最初に試す人がいる=映画「否定と肯定」公開-主人公の米女性教授語る インタビューに応じる米エモリー大のデボラ・リップシュタット教授=10月25日午後、東京都千代田区 「ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)は存在しなかった」と主張する英歴史家を著書で批判したところ、名誉毀損(きそん)で訴えられ、ホロコーストの実在を法廷で証明することになった米女性教授の実話を描いた映画「否定と肯定」(2016年、ミック・ジャクソン監督)が8日、日本でも公開された。トランプ米大統領らにまつわる「偽ニュース」の話題が世界であふれる時期の公開となったが、映画の主人公のデボラ・リップシュタット米エモリー大教授は、一見すると荒唐無稽な主張でも「最初に試す人がいる」と警告している。 〔写真特集〕アウシュビッツの記憶 来日時に時事通信の取材に答えた。「事実を調べ、自分の意見を言うのはいい。しかし、人間が言葉で