進まないですよね。うん。 一番の理由は「めんどくさい」からじゃないかなあなどと思ったりもするのですが、まあ、それはさておき。 今、手元に佐藤多佳子の「しゃべれども しゃべれども」(新潮文庫)があるのですが、これの奥付を見ますと「平成十九年 四月二十五日 十刷」と書いてあります。 これを時限再販にして、(期間は例えばですが)平成二十年の四月二十五日以降は値引きしても良いよということにしたら、誰か損をするのかしら? とまあ、そんなことをふと思ったのですよ。 委託販売制では小売店の在庫リスクは消えても、流通全体としては在庫の問題はどっしりとした存在感を誇っているわけでしょうから。 新刊書店に勤めた経験は無いので詳しいことはわかりませんが、普通、入荷してから一年もその商品が残っているとしたら、それは小売にとっても厄介者なわけで。 そういった商品を「その気になれば値引きできる」仕組みをつくることは、