になるのが成熟社会。家族や地域の相互扶助が、市場や行政に肩代わりされ、生活世界が空洞化します。それまでは、生活世界にとって善きことが、人生や社会にとって善きことでした。生活世界が空洞化すると、何が善きことなのか分からなくなります」と説明する。「また、社会が不透明になります。上昇した利便性を支える仕組みが不可視で、リスクや利権が把握できなくなります」。 成熟社会は物質的に豊かで情報量も多い。一見すると人々がま

  • MIYADAI.com Blog:理解できた上で「あり得ない思い違いだ」と感じたにせよ……

    ──────────────────────── 理解できた上で「あり得ない思い違いだ」と感じたにせよ、それでも他者の主観性を尊重して「尊厳死」を認めなければならないか、との問題提起を映画『海を飛ぶ夢』に見出す ──────────────────────── ■91年4月に東海大学付属病院医師が入院中の末期癌患者に塩化カリウムを注射して死亡させる「安楽死事件が起きた。意識不明の患者に生前の意思表示のなかったことが争点となり、95年に横浜地裁で有罪判決が出た。その際に提示されたのが安楽死四条件である。 ■第一に、治療法のない末期患者で、第二に、耐え難い肉体的苦痛があり、第三に、苦痛除去の手段がなく、第四に、人の意思表示がある場合に限り、消極的安楽死(治療行為の打切り)以上の積極的安楽死(積極的に死を招く行為)が合法的たり得るとするものだ。 ■検察側も弁護側も控訴を断念したことで、安楽死

  • MIYADAI.com

    Fatal error: Call to a member function on a non-object in /home/miyadai/public_html/nucleus/plugins/NP_LinkList.php on line 159

    hidedayo
    hidedayo 2005/05/28
    ライブドアによるニッポン放送買収問題をどう捉えるか
  • 1