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ブックマーク / banraidou3rd.hatenablog.com (111)

  • 私が「本屋をLANのホットスポットやすれ違い通信スポットに」という提言に素直に感心できない理由 - 万来堂日記3rd(仮)

    第23回 緊急提言「屋をLANのホットスポットやすれ違いスポットに」 | ポット出版 これをその提言の通りやっても失敗するだろうなあ、と思います。 なぜかというと、屋にこれらの設備があるよりも、屋以外にこれらの設備があった方が便利じゃないかと思うからです。 上記リンク先の中で「他業種」での成功例があることが示唆されておりまして、それっておそらくニンテンドーDSステーションやPlayStation Spotであったりすると思うのですが。 ゲームも商っている身から致しますと、確かにお客さんはいらっしゃいますよ。子供がわーわーきゃーきゃー。DS持って座り込んでるのを立たせるのもありふれた光景ですわ(椅子用意しろやって話ですな)。 ただ、それが店の客数増や売上増にそれとわかるほどプラスの影響を与えているかというと、ちょっと疑問ではありますが。 それよりもなによりも、これらの例というのはメーカ

    私が「本屋をLANのホットスポットやすれ違い通信スポットに」という提言に素直に感心できない理由 - 万来堂日記3rd(仮)
    himagine_no9
    himagine_no9 2010/02/18
    ハシゴできるくらいホットスポットが増えて欲しいというのはあるね。現状、特定の喫茶店やファストフード店に入らないと無理だもの。 / ネタ元がNintendo DSを例示するのでも分かるように、WiFi端末はかなり普及してる。
  • よしもとばなな氏の事例にみる雪だるま式クレーム - 万来堂日記3rd(仮)

    よしもとばななさんの「ある居酒屋での不快なできごと」 - 活字中毒R。 はてなブックマーク - よしもとばななさんの「ある居酒屋での不快なできごと」 - 活字中毒R。 いやぁ、上記のエントリ。私もよしもとばなな氏に批判的なブックマークコメントを残したクチでしてね。どこが酷いと思ったかというと、よしもとばなな氏の自己正当化の部分なのだけれども。まあ、それは置いておこう。 ブックマークコメント100字でバカ呼ばわりされるのもゲンナリするので、じゃあもっと字数を使って思うところを書いてみようか、と。 ただ、批判、ではなくなりますわな。この件で私が批判したいと思ったのは上記自己正当化の部分のみなので。 クレームって、こういう風に起こるよねえ、そうだよねえ。といった「うんうん、わかるわかる」的なね。 クレームというのは、もちろん店側の落ち度が重大なものもあれば、お客さん側が悪質なものもあるのだけれど

    よしもとばなな氏の事例にみる雪だるま式クレーム - 万来堂日記3rd(仮)
  • 先日、ヱヴァンゲリヲン破 見てきました。 - 万来堂日記3rd(仮)

    先日、仕事終わってから無理矢理レイトショーに行って、新劇場版ヱヴァンゲリヲン破、見てきました。 いやあ、非常に楽しかった。できればもう一度くらい見に行きたい。 まあ、それはそれとして、ネタバレ含みの感想、書いておきます。 いやあ、随分変わってしまったのは、やはりここ10年の(15年、かな?)時代の流れを反映しているんだろうなー、と、いたって凡庸な感想ですが。 TVでは序盤は良質なアクションと謎の提示で視聴者を引っ張った挙句、僕はここにいていいんだとか、みんなから「おめでとう」と言われて承認されたりとかで終わっちゃったわけじゃないっすか。 劇場版は、そこらへん全部置き去りにして、グロテスクな映像美や、オタク文化に対する批評性をにおわせたりで押し切っちゃった、と。 で、十数年たった。 あの頃、自己を肯定できずに苦しんでいた少年・少女や、劇場版でとってつけたようにお前ら気持ち悪いんだよと言われた

    先日、ヱヴァンゲリヲン破 見てきました。 - 万来堂日記3rd(仮)
  • アーカムの意欲的な取り組みに、作家さんはコメントしてほしいし、ぜひコンタクトを取って欲しい。 - 万来堂日記2nd

    アーカム:中古の利益をアーティスト、著作権者に還元すること。 弊社で販売した中古の利益の一部を著作者に還元することを約束します。 割合は著作者との協議の末決定しますが、現時点ではアーカム買取査定額の3%(販売額の1%程度)からスタートします。 販売額でなく買取額を基準値にしているのは、販売データの取得が店舗では現在、いい方法が思いつかないためです。 通販サイトアーカムブックス(http://www.arcam-b.com/)で購入されたお客様にお付けするポイントを投げ銭方式でユーザは作家さんにポイントをあげることができます。 (ニコ動の「提供」みたいな仕組みです。(ポイントを現金化するかは要検討です。) 要はお気に入りの作家さんの活動を応援するパトロンになるということです。パトロン参加リストなどを表示可能にし、作家さんとのつながりを感じる事ができます。 「売上が良くないのは新古書店のせ

    アーカムの意欲的な取り組みに、作家さんはコメントしてほしいし、ぜひコンタクトを取って欲しい。 - 万来堂日記2nd
  • 疲れ切った状態でDNPについて書いてみるよ! - 万来堂日記3rd(仮)

    ※7時間ほど残業してきたので、頭がグダグダです。 大日印刷や丸善やTRCや小学館や講談社や集英社や丸善がブックオフの株を取得したというので大騒ぎだよ! やっほう! D・N・P! D・N・P! ブックオフ株3割取得 出版不況背景に講談社、小学館、集英社など - MSN産経ニュース NHKニュース 出版大手 ブックオフ株取得へ DNP 大日印刷ニュースリリース 講談社、集英社、小学館およびDNPグループによる ブックオフコーポレーション株式会社の株式取得について ブックオフ株を大日印刷、講談社、小学館、集英社らが取得へ - 【海難記】 Wrecked on the Sea DNPと出版大手三社がブックオフ株を取得!? - 屋のほんね DNPは丸善(書店)、TRC(取次)、主婦の友社(出版)、早稲田セミナーの予備校事業などに続いて、新古書店にも一枚噛んだことになるよ! きっと次はマンガ喫

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  • 文化庁が委員会から外した人・団体の発言を検索してみたですよ - 万来堂日記3rd(仮)

    著作権制度の根的なあり方を議論する委員 - Copy & Copyright Diary こちらの記事で、id:copyrightさんが、文化審議会著作権分科会基問題小委員会の委員の選び方について不安感を表明してらっしゃるですよ。 で、エントリの最後に、今回の委員会で外された人たち、及び外された団体から出席していた人たちをリストアップしてくれているわけです。 で、議事録を適当に検索してみて、外された委員の発言を引用してみようという、そういう趣向でございまして*1。 もちろん、引用なんていくらでも恣意的にできるわけで、私が皆様に誤った印象を植え付けようとしているという可能性を、ゆめゆめお忘れなきよう。皆さんも私なんぞに騙されないように、議事録見てみると面白いと思いますよ。 では、はじまりはじまりーー。 上野達弘氏の発言 文化審議会 著作権分科会 過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会

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  • Googleブックサーチは問題であるから、俺たちに優しくしてくれ - 万来堂日記3rd(仮)

    勤務先に流対協からこんなFAXが流れてきた。さっき確認したらブログにも同内容の記事がアップされていたのでリンクしよう。 Googleショック|こんながあるんです、いま まだ分からないことが多いが、特に出版社に問題なのは、そもそもこの件の当事者になれるのかということである。出版社は、一部の編集著作物を除けば著作権者ではないし、レコードのような著作隣接権もないので、この点では当事者となれない。となると、著者から出版社、出版社から著作権等管理事業者に許諾を委託してGoogleと交渉するしかあるまい。幸い流対協有志で結成した日出版著作権協会(JPCA) がある。ここを通じて交渉しながら、早急に著作隣接権を獲得する運動を推し進める必要がある。 つまり、「このままだと俺たちハブられちゃうから著作隣接権作ってくれよ」という主張だ。個人的には、自分たちが儲からないから新たな権利を作ってくれというのは、

    Googleブックサーチは問題であるから、俺たちに優しくしてくれ - 万来堂日記3rd(仮)
  • 出版業界は膝を折れるのかね? - 万来堂日記3rd(仮)

    講談社が大赤字だったり、出版敗戦なる文字をよく目にしたりする今日この頃。 図書館をターゲットとした公貸権や中古販売をターゲットとした消尽しない譲渡権、マンガ喫茶をターゲットにした展示権や出版物の著作隣接権といった権利の創設を求める動きも、若干のタイムラグを置いて再び活発化してくるのではないかと思うのだけれど、その時、出版業界がどのような主張をしてくるかに興味がある。 「出版敗戦」という言葉で面白いと思うのは、出版が何かと「戦っていた」という意識を反映しているところだ。では、彼らは何と戦っていたのか。 それは図書館やマンガ喫茶、新古書店といった、同様に書籍を扱うサービスであったというのが、偽らざる感想である。 そんなことやっている間に、「書籍」や「雑誌」のパイはどんどん小さくなり続け、広告も減った。 今ならば「戦う相手が間違っていたのではないか」とか「戦うのではなくて飛び込んでいくべきではな

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  • ブルーレイディスクへの補償金課金アピールがこれほどまでに紛糾することの意味とは - 万来堂日記3rd(仮)

    権利者団体が「ブルーレイへの課金まだですかー?」とアピールを行った。 デジタルチューナのみで補償金逃れのレコーダには「法的処置を」 「ブルーレイ課金は当然、早期実施を」権利者団体が意見表明 で、非難轟々である。(こちらとこちらがそれぞれのページのはてなブックマークの状況。報道への反応としてとしてアップされたブログのエントリはどのくらいあるか把握してないけれど、目についたところでは いまだに同じ主張の繰り返し・・・もはや補償金に賛成する理由はない - 録画人間の末路 著作権ヤクザがBDへの補償金について何かのたまっているようです - たこわさ といったところだろうか) 実は私自身は、権利者団体がブルーレイディスクへの課金アピールをすること自体にはさほど反感を持たない。現在DVDやCDに課金されているのを是とするならばブルーレイディスクへの課金はその線に沿っていると言えるし(HDDとかSSDと

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  • 三田誠広氏発言集 - 万来堂日記3rd(仮)

    昨日はやっつけぎみに5分ほどでエントリを殴り書いたのですが、フォローも兼ねて、いい機会なので三田誠広氏の発言を振り返ってみましょう。 ITmedia News:「著作権保護期間の延長を」――権利者団体が要望書 ネット時代も意識 2006年9月の記事です。 「日の作家は20年分の権利をはく奪されており、創作意欲の減退につながる。海外の著作者からは『なんで日は保護期間が短いんだ』と言われ、日は著作物を大切にしない国だと思われてしまう」――協議会議長で、日文芸家協会の三田誠広氏はこう訴える。 著作権の保護期間延長がクリエイターの意欲にいい影響を与えるという、インセンティブ論って奴ですね。 著作権保護期間、作家が選べるシステムを」――延長めぐる議論再び (1/2) - ITmedia News これは2007年3月の記事です。 延長賛成派の三田さんは、ネット上に権利者を網羅するデータベース

    三田誠広氏発言集 - 万来堂日記3rd(仮)
  • 三田誠広氏がとうとうおかしなこと言い始めた件について - 万来堂日記3rd(仮)

    著作者検索ポータル、権利者団体が開設 保護期間延長は「金の問題ではない」 - ITmedia News 三田誠広氏がこんなこと言ったそうだ。引用する。 「欧米では70年に延長されているのに日だけ50年で切れている。アルベール・カミュやアーネスト・ヘミングウェイ、谷崎潤一郎、江戸川乱歩がもうすぐ死後50年を迎えるが、カミュやヘミングウェイの著作権保護期間はあと20年残り、谷崎や乱歩は切れる。谷崎や乱歩が、カミュやヘミングウェイに劣るとは思っていない。日だけ保護期間が短いのは、創作者としてたいへん残念だ」 な、なんと! そんなひどい国があるのか! この点、日はもちろん安心であって、カミュもヘミングウェイも谷崎も乱歩も、等しく死後50年で権利の保護期間は満了する。まあ、戦時加算とかの問題はあるけれど*1。 いやぁ、この程度のことしか言えなくなっちゃってるのかなぁ。だとしたらもう表には出てこ

    三田誠広氏がとうとうおかしなこと言い始めた件について - 万来堂日記3rd(仮)
  • 文化庁のアンケート結果はまだでてないから、元になった調査を読んでみよう!(1) - 万来堂日記3rd(仮)

    ご存知の方はご存知の通り、文化庁がアンケートを行っております。 「著作物の利用についてのアンケート調査」 読んでいただくとわかるように、全国87か所からランダムに選ばれた人を対象としたものの他に、先日まで募集されていたパブリックコメントに意見を送った人へもネット上でのアンケートという形で同様のものが実施されます(というか、私のところにもメールできまして。回答しました)。 このアンケートはどのようなものかというと、Copy & Copyright diaryさんが簡単に紹介されています。 文化庁のアンケートの概要 - Copy & Copyright Diary さらに、この調査は元になった調査があるそうで、その調査についてはこちらので読むことができます。 チャレンジする東大法科大学院生―社会科学としての家族法・知的財産法の探究 作者:太田 勝造商事法務Amazon 文化庁のアンケートでも

    文化庁のアンケート結果はまだでてないから、元になった調査を読んでみよう!(1) - 万来堂日記3rd(仮)
  • 2008-10-20

    レコ協の生野委員が「ダウンロード違法化」を強硬に主張している裏でこういう数字が発表されてるってところに人生の皮肉を感じざるを得ない。 http://www.riaj.or.jp/data/monthly/2008/200809.html 彼らは何を守ろうとしているのか。 えーとね。 http://twitter.com/banraidou/statuses/967238011 http://twitter.com/himagine_no9/statuses/967239234 http://d.hatena.ne.jp/banraidou/20081020/1224497546 と、いうわけで、うちのブログは違法なコンテンツを含んでしまいました。 おりしも http://twitter.com/tsuda/statuses/967101571 ダウンロード違法化が話題の今日。うちのブログが

    2008-10-20
    himagine_no9
    himagine_no9 2008/10/20
    まことに遺憾です。
  • みんなで「僕って何」を読んで、死後何年分権利を保護する価値があるか言い合ってみようぜ - 万来堂日記3rd(仮)

    津田さんが絶望した文化審議会での里中委員・三田委員らの発言 - Copy & Copyright Diary 発言としては、三田委員は以前から同じ内容を繰り返しているだけなので、めんどくさいから検討しない。 この人、個人の意見言ってるっぽい時と、委員としてのポジショントークしてるっぽいときの差が激しすぎて、めちゃくちゃなんだよなぁ。 ただ、どうしてもいたずら心を抑えきれなくなってしまったのが以下の箇所。 谷崎潤一郎の作品は50年分の価値しかないのか,これは日人が文化というものをどういうふうに捉えているかということにかかわってくるだろうと思います。 これ、「わかりました。谷崎潤一郎作品には確かに死後70年分の価値がありますので、谷崎潤一郎作品については保護期間を延長しましょう」とか言われたらどうするのかね(笑)。「この作品には価値があるから保護期間を延長すべきだ」というロジックからは、どう

    みんなで「僕って何」を読んで、死後何年分権利を保護する価値があるか言い合ってみようぜ - 万来堂日記3rd(仮)
    himagine_no9
    himagine_no9 2008/09/13
    俺、作品評価の時に“幾ら払えるか”で数値化することがよくあるんだけど、“死後何年の保護に値するか”で評価するってのも手かも知れないね。 / もっとも評価ってのは時によって変わるからネタにしかならないけど。
  • 当たり前だが「万引き」対策には毅然とした態度など大して有効ではない。それならば…… - 万来堂日記3rd(仮)

    私は「万引き」という言葉が軽くて大嫌いなので、この文章では「万引き」ではなく「店内窃盗」という言葉を使おうと思う。まあ、いま思いついただけだが。 夏休みなので店内の見回りを増やしたところ、いや、店内窃盗犯が大漁である。こいつらの人生がこの先不幸なものにならんことを。自らの不注意で周りの人には迷惑をかけずにどうにかなってくれると、私としてはとても嬉しい。 先日、洋販ブックサービスに支援する旨を表明したことでブックオフに注目が集まった。出版の人や新刊書店の人がブックオフをはじめとする新古書店について語る際、ほぼ必ずといっていい程出てくるのが店内窃盗の話だ。 それで、だ。以前から不満に思っていたんだが、その際には「店内窃盗には毅然とした態度で」とかいった、精神論めいて具体性など欠片もない言い方がなされることが度々あって。いや、お前何言ってるんだ、と。まあ、実際にやったことがない仕事のことはなかな

    当たり前だが「万引き」対策には毅然とした態度など大して有効ではない。それならば…… - 万来堂日記3rd(仮)
  • ありむー乙の件について - 万来堂日記3rd(仮)

    ぼくの描いたこなかが絵がニコニコ動画に無断転載された話 - E.L.H. Electric Lover Hinagiku まず最初に、id:y_arimこと有村さん。馴れ馴れしく「ありむー乙」などと書いてしまって申し訳ない。いや、このフレーズが気に入ってしまって、どうしても使いたかったのです。 さて、なんかいい具合に議論が沸騰したり煮こぼれたりしている上記エントリのコメント欄・ブクマコメント・派生エントリであるけれど、ちょっと整理したくなってこのエントリを書いている次第。 起きた事柄を整理すると ・有村氏が原作の権利者に無許諾でらきすたのイラストを書いて公開 ・さらにそれがニコニコ動画に他の人のイラストや楽曲と一緒に無許諾で転載 ・有村氏はごく個人的な理由により自分が書いたイラストの無断転載については特に権利を行使しないことを表明 と、以上である。シンプル! 話がややこしく見えるのは、「権

    ありむー乙の件について - 万来堂日記3rd(仮)
  • 俺は予約がしたい。多分したいと思う。したいんじゃないかな。ま、ちょっと覚悟はしておけ。 - 万来堂日記3rd(仮)

    asahi.com(朝日新聞社):「返品自由」か「責任販売」か 小学館、書店に選択肢 - 文化トピックス - 文化 個人的にはこの動き、あまり評価していないのだけれど、流通改善のための取組の第一歩であることは理解できる。 で、私がなぜあまり評価していないかというと、この施策、「さあ書店さん、いっちょリスク負って勝負してみませんか? 応援しますよ!」というものではないと思われるから。 ひとつには再販制は依然この商品に関してもバリバリ有効であるということ。「いよっしゃ、利益率がいいんなら、いっちょ多く仕入れて仕掛けてやるぜ!」という目論見が残念ながら外れてしまった場合、書店は余剰在庫を値引きもできないまま抱えることになる。 もうひとつは(まあ、試験的な導入であるということなんだろうけど)対象となるが『ホームメディカ 新版・家庭医学大事典』という、勝負を仕掛けるというよりはご家庭に一冊、息が長

    俺は予約がしたい。多分したいと思う。したいんじゃないかな。ま、ちょっと覚悟はしておけ。 - 万来堂日記3rd(仮)
    himagine_no9
    himagine_no9 2008/07/24
    さだネタで来るとは思わなんだ →タイトル。
  • 痩せない新古書店職人の朝は早い - 万来堂日記3rd(仮)

    ブックオフが出版業界から嫌われるホントの理由 : 2008-07-06 - 屋のほんね 上記エントリ、続編にwktkなわけだけれども。きっと新刊書店員のブックオフ体験記みたいなものが読めるのかなぁなどと勝手に期待していたりするんだけれども、いや、どんな商売でも実際にやってみないとどんな仕事かは案外わからないもの。新古書店のやっている仕事というのを、まあ思いつくままに適当にあげつらっていこうかと思う。来るべき屋のほんねさんの続編エントリと併せて読んでいただければなあなどと。 ・買取 新古書店はお客さんからを買い取る。どのくらい買い取るかは店の立地によるし規模によるし季節にもよる(そう、季節的な変動がとても大きい。年末と引っ越しシーズンは殺人的な量が押し寄せ、若手社員が退職を決意したりアルバイトが辞めたりする)。 買い取る量は私が勤めていた店だと平日で600冊〜1200冊、土日祝祭日で1

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  • MADを巨人の肩に加えるのか - 万来堂日記3rd(仮)

    私事が立て込んでいてネットをスルーしていた間に……いや、飲み会いったりカラオケ行ったりしてただけなんだけど……ニコニコ動画とMADに関連した動きに刺激される形で、MADについての面白いエントリがいくつも上がってきている。 で、なんというか、あくまで個人的にはなんだがね、MADの創作性をいうのを否定的にとらえている人というのが、いや、これは予想以上に多いんだなと。信じられない。 いや、全員、90年代通過してきたはずだよな? MADに否定的な人、90年代にサンプリングが音楽に与えたインパクトを意図的に無視していないか? 例えば、Forget Me Notsをまんまサンプリングしたような音楽(有名なところだとWill SmithのMen In Blackか)って、そのクリエイティビティを否定されるべきなのか? いわゆる大ネタ使いはそのクリエイティビティを否定されるべきなのか? それが社会として好

    MADを巨人の肩に加えるのか - 万来堂日記3rd(仮)
    himagine_no9
    himagine_no9 2008/07/06
    サンプリングを使った音楽が評価されたのはサンプリングという手法だけを評価したものだったのか否か。 / 市場の形成が鍵になるのはその通り。 / 俺は、リスクをとってビジネス化できる人間が登場するかだと思う。
  • グールド「人間の測りまちがい」は全人類必読の名著だお - 万来堂日記3rd(仮)

    ご存知グールドの「人間の測りまちがい」が嬉しい文庫化。この機会に全国民このを読むといいと思うお。 書の邦訳につけられた副題は「差別の科学史」。 ごく簡単に言うと書は、科学が人種差別や階級差別・および差別的な政策にどのようにして理論的バックボーンを提供し、かつ、その研究自体もいかに差別の影響を受けていたかを丁寧に論じたもの。 言い換えよう。素朴なイメージでは政治とは無縁で、事実の探究・真理の探究を第一義としているはずの科学というものが、実は政治と相互に大きな影響を与えあっているということを、事実を元に論じただ。 グールドは論点を明確にするために、取り上げるケースを絞った。つまり、人間の知能というものが一直線にプロットでき、それが遺伝的に固定されているという主張を、19世紀からさかのぼって検討しているのだ。 グールドが巧みな点は(そしてこれは半ば科学史も専門にしているグールドの特徴でも

    グールド「人間の測りまちがい」は全人類必読の名著だお - 万来堂日記3rd(仮)