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社会階層と論文に関するhigh190のブックマーク (2)

  • サポート校生徒と大学進学行動

    稿の目的は,高校中退経験を持つ私立通信制高校サポート校(以下,サポート校)生徒の大学進学行動の事例に着目し,サポート校を経由した非直線的な大学進学行動(教育達成)の実態とその構造を明らかにすることである。そのため,稿ではサポート校X学院V校生徒の大学進学行動に焦点を当て,「前籍校の履歴現象効果」という観点から分析を試みた。 稿の主な知見は以下の3つである。第1に,高校中退経験を持つ生徒によるV校経由の大学進学行動の際,葛藤を経て離脱した前籍校という特性が,V校において残存効果を持ち,新たな仲間集団での相互作用を通じて大学進学アスピレーションの(再)加熱を支える独自の資源として機能していたこと。第2に,V校での進路指導場面においても前籍校という特性が機能し,スタッフは各生徒の前籍校の履歴現象効果を巧みに活用して志望大学のランクをそれぞれ調整し,V校の進路資源を傾斜的に配分しながら,生徒

  • 新自由主義時代への社会変容の下での生活困難層の子育て・教育,生活

    稿の課題は,新自由主義時代へと社会のあり方が変容する中で,生活困難層の子育て・教育,生活にいかなる変化が生じているかを検討することである。生活困難層の子育て・教育,生活の実態は,私たち共同研究グループが,北日の大都市B市のある大規模公営団地の居住者を対象として,1990年前後及び2010年前後の2回にわたって実施した調査によって得られたデータに基づいて把握した。その際,社会哲学者の後藤道夫の大衆社会論に依拠し,大衆社会統合と新自由主義的諸施策によるその再収縮という観点から社会の変容を捉えた上で,生活困難層の子育て・教育,生活の実態の変化の性格を掴もうと試みた。 大衆社会統合は,全体社会の既存秩序に適合的な一定の生活様式を,大衆に自明視させることによって成立する。日の大衆社会統合の場合,個別家族ごとに,その諸局面で競争的関係に組み込まれつつ働き暮らすという社会標準の示すところが,その自

    high190
    high190 2016/07/20
    “生活困難層は,個々の個人・世帯で日々の生活やその困難にやりくりをつけようとして,結局のところ依然として統合の下にあるというのが,この時点の実相”
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