■楽しむためには「責任」必要 シルバーウイークの深夜。東京・赤坂の路上に駐車し、パソコンで仕事をしていたら、怪しんだ警察官に職務質問−。その瞬間に「職質なう」と投稿できなかったと、愛用するミニブログ「ツイッター」で悔しがり、ネットユーザーの笑いを誘った。 ツイッターを利用し、取材現場をリアルタイムに伝えてきた。最近では、ツイッターでの中継は「tsudaる」と呼ばれるようになった。ユーザーの視点も持つジャーナリストとして、講演会やシンポジウムの依頼が絶えない。 著作権法改正にも携わった。文化庁の「私的録音録画小委員会」。不正に配信されたと知りながら、ネット上のコンテンツを複製することを禁じる「ダウンロード違法化」が審議されたときには、真っ向から反対した。「合法だろうが、違法だろうが、いろいろなものを閲覧できることがネットの社会的効用だ」 自らを「ネット第一世代」という。大学時代、普及