ジャイロのドリフト補正方法がいろいろあるようですが、比較的情報の集めやすいカルマンフィルターと相補フィルター(簡易)の実装と簡単な比較検証、ドリフト補正の効果確認を行ってみました。 検証にはArduino/Genuino 101 を使用、内蔵されている6軸センサー(ジャイロ、加速度)をそのまま利用してます。 まずはドリフトの発生具合を確認してみました。 ▼Arduino101/Genuino101 ジャイロドリフト▼ ジャイロセンサーの取得値(角速度)を単純積分して角度を算出してます。水平に置いて放置しているだけですが、1分ほどで 1.0° 程度のドリフトが発生しました。ドリフトの発生具合は環境や固体差が出るかと思います。 カルマンフィルターも相補フィルターも、ジャイロのドリフト補正には【加速度センサーからの角度算出値】を使用します。 そこで、加速度センサーからの角度算出値を確認してみたと
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